鉄板 | 20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

20年以上の倉庫でフォークリフトを使っての仕事経験を活かした現場で培ってきた仕事術をお伝えします。

「カンブリア宮殿・部下を必ずやる気にさせる“人材育成術”教えます」(http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/bn/080630.html )を見て。


ゲストは、お好み焼きチェーン 「千房 」社長:中井 政嗣(なかい・まさつぐ)氏

中井氏が考えた組織形態である社長が底に位置する逆三角形。

これは、縄文アソシエイツ のヘッドハンターの古田 英明氏も同じ組織形態を考えていた。

古田氏は、


「逆三角形の底を支える、これが日本のリーダー。

日本の社会が、人類社会も、そうだとも思うだけど。

特に日本の中で求められているリーダー像かなと。」


と語っていた。



そして、中井氏は、


「一番上のお客様は言うまでもありませんが、続いて社員・アルバイト・パート・フリーターである、この人達が一番、お客様に触れている部分ですから、この人達がどうかによって、売り上げや会社の衰退が変わってくるから大事なんです。」


と語っている。


全国店長会議では、店の運営がマンネリ化している事に対して、喝を入れるために「人は、どんな所に集まるかと、店長たちに問い。」、その反面、夜は、社長の馴染みのお店に店長たちを連れていき、ネクタイを外し、蝶ネクタイにして、中井氏が率先してオンとオフきっちり切り換えて、社員と接している。

仕事は仕事、遊びは遊びときっちり切り換えるあたりは、本田宗一郎氏を思い起こす。



中井氏は、どんな社員も変わると自らで決め、その決めた事に従い、行動に移している。


そして、中井氏は、


「私は、皆さんを両手を広げて迎えました。

青春を、しいては、人生を預かった。

そんなつもりでお迎えしております。

どんな事があっても、見捨ては致しません。」


と語っている。


中井氏の言葉の中の「どんな事あっても、見捨ては致しません。」と言うのが、従業員に対する縦軸にあたり、揺るぎない決意の表れではないかと思う。

そして、縦軸に対して、横軸は、その従業員の人材育成法にあるのではないかと思う。


お店を始めた当初は、お客様が集まらず、色々な方法を考えたが、他の人はなかなか思い付かない事だが、中井氏にとっては、


「私にとって、自然で当たり前の事で、そんなことは、なんで気づかへんの。」


と語っている。


番組内で「中井流 心をつかむ話術」と言うのが紹介されていた。


1:細かい”数字”にこだわる。

 ・具体的な”数時”が説得力を生む。



2:”決めセリフ”が勝負。

 ・ここぞと言うポイントは、ためて聴かせる。



3:小学生でも分かる“例え”。

 ・相手に対して、自分がどんな想いで、どんな気持ちでしゃべるのかが重要。


そして、人材育成術も紹介されていた。


1:上司は手本を見せる。

 ・部下が嫌がる事ほど効果は絶大。



2:小さい目標を持たせる。

 ・自分で目標を立てる事で、自らの目的意識を持たせる。



3:些細な事でも褒める。

 ・褒める事で部下をやる気にさせる。


この三つテクニックと言うよりも、


「その時に、相手をしっかり見つめますね。

見つめて、頷いて、微笑みます。

で、「お前、すごいやんか」・「できるやんか」と褒めます。

「できるやんか」と言うのは、2つの意味ありますね。

「そんなん、できるやんか」と言う”励まし”と「すごいね。できるやんか」と言う“ねぎらい”があるんですね。

”励まし”と”ねぎらい”、この言葉を絶えず、念頭に入れながら喋らないとアカンと思っているんですね。」


と中井氏は語っている。


従業員に対しては、


「「従業員は平等」とか言いますけども、きっちり差別してますね。

なぜならばm、”えこひいきい”しています。

どう言うところにえこひいきしているかと言えば、末端の出来の悪い者に関して”えこひいき”していますね、そこに目をかけてる。

例えば、遅刻はするは、夜逃げはするは、帰ってきたら2回目の夜逃げしたり。

本来、3日以上、10日も夜逃げしたらクビです。

でも、クビにしないんですね。

人事に聞いたら、「彼は別格ですから」と。

非行少年なんですね。

他の従業員が、「社長、ウチは何でもありですか?」と。

「何でもありではありません。」人を見て法を説いている。

「もともと、それは想定済みだから、君は違う。君は3日逃走したら、もうクビだ。」

ですから、落ちこぼれみたいな者を採用する事によって、何が大事かって言ったら、幹部が育つんです。

店長が育てているように見えるけども、実は、店長も、その子に育てられている。

だから、我々、外食産業と言いますけども、まさに共に育つ“共育”産業やと思いますね。」


と中井氏は語っている。



共に育つ産業。

確かにそうなのかもしれない。

現場に入り、従業員、一人一人を気にかけ、常に声をかける。

そうする事で、相手は存在を認められ、居場所を持つ事が出来る。

自分の居場所があり、存在を認められる事ほど、自信と安心感を与えるモノはないのではないかと思う。

特に外食産業は、一人一人、別々に頑張るのではなく、お店の従業員、全員で同じ想い・目標で頑張る方が、効果は相乗的に上がるのではないかと思う。

だからこそ、共に育つ産業と言うのかと思ったりする。