女性が撮影した利多さんの写真 | fidealのブログ

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nina60

 

 

 

今年の5月に、下北沢でモデルをしていただいた、Ninaさん

 

はご記憶でしょうか?

 

 

 

この写真の撮影の後、ちょっとお話をする機会がありまして

 

Ninaさん自身がポートレート写真を撮りたいので、モデルを

 

探しているということでした。

 

 

 

それならということで、一押しで利多さんを紹介させていた

 

だいたのですが、女性が撮る利多さんの写真にはとても

 

興味があったので、私も楽しみにしていました。

 

 

 

Ninaさん自身がポートレート撮影を始めたばかりということ

 

もあって、どのように撮影したらよいのか迷っていた様子

 

でしたので、それなら、おじさんが写真を見てあげましょう、

 

 

 

はっはっはっ~

 

 

 

ということになりました。

 

 

 

それで、先日出来上がった利多さんの写真を見せていた

 

だいたのですが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きゃあ~!!

 

 

あたしより、上手に撮れてる~!!!

 

 

 

なになに、この利多さんの優しい表情と眼差し、

 

 

 

1枚目の淡いオレンジ色の光の中に浮かび上がる利多さんと、

 

桟橋を渡る人の配置による二つの世界が共存する、画面構成の

 

すばらしさ・・・

 

 

 

いえいえ、一番むかつく、じゃないすばらしいと思ったのは、

 

Ninaさんが利多さんに投げかける思いを、利多さんがしっかり

 

と受け止めて、それをNinaさんに表情で返しているところです。

 

 

 

一方的な撮影でなく、双方向での意思の疎通が感じられる

 

ものですから、利多さんの表情の中に、Ninaさんも生きて

 

いるかのようです。

 

 

 

利多さんに聞くと、やはり相手が女性の撮り手ですと、内面

 

からだすものも違ってくるとおっしゃっていました。

 

 

 

どーせ、あたしは、はげ出っ歯じじぃですからね・・・

 

 

 

ふん!

 

 

Ninaさんも、利多さんも、そんで、こんな綺麗に撮れた利多

 

さんの写真も、みんな嫌いだ~!!

 

 

 

あっち行け~!!!

 

 

 

 

ん?

 

 

 

まてよ、

 

 

相手が女性ならこういう表情を出してくれるなら、

 

 

 

こんどはあたしが、女装して撮影すればいいんですね!

 

 

 

と、利多さんに打診しましたが、

 

 

 

却下されました・・・

 

 

 

 

冗談はさておき、私も6年間、利多さんを撮影している間

 

一時は、私が利多さんを撮影すると、こうなる、といった

 

考えを持ったこともありました。

 

 

 

ですが、それは単なる驕りでしかなく、人は多面的で、

 

どんなに優れたカメラやレンズ、あるいは技法をもっても、

 

その一面しか撮れないということですが、それ以上を求める

 

のも愚かなことだと、そしてたかが写真ではないかと最近は

 

思うようになりました。

 

 

 

やっぱり、じじぃか・・・