相見積 | すざかシート 「職人の覚悟」  Suzaka Seat Blog

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室内装飾に携わって30年余り。仕事のありかたに正面から向き合って、経験に基づいた知識、ノウハウも織り込んで・・・・・・・・

すざかシート

随分とご無沙汰となってしまった。工程的に悲惨な状況に追い込まれ 九月の下旬からどなたかと会う約束が入ってない限り15~6時間労働で臨んでいる。

こんな時に水周りなどの改装工事なんかも入ってきたりして、新築現場を抜けてこなす。今日がちょうどそんな仕事でお住まいになっていらっしゃるお宅だから八時ぐらいでないと伺う事が出来ない。

書類もまた 山積みとなっては来ているが いい機会だからブログに時間を割いてみた。

こんな日々が続くと いかに集中するかが問題で 自身の仕事を振り返りながら「時間がないことを言い訳にしない」様に努力している。

今現在のメインの現場は須坂のとある分譲地に建築中の家。随分と遠まわしな言い方になるが これも後で支障に触るとまずいのであえてこんな言い方・・・

以前、パテの仕方、方法なんかを書いたことがあった。今時点でたどり着いた一番優れた方法が時間差を作って下塗り上塗りを繰り返して行く方法。当然従来のやり方よりも手間暇がかかるのだけれど ものの見事に下地が仕上がることからこの方法を選択している。

同じ分譲地に テレビなんかでも時折宣伝をしている とある業者さんも建築中である。昨日のこと、気分転換に他の現場を散策してみると クロスの貼りかけたLDKが窓越しから伺えた。

これが恐ろしいことに のちのちのボード割れからくるクロスのヒビを防ぐメッシュテープなんか入れてあるどころか 出角を守るコーナーテープさえも入っていない。極めつけがビス跡。

目地も二度仕上げで貼っているようだが ビス跡なんか一発もパテ処理が施されていない。

先月の初めに同じ分譲地にモデルハウスを仕上げたけれど やはりその節もとある業者さんに内装やさんがおいでになっていた。

が、規模の割には短期間で完了していたので 随分と手の早い内装屋さんと訝しんでいたが謎も解けたというもの。

当店は総業25年になる。数え切れないほど相見積を書いてきた。工務店さん、大工さんの多くは単価やトータルの金額を気にされる方が多いが 仕事内容を問われた事はまずない。

こういった仕事内容を現実として見てしまうと どうしても同業者である方々を疑いの目で見てしまうのだけれどどうなんだろう?