GWといっても、何処へ行っても混んでますので、近くをアル
バンとお散歩です。
滑り台に乗ったり、バラやツツジを見たり、綺麗な湧き水の
小川を歩いたりと、ありきたりの散歩でした。
ところで、アルバンの犬種である、ワイヤヘアードフォックス
テリアですが、よく小学生くらいの女の子から、こんな犬が
飼いたい~
なんて言われます。
もちろん、犬バカですから、そう言われたらとても嬉しいの
ですが、この犬種の性格を一言で言ってしまえば、極めて
自分勝手な犬です。
皆さんは、わたしが仕事から家に帰ったときに玄関のドア
を開けると、アルバンが尻尾を振って、大喜びで迎えて
くれると想像しているかもしれませんが、それは絶対に
ありません。
アルバンの前代で同じ犬種のダフィーもそうでしたが、
主人が帰ってきたからといって、喜んでお迎えをする
ということはしない犬種です。(全てのワイヤーがそう
だというわけではないですが)
懐いていないというわけではないのですが、常に自分
の世界に入っていますから、何か主人に対して働き
かけてくるのは、自分が用があるときだけです。
ですので、寝ているときに、いい子いい子と撫でて
あげると、露骨に嫌な顔をします。
ダフィーのときは、ふ~っと、ビブラートを効かせた
長い溜息(いかにもメスの反応?)をして、うるさい
わね~っとばかり、その場を立ち去っていました。
後、この犬種の特徴で、意味不明なところに琴線が
ふれるのですが、それはその個体によってまちまち
です。
たとえば、アルバンの場合は、ベランダで洗濯物を
干して、戻ってくると、いきなりがぶっと噛みつきます。
もちろん本気ではないのですが、全く意味不明です。
あと、人命にかかわる重大なことを、飼い主に振る
というのもあります。
この犬種は元々猟犬で、性格は喧嘩っ早いので
すが、例えば山を歩いていると、見通しの悪い
藪の向こうで、がさがさっと音がすると、思いっき
り、吠え立てます。
そこまではいいのですが、散々相手を挑発して
おいて、後はよろしく~とばかりに、自分だけ
逃げてしまいます・・・
それがもし、ツキノワグマやイノシシだったら
どうするんだ?
ということになるので、普段から吠えさせたり、
喧嘩をさせないように、子犬の頃からの躾が
とても大変です。
そんなこんなで、話は戻りますが、小学生位の
女の子には、いつも心の中で、この犬は止めて
おいたほうがいいよって、言うんです。
では、この犬種の魅力は何なのかということに
ついては、容姿については確かに愛らしいですが
性格については、そういうやつだと思って付きあえ
ば、確かに愉快な犬種です。
いつもバカなことばかりしていますから、飼い主も
そのバカに付き合い、一緒にバカになることができ
たら、最高の犬種となるわけです。