逆流性食道炎 | すざかシート 「職人の覚悟」  Suzaka Seat Blog

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室内装飾に携わって30年余り。仕事のありかたに正面から向き合って、経験に基づいた知識、ノウハウも織り込んで・・・・・・・・

すざかシート

 冷たい風が吹く朝を迎えた。なんでも明日は東京都心でも朝の通勤時間帯に降雪が予想されてるそうで、この辺りも土日は真冬並みの陽気が朝から続くようだガーン。来週に入れば関東界隈はグッと暖かくなるそうだが須坂は多分再来週といった頃だろうショボーン

 

 二月に入ってからずっと胸からお腹ら辺が凭れる。正月から調子に乗って飲みすぎ(35缶×2に焼酎がロング缶×2+焼酎に移行されていた)たのだろうかと思ってはみたものの、父親の胃がんが見つかった年頃に近づいてる(66で胃がんが見つかって転移。2年弱、結果として大腸癌で死去)事も鑑み病院へ行く必要が・・・と思案していた。昨年は夏を前に胃腸の調子が悪く大腸の内視鏡を行い、見つかったポリープも良性と判断されたものの「もう少しアルコールは控えないと」と釘を刺されていた。

 

 僕は人よりも反射反応が激しく胃カメラは大の苦手えーん。歯磨きですらオエッ!となるほどで歯医者さんにも多大な迷惑(おかげで虫歯はないのだが親知らずの抜歯の施術の際)をお掛けし歯にマウスピースを咥え行うレントゲさえも出来ないくらいだから麻酔は必須である。しかしその麻酔でさえも効きが悪く暴れたなどの経緯がある。ではバリウムはと言えば、あの撮る前に飲む薬が駄目ですぐにげっぷしてしまう(お子ちゃまかよ!笑い泣き)。定期検診の際にレントゲン技師の方と言い合いになってからは検診も行ってこなかった。

 

 雪が続いた先月末、行う予定だった現場検査が「午後は天候が回復するようなので朝のは中止にして午後3時に変更しましょう」と仕事が一件延期になったのを好機(考えてたらズルズルと先延ばしになってしまうので笑い泣き)と捉え須坂病院(信州医療センター・ここに長く住む人は大概変更される前の名称で呼ぶ)を訪れた。ここは行くと半日は待たされるような川向こうの病院とは違って1時間ほどの待ち時間で済む(理由については皆さんの推理される事情に任せますてへぺろ)ので困った時にはいつもここを訪れる。

 

 待合スペースで掛かってくる電話に対応しながら待つ事40分ばかり(ほんと早いんッすよ笑い泣き)名前が呼ばれ「どうされましたか」と若い先生の問診が始まる。僕的には胃カメラは避けたかったので体調を事細かく説明しMRIと血液検査でなんとかこの状況の打破を目論み最善策を願ったが「最後に検診されたのはいつくらいですか?」と聞かれると、昨年ここで大腸の内視鏡をしましたと誤魔化すキョロキョロ。「いやいや、それはカルテを見ればわかります。定期検診とかどうしてますか?」と聞かれるので、仕方なくもう3年ないし4年は受けていない事を話す。そしてきっと嫌がるだろうと川向こうの病院での胃カメラを飲んで寝かせてもらっていたにも関わらず暴れた事を白状した笑い泣き

 

「それっていつの事です?」。う~~~~~ん、覚えがないくらいですかね。「ハ、ハ、ハ~ッチーン

 

「今は大分当時と比べて飲みやすくなってますのでここいらで一度飲んでおきましょう。来週なんかどうです?やるなら早い内がいいと思いますよ。ほら、ずっと枠が空いてるおねがい。今日ならお好きな日が選べますよ」

 

 何かお得感出してます?先生笑い泣き。こうなったらまな板の鯉宜しく 薦められるよう一番早い6日9時にお願いして辞してきた。そしてその当日である。前日は21時以降は水以外は何も摂らないよう指示されていたので21時ちょっと前まで飲食(定量のアルコールを摂取てへぺろ)して臨んだ。

 

 東棟の内視鏡センターで受付を済ませ看護師さんからの問診。この時もしっかり眠らせてくださいおねがいと伝え、呼び出された時にも皆さんにくれぐれも眠らせてください旨を伝えるのはもちろんの事、本日はとってもご迷惑をお掛けしますので始めからお詫びしておきますと頭を垂れた笑い泣き

 

 簡単な喉元だけの麻酔の時も然り、歯医者の時同様にマウスピースを咥える時も然り その反射反応(人は異物を体内に入れないように拒むよう出来ている・エッヘン!真顔)に驚かれ、完全に眠った後でさえも拒んだ事から「中々すごい反射反応ですね」と技師の先生はもちろんの事、居合わせた看護師さんからも多くの反響を得たニヤニヤ。それでも飲み込んだ後はしっかりと眠り込んで楽でしたなどのお褒めのお言葉も頂戴し、これで初めて胃カメラを飲める病院が見つかりましたと皆さんを笑いに誘う事も出来た笑い泣き

 

 看護師さんから「起きられますか?」と声をかけてもらったのは施術後2時間半ほど過ぎた頃で先生から診察室にて報告を受けた。「とてもきれいですよ」と言われた時はもうびっくりポーンで違和感を感じていたのはほぼほぼストレスが影響していたものと見られた。ただ「はら、ここです。赤くただれてるところがありますでしょう?ちょっと色を変えてみましょう。ほら、ひどく筋張ってますね。胃と食道を結ぶところなんですがムカムカやもたれるのはこのせいかもしれませんね真顔

 

 今はポリープなども見られないが年齢を考えると、これが要因で食道がんになるケースが顕著だそうだ。「今回は2週間分のお薬を出しておきますので しっかりと治しておきましょう。今後は二年を目途に胃カメラを定期的に行いましょうね」とありがた~いお言葉を頂き戻ってきた笑い泣き

 

 食道がんはアジアに食道がんベクトルと言われる地帯があって緯度的には赤道からモンゴルくらい、経度では日本からインド辺りの長方形で囲われた範囲で上位に上がる病名である。後日記すがこのベクトルには「かかやすい人、かかりにくい人」などの3パターンが存在し僕はかかりにくい人に仕分けされるタイプなので安心していた真顔

 

 父のように胃がん、大腸癌(歳を重ねるごとに顔つき体形、嗜好が似てくるので)に留意するだけではなく、ここにきて新たに食道がんも仲間に入ってきてしまった。年を重ねていくと言う事は病気と隣り合わせであることは しっかりと肝に銘じておきたい笑い泣き