雲空を見上げた。 青い空に 白い雲が浮いていた。 それはゆっくりと 形を変えながら 音も無く 流れてゆく。 自由でいいなぁ・・・ そう、思った。 何に指図されるわけでもなく 地上に降りてきては 蒸発し、空へ昇り 雲となる。 そしてまた地上へ・・・ 気ままで羨ましい。 ――風が吹いた。 そうか、風に乗って雲は動くんだ。 風に逆らうことなどできない。 自由なのか? 不自由なのか? 行きたい道か? 決められた道か? 雲のみが知ること。 僕は何も知らないのに 羨ましいだなんて 言ってしまった。