見返り | 20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫でフォークリフトを使っての仕事経験を活かした現場で培ってきた仕事術をお伝えします。

人は、誰かに必要とされる事で、初めて存在価値を見出せるのだと思う。

その為に、誰かに気に止めてもらいたい、褒められたい、認められたいと言う思いがあると思う。

色々な本に、相手を認める事の大切さと必要性が書かれていると思う。


もう少し身近な事に視点を移すとしたら、ペットだろう。

ペットを飼っている人なら判ると思うが、慣れると本当に可愛いのと同時に必要とされていると感じるのではないだろうか。


自分の家にも犬とインコを飼っているが、犬の方は、仕事から帰ると車の音を聞いただけで待っている。

何を待っているかと言うと、うちの犬は、気が弱いのか、臆病なのか分からないが、散歩には行きたがらない。

その代り、小さい庭でじゃれつて走り回っている。


インコは、手乗りにしているので、基本的に自分が家にいる時は、カゴの出入り口は開けて、出入り自由にしていが、必ず、開けてすぐは、自分の肩にとまってくる。


世話をしているから、当り前と言うかもしれないが、その世話には、このような見返りなど求めては誰もいないはず。


見返りを求めないと言う事が、一番大事な事ではないかと思う。

相手を褒める事、認める事など、その行為によって見返りを求めていては、本当の意味で、相手の事を褒めたり認めたりした事にならないのではないかと思う。

相手から必要とされるには、見返りを求めない事が大前提になるのではないかと思う。


相手に見返りを求めてしまうかどうかは、お互いの関係に大きく関係してくるのではないかと思う。

そして、見返りを求めない関係は、信頼関係に通じるものがると思う。

強い信頼関係で結ばれている場合、相手に見返りを求める行動はしないのではないかと思う。

それは、見返りを求めなくても、形などを変えて戻ってくるからではないかと思う。

10年ぐらい前の事だが、仕事で関わっていた運送業者のドライバーの人から、部品が少し足りないからと言って、普通に買ったら7000~8000円ぐらいのパソコンラックを貰った事がある。

その運送業者だけかもしれないが、部品が少し足りない場合、商品を買い取って、社内で配っていたらしい。

今の時代では、考えられない事だと思う。

もちろん、部品が少し足りないと言っても、きちんと使えて、10年経った今でも使っている。


これも、一種の見返りではないかと思う。

むろん、こんな見返りを求めて、その運送業者の人に接してきたわけではない。

これは、お互いの信頼関係が大きく関わっているのではないかと思う。


誰かから必要とされる為の行動の裏には、見返りを求めない行動が基本ではないかと思う。