「カンブリア宮殿・部下を必ずやる気にさせる“人材育成術”教えます」(http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/bn/080630.html )を見て。
ゲストは、お好み焼きチェーン 「千房
」社長:中井 政嗣(なかい・まさつぐ)氏
中井氏が考えた組織形態である社長が底に位置する逆三角形。
これは、縄文アソシエイツ のヘッドハンターの古田 英明氏も同じ組織形態を考えていた。
古田氏は、
「逆三角形の底を支える、これが日本のリーダー。
日本の社会が、人類社会も、そうだとも思うだけど。
特に日本の中で求められているリーダー像かなと。」
と語っていた。
そして、中井氏は、
「一番上のお客様は言うまでもありませんが、続いて社員・アルバイト・パート・フリーターである、この人達が一番、お客様に触れている部分ですから、この人達がどうかによって、売り上げや会社の衰退が変わってくるから大事なんです。」
と語っている。
全国店長会議では、店の運営がマンネリ化している事に対して、喝を入れるために「人は、どんな所に集まるかと、店長たちに問い。」、その反面、夜は、社長の馴染みのお店に店長たちを連れていき、ネクタイを外し、蝶ネクタイにして、中井氏が率先してオンとオフきっちり切り換えて、社員と接している。
仕事は仕事、遊びは遊びときっちり切り換えるあたりは、本田宗一郎氏を思い起こす。
中井氏は、どんな社員も変わると自らで決め、その決めた事に従い、行動に移している。
そして、中井氏は、
「私は、皆さんを両手を広げて迎えました。
青春を、しいては、人生を預かった。
そんなつもりでお迎えしております。
どんな事があっても、見捨ては致しません。」
と語っている。
中井氏の言葉の中の「どんな事あっても、見捨ては致しません。」と言うのが、従業員に対する縦軸にあたり、揺るぎない決意の表れではないかと思う。
そして、縦軸に対して、横軸は、その従業員の人材育成法にあるのではないかと思う。
お店を始めた当初は、お客様が集まらず、色々な方法を考えたが、他の人はなかなか思い付かない事だが、中井氏にとっては、
「私にとって、自然で当たり前の事で、そんなことは、なんで気づかへんの。」
と語っている。
番組内で「中井流 心をつかむ話術」と言うのが紹介されていた。
1:細かい”数字”にこだわる。
・具体的な”数時”が説得力を生む。
2:”決めセリフ”が勝負。
・ここぞと言うポイントは、ためて聴かせる。
3:小学生でも分かる“例え”。
・相手に対して、自分がどんな想いで、どんな気持ちでしゃべるのかが重要。
そして、人材育成術も紹介されていた。
1:上司は手本を見せる。
・部下が嫌がる事ほど効果は絶大。
2:小さい目標を持たせる。
・自分で目標を立てる事で、自らの目的意識を持たせる。
3:些細な事でも褒める。
・褒める事で部下をやる気にさせる。
この三つテクニックと言うよりも、
「その時に、相手をしっかり見つめますね。
見つめて、頷いて、微笑みます。
で、「お前、すごいやんか」・「できるやんか」と褒めます。
「できるやんか」と言うのは、2つの意味ありますね。
「そんなん、できるやんか」と言う”励まし”と「すごいね。できるやんか」と言う“ねぎらい”があるんですね。
”励まし”と”ねぎらい”、この言葉を絶えず、念頭に入れながら喋らないとアカンと思っているんですね。」
と中井氏は語っている。
従業員に対しては、
「「従業員は平等」とか言いますけども、きっちり差別してますね。
なぜならばm、”えこひいきい”しています。
どう言うところにえこひいきしているかと言えば、末端の出来の悪い者に関して”えこひいき”していますね、そこに目をかけてる。
例えば、遅刻はするは、夜逃げはするは、帰ってきたら2回目の夜逃げしたり。
本来、3日以上、10日も夜逃げしたらクビです。
でも、クビにしないんですね。
人事に聞いたら、「彼は別格ですから」と。
非行少年なんですね。
他の従業員が、「社長、ウチは何でもありですか?」と。
「何でもありではありません。」人を見て法を説いている。
「もともと、それは想定済みだから、君は違う。君は3日逃走したら、もうクビだ。」
ですから、落ちこぼれみたいな者を採用する事によって、何が大事かって言ったら、幹部が育つんです。
店長が育てているように見えるけども、実は、店長も、その子に育てられている。
だから、我々、外食産業と言いますけども、まさに共に育つ“共育”産業やと思いますね。」
と中井氏は語っている。
共に育つ産業。
確かにそうなのかもしれない。
現場に入り、従業員、一人一人を気にかけ、常に声をかける。
そうする事で、相手は存在を認められ、居場所を持つ事が出来る。
自分の居場所があり、存在を認められる事ほど、自信と安心感を与えるモノはないのではないかと思う。
特に外食産業は、一人一人、別々に頑張るのではなく、お店の従業員、全員で同じ想い・目標で頑張る方が、効果は相乗的に上がるのではないかと思う。
だからこそ、共に育つ産業と言うのかと思ったりする。