下剋上の女 | 線維筋痛症・筋痛性脳脊髄炎・脳動静脈奇形(AVM)・メニエール病・側弯症その他複数の病気を抱えた主婦の(一応)闘病記録

線維筋痛症・筋痛性脳脊髄炎・脳動静脈奇形(AVM)・メニエール病・側弯症その他複数の病気を抱えた主婦の(一応)闘病記録

線維筋痛症、慢性疲労症候群/筋痛性脳脊髄炎(ME/CFS)、脳動静脈奇形、メニエール病、子宮筋腫、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症があります。
闘病ブログですが、闘病要素少なめです。
病気について参考にしたい人にはほとんど役に立ちません。ご注意下さい。


今年小1になった次女の夏休みは約二週間。
短い…。 


子供の頃の夏休みって、日が暮れるまでドロケイしたり、名もない小川で意味もなくバチャバチャしたり、そこらへんで拾った花とか草とかを前カゴに乗せて自転車をアホみたいなスピードで漕いだり、虫カゴに虫を窒息しそうなぐらいギュウギュウ詰めにしてる男の子にドヤ顔されたり、トイレットペーパーの芯で作ったヌンチャク振り回してジャッキーチェンごっこをしたり…

そういうアホの極みみたいな何の役にも立たない無駄なことを飽きるまでやり尽くすのが夏休みの醍醐味なのに…。


今の子供たちは過酷だなぁ。
休校の遅れを取り戻すため、宿題も多いし夏休みも短いし。
夏の暑さも死に直結するレベルだし。
次女も学校帰り、既に2回熱中症になってる。
扇風機の前であ"〜って言ってふざけてる時代と違う。
ガリガリ君で回復できる暑さじゃない。
むしろガリガリ君がデロデロ君になる危機。


今週末には次女もやっと夏休みになるけど、今年は都民は遠出するわけにもいかず、家でいつもと変わらない日常を送るだけで…。
長女の大学は夏休みはお盆の9日間だけで、ずっとギチギチでオンライン授業だし。

子供たちは犠牲になっていろいろ我慢してるんだけどねぇ…。


他県の人からすれば都民なんてみんなこんな感じでしょ。



毎日うぇーい!で
男はキャバクラか風俗かパチンコに通い、
女はホストクラブに通い、
子供はスマホ依存でスーパーや電車では奇声を発して走り回り。
熱があろうが咳してようが「コロナ?気にしてない。かかっても軽症だし。」みたいな感じであちこちGo To!
もれなくタワマン住み。
それが都民。諸悪の根源。

そんなイメージでしょう…。東京都民。

たしかに。そんなやつらは来るなと思うわ。
諸悪の根源間違いなしだわ。
何の恩恵も受ける必要なしだわ。





まぁ、長いこと都民ですがそんなやつらにはまだお目にかかったことないけど。



義母は相変わらず。
デッサンツアー、お墓参りで遠出。
毎日のように大人数で外食。飲み会。
毎週テニスで老人会、帰りはみんなでランチ。
相変わらず、すこぶる元気です。
気力、体力、食欲、全く衰えず。

あ…。ここにいたわ。
都民イメージに近いのが…。


コロナで国民の大半が生活苦しくなっているというのに、ここの親族はうち以外みんなバブル期。永遠の。

義理の両親はこの通り。
コロナが落ち着き渡航制限がなくなればすぐにでも海外旅行に行きまくると思う。

旦那の弟は二期連続ボーナス4桁。
そのせいか、最近悟り姫(旦那の弟の嫁ことをわたしが勝手にこう呼んでいる)が全身ブランド物みたいなバブルコーデでいるのをよく見かける。
バーバリーの上下にヴィトンのバッグ、耳にはショーメのピアス、腕にはカルティエの時計!みたいな。
最近こういう人あんまり見ないので、逆に新鮮…。

にっぽん昔ばなしの村人1の嫁みたいな顔で、今までは服もメイクも全く気にかけてないみたいな感じだったけど、元々こういう成金生活に憧れてた人なんだなぁと思った。


母屋に住む叔母はいうまでもなく上流階級な感じだけど、その娘は医者と結婚し、港区の戸建に夫婦二人で住んでるらしいが、今はコロナで夫がコロナもらってきそうとかで、一時的にこっちに避難してきてる。
避難してくるのは自由だけど、ばかデカいベンツを我が家の前に勝手に停めるのはやめて…。
二週に一度しかない不燃ゴミの収集日、出してるのに気付いてもらえずスルーされたではないか。

この娘の兄(叔母の息子)はポルシェ2台持ちで、この人もこっちに来る度うちの前を勝手に駐車場代わりにする。何なんですかね?本当。


悟り姫はそんな親族に仲間入りどころか、ここでの天下取りを企てていると思われ、ここにきて急に彼女の下剋上に向けての動きがえげつない。


この間の4連休、月曜から金曜まで悟り姫の夫(うちの旦那の弟)が出張でおらず、なぜか金曜日(連休二日目)にプールに行きましょうと悟り姫に誘われたうちの旦那。

わたしはてっきり、病に伏してるわたしの代わりに次女を遊ばせに連れて行ってくれるのかと勘違いし「ありがたい」と喜んだのだが、どうやらそうではなく、うちの旦那と二人でってことらしい。

旦那は旦那で、「弟帰ってくるのは金曜の夜だから、土曜でしょ?」と、こっちは弟夫婦とうちの家族とみんなで行くものと勘違いし、そう返していた。

ところがそうじゃないとわかり、「あと一日待てばあいつも帰ってくるから。」と伝え、さらに「土曜じゃダメなの?そんなにどうしても金曜がいいなら、送り迎えぐらいはしますが…」と言っていた。

それを横で聞いてたわたしは、敢えて自分の夫が出張でいない間に行こうと言ってるのは、それ狙いか!?と気付く。


にっぽん昔ばなしの村人1の嫁みたいな、若しくは阿佐ヶ谷姉妹の3女みたいな顔して化粧っけも全くないからてっきり…ピンポンでドア開けたら聖書勧めてくる系かと思っていたのに。

まさかのハニトラ系だったとは!

阿佐ヶ谷姉妹が多目的トイレ不倫!?ぐらいの意外性。

人生には3つの坂があります。上り坂、下り坂、まさか。…のまさかか!

ていうかわたしの人生、ま坂(さか)多すぎないか?ま坂、登場しすぎでしょ。

まぁでも、リリー・フランキーも「社長とか会長の愛人って、だいたいベレー帽かぶった真面目そうなおばさん。いかにもって女はいない。」と語ってたしなぁ。


全く、ここの親族にはヤバい女しかいない。
あ、わたしもか(笑)



…にしても。
義兄をハニトラで掌握しようとする女なんて、昼ドラかAVの世界の変態ファンタジーにしか存在しないと思ってたけど、実在するのか。

だって、わたしがたとえば義弟と?ってことだよね?
…と考えた瞬間オエッ。
うっかりパクチー食べちゃった時の顔になっちゃったわ。
血のつながりは無くても身内よ?なかなかの気持ち悪さじゃないか。

彼女は平気なのか…?

うちの旦那が佐藤健ならわからなくもないが。
うちの旦那は、(わたしが救急車で運ばれた病院の看護師さん曰く、)「ご主人って、捨てられた柴犬みたいな顔の…ですよね!?」って確認の仕方をされたぐらい、柴犬か、日によってはアザラシ寄りの顔なのに?


まぁ…平気なんだろな。
前出の、叔母の息子(40代後半•妻子あり)とも腕組んで歩いてるのよく見かけるし、ドライブ行ったりしてたもんなぁ。
叔母の息子はたしかに、うちの旦那の兄弟に比べればそこそこイケメンではあるけど、彼女からしてみたらもう親みたいな年齢じゃないか?


旦那からすると、どうなんだろう?
AVの設定にあるぐらいだから男はみんなそんな気持ち悪い設定が好きなのか…?
身内とはいえ、15も年下の、昭和の死語的に言うとピチピチギャルの水着が見れたらやっぱりウハウハなんだろうか?

そもそも27はピチピチギャルなのか?
自分の27の時のBODYを思い返してみるも…27と言えばもう長女が幼稚園に通い、授乳もとっくに終わった胸は空気抜けた後の風船から、やや空気を注入した程度の微妙なハリを取り戻した程度で、時すでに遅しな感じだったからなぁ。
ピチピチとは程遠かった。全く参考にならず。


そこまでしてこんな土地が欲しいのだろうか?
それとも財産狙いなのか?

後者ならうちの旦那は全く使えないはずだから、やっぱり土地か?

彼女はきっとまだ知らないのだ。
この土地があまりに特殊故、不動産屋も手を出さないことを…。

相続したところで売るに売れないし、相続税ガッツリ取られて大変な目に遭うのに。

都内の土地、わーい!とでも浮かれてるのだろうか?


わたしはここに来た時から相続放棄を決めてる。
旦那にもそうしようねと言ってる。
老後ぐらいはここから開放されたい。
借家にも借地にもできない、もちろん売れない。
こんな土地いらん。ダメ、絶対。
死ぬ時は絶対、ここではないどこかで死にたい。
こんなところで死んで、墓の名前がみんな同じの、死んでまで敷地内同居の、おっそろしい墓地に埋められるのだけは絶対に嫌だ。


だいたいこういう類の決定権て妻側の意見が強く通ることのほうが多く、ここの親族も妻たちはあまり顔を出すこともなく何を考えてるのかさえよくわからないので、もし本気で下剋上を狙うなら妻たちを掌握しないと無理なのに。


ハニトラで親族の男たちを掌握ところで、彼らは【妻がいないとメニューすら自分では決められない】タイプばかりで、彼女の役には立たなそうなのに。
間違いを冒した証拠を保存しといて、「あのことバラされたくなかったら、おとなしくこっちにちょうだい」みたいな美人局的なことをするつもりなのか?

そんな手を使えば離婚問題に発展して弟の分すら相続できないかもしれないのに。


我が夫婦のところはわたしが病気で早めに死ぬ設定にされてるのか、わたしには媚すら売ってこない。

なのに娘二人はもうすっかり彼女の罠にハマって懐いてる。
わたし亡き後(っていう設定?)、旦那が死んだら相続するのは娘たちだから…?

そういう意味でいうとお義父さんも彼女のターゲットからはわたしと同様に外されているらしく、まるで存在すら見えてないような“無”の扱いである。
やっぱり、彼女の中ではお義父さんはお義母さんより先に旅立つ設定だから?

一緒に食事に行くと、わたしとお義父さんはいないかの如く彼女の視界から排除されている。
長女には趣味の話を合わせて盛り上がり、次女はおもちゃで釣り、うちの旦那には「おにいさん、これおいしいですよぉー!一口どうですかぁ?」とあーんしてくれているが旦那は潔癖ゆえ「あ、大丈夫です…」と断り、お義母さんとは買い物やランチのお誘いと、すごい営業力だ。


お義母さん並みのパワーを感じる。
バイタリティが、うわー!ってこう…噴火してる感じ?

そういうところは眩しいっていうか、感心する。 
内容はどうあれ、その行動力と欲があることは羨ましい。
そこまでして手に入れたい、成し遂げたい何かがあるんだな、と。


わたしなんか梅雨入りした頃からメニエールが酷くなり、めまい発作の頻度が増え、線維筋痛症の痛みもどんどん酷くなっていたようでさらに点滴が増え、更には先月またヘルニアの激痛に見舞われて1ミリも動けなくなり、救急車のお世話になって病院に一泊し、MRI撮ったら第1第2第3第4第5腰椎ヘルニアに、今回新たに頚椎ヘルニアまで追加されて、もう逆にどこの部位なら健康なんだ?っていうぐらいの死に体です…。

欲といえば、病気治ったら(治ることがあれば)釣りデビューしたくて、雑誌『つり情報』を読んで妄想してる程度で。


だからちょっと、悟り姫の下剋上計画の今後が、楽しみになってしまっている。

だって、自分の身近なところでこんな昼ドラ展開が起き始めてるなんて、少しの緊張感とドキドキ&ワクワクというか…昭和の名曲『Romanticが止まらない』by C-C-Bが脳内再生されてしまうというか。


義理の弟が出張から帰ってきた翌日の夜、旦那に弟から電話がかかってきて、「今ちょっと家の外出られる?」って言われてたんですよ。

おそらく、旦那にプールを断られた悟り姫が、わたしか旦那から弟に本当のことを伝えられる前に、自分の都合の良い感じで自分の夫に説明した結果、どうやら兄であるうちの旦那が「弟である俺の嫁に兄貴が手を出そうとしてる!?」みたいな感じになった模様で、「表出ろ!」的な?そんな電話で。
俺の女に手を出すな的な?
しかも兄弟間で?
彼女にしてみれば『ケンカをやめて〜…わたし〜のため〜にあらそ〜わない〜で〜』的な?
(手を出そうと企てておきながらの)


もうドラマ以上に、シュラバ★ラ★バンバじゃないですか!

結局この時は「いや、今(次女を)風呂入れるから無理だけど何?」って旦那が言ったら「…じゃあ、いいや」ってことになったらしく、そのまま今に至る。

何も察してない旦那は、
「りんごのバウムクーヘンかな…?前回長野の出張の時の土産、たしかあれだったしな…」と。

いやいや、土産じゃねーし(笑)
呑気かよ。

夜電話来て、今から外出ろって言われて何で土産と思うのか?
おめでたい男だ、本当。

その後、次女をお風呂に入れようとヒョイっと抱っこした旦那は
「どうして急に抱いたの?」と、6才らしからぬ台詞で怒られていた。


そんな我が家と愉快な仲間たちの、昭和の死語的に言う“ドラマチック”なお盆休みが始まります。

オープニングテーマはカルロストシキです。