ウボンからコンケンに移動した。正月に行き来した時には初めてという事もあってか5時間以上も時間を要したが、春にママと義母が娘の顔を見に出かけた時の別ルートなどを考慮にいれ、徹底して外環ルートをチョイスした結果、新たに開通した路線なんかも功を奏しなんと4時間余りで着いてしまった
。
タイの道路は基本的にバンコク界隈を除きフリーウェイである。町と町を結ぶ路線は片側2車線で側道も結構広く取ってある。街中こそ50キロ前後で走るが抜けてしまえば大概のドライバーは120キロほどでかっ飛ばす。僕がタイへ赴くようになったばかりの頃は、片側1車線でトラックが前を走れば抜ききるまでは地獄のようにトロトロ運転
。ひどいところではまだ赤土がのぞくような凸凹だらけの道なんかがざらだった。それがこの10年ほどの変わりようは目覚ましく、こと近年（2～3年）は驚くばかりである。
ウボン～コンケン間はほぼほぼ整備が終わり（まだ一部1車線間が30数キロ余り）、どの町でも外環が整ってきたのが快適に移動できる要因だと思う。そのせいか、たまに街中でもかっ飛ばす車両が多いのだろう、スピード違反を取り締まるカメラが町に入る手前に点在する。いつも帰ってから1枚届いたとか、今回は2枚だとかのスピード違反の切符（車の所有者はママ、生家のあるデウドムに登録されてるため）を処理するのは義母で「300バーツ払っておいた」とか言われても笑って誤魔化す僕なのである
。
こちらにいる時に結構スピードの出しすぎや、他の車の僕以上の荒っぽい運転で事故りそうになることはしばしばなので、今回はお小言を頂戴しないようかなり気を付けての運転だったから事前にカメラも認識できた（一度は49キロで他は58キロ程度でセーフ）し 突然飛び出してくるバイクに冷や冷やさせられはしたが おそらくは問題はないと思う
。
さてさて、そんなこんなで無事にコンケンのコンドミニアムに到着～。
よ～し、のんびりするぞ～の一声で「はいはい、ガソリン入れなきゃね」と談笑してるも束の間、その思いは完全に打ち砕かれた。もう、人様にはとてもじゃないけど見せられないほどの散らかりようで、よくもまあ こんな部屋で寝てられるものだと呆れかえってしまった
。
11時に向こうを出てから4時間余りとまだ時間は早く日差しもガンガン（こちらに来てからようやく暑いと感じた）。窓を開け放ち、細かいところまでのは翌日にするとして、とりあえずは簡単に掃除（僕がバスルームとトイレ、ママは脱ぎ捨ててある服の片づけ、義母は冷蔵庫の掃除）に取り掛かる。
当の娘はのんきなものである。大学が終わる頃だというのに「美容院に居る
」とか言ってる。祖母も両親も部屋の掃除で汗だくだと言うのに小奇麗にご自分のお髪のお手入れである。う～ん、つくづく甘やかして育ててしまったものだ。一段落してようやくビールにありついた頃、「ただいま～」「おかえり～」って何を言ってんねん
。
今日も散歩から戻って軽めの朝食。足りない掃除用具を購入してから3時過ぎまで三人で格闘した。どうにかこうにか人が住めるように収まると僕はビールを飲んで一休み、先ほど目が覚めてブログを開いた。どうしてこんなにだらしなくなってしまったのかと掃除をしながら三人で話してると「勉強に忙しいからしょうがない」と二人は結論付けてしまう。父とすれば勉強はどうでも人としてのたしなみを持ってもらいたいように思うが、こちらの主張を続けてると敵に回しかねないので止めておこう
。
夕べもソートパソコンの液晶が壊れたとかで直すから2万バーツだと言うから アイパッドにキーボード付けて我慢したらと言えば、数倍になって「パパは私の勉強がわからないからうんぬんかんぬん・・・」と返してくる。ママが困って「液晶直してるとかじゃなくて、もう4年になるんだから新しくしてあげようよ」とか言い始めて、そこに祖母まで「そうして上げて～」と分が悪い。やれやれ
どこのお宅でも子供には弱いだろうが、うちはとくにひどいような気がする。我慢を覚えることもこれから必要になってくると思うのだが今はしょうがないと、置いていけそうなお金をこっそりママに渡すダメなパパなのである。