改造専用フィギュア 肌色塗装不要"素材ちゃん"紹介
今回はゼロからフィギュアを作るのはやっぱりしんどいし、そもそも模型の初心者にいきなり自作しろって無理だよね。あと市販のフィギュアみたいなきれいな肌の色ってエアブラシないと無理だし、エアブラシって高いし。
と、いう人向けにまずはこれ使って練習してはどうすか?みたいな商品の紹介です。
その名も「素材ちゃん」。素体ちゃんではありませぬ。「上級者向」とありますが、それは「改造すること前提ですよ」って意味なので、プレッシャーを感じる必要はないです。 写真のとおりブリスターケースのため中身を直接確認でき、お店で見つけたときサイズを実感出来ます。 1/12スケールらしいので、あまりアクセサリーや髪型が複雑な造形は難しいでしょう。学生服でワンポイントにリボンがあるとかそういったものなら大丈夫かと。Mサイズなら13.5cmほどです。これは可動フィギュアとしてはかなり小さい方かと。
見た目はこんな感じ。サイズがL M Sとあります。これはMサイズ。サイズ比較は次回の記事で。
最初に大事な注意点。これは「可動式フィギュア」ではありません。あくまで「改造するため」の「ポージングのための関節」が入っていると考えてください。つまりちょっと間違えると「あっさりポッキリいきます」ということです。これは可動式フィギュアすら初めて触るひとはかなり注意です。いったん折れた関節を修復するのは初心者モデラーにはかなりハードルの高い作業になります。
以下修復例
もしも「可動式フィギュア」として造りたいのなら、同社からオプションとして販売している「球体ジョイント・シリーズ」の購入をお勧めします。とにかくこの商品は首が細い。軸2mm、球体4mmという製造ではギリギリサイズのものを使用しています。
フィギュア関節ジョイントを壊さないコツ
1・いったんペンチでジョイントを抜く
2・曲がる方向を確認してから曲げる
3・もとの部位に戻す
この手順ならうっかり壊す確率はかなり減るはず。絶対じゃないですが。確率は減るはず。
それではどれくらい稼動するのか実際にやってみます。ただしこれはブログの記事のために、けっこう強引にやっているので正直まねをしないことをお勧めします。ちなみに本来ある股間パーツははずしてあります。アメブロの記事バン対策?コマンド不要で昇竜拳くらいはできます。6/23が昇竜拳の日だと知らなかった。可動限界このポーズが見本にピッタリだったので、ついやってしまった。
手首をはずして腕組み。ハンカフザくらいはいけます。ただし股間部分を未使用という前提。腕組みはLサイズに入っている手刀を使うか、オッパイ部分は無しでも組めるのではずしちゃうのもありかも。
無茶をすればここまでいきます。もう訳が分からない。
使用に適した改造素材。
ねんどのような素材を使いたい人 エポキシパテ(エポパテ)
一度盛りつけてから刃物、ヤスリで整えたい人 ポリエステルパテ(ポリパテ)
あまり勧められない素材
ファンドなどの石粉ねんど 理由:プラ材とのくいつきの相性が悪い。木工ねんどで強引に付けることも一応可能。ただし可動式フィギュアに使うと割れやすいので、ポーズ固定を推奨。
熱で固めるオーブンねんど(スカルピーなど) 理由:「素材ちゃん」が溶ける。
対策方法
1・素材ちゃんにワセリンかメンタムを塗る=離型剤の代わり
2・ねんどを盛りつけ形を造る・滑ってはずれるのでおおまかに形作る
3・ねんどだけをはずして、形を崩さないようにオーブンに入れて焼く
4・充分冷えてから瞬間接着剤、エポキシ系接着剤などで再度くっつける
5・細かい造り込みをして仕上げる
以上の手順ならOK
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素材ちゃんの色は今回紹介の「ライトフレッシュ」ちょっと濃いめの「フレッシュ」日焼け肌ふう「褐色」の三色あります。ちなみに男性用でバリエーションとして「素材くん」もあります。
▼可動領域を増やしたい&人形っぽい関節をもっと自然にしたい&関節の強度を上げたいときはこちらのオプションパーツを。こちらの色はもっと豊富でクリア、ブラック、グレーなどメカニック向けカラーもあります。
※記事を書いている現在は在庫無しなのでお近くの模型店で。
▼代替品。ただし上記商品ほど自然な形にはなりません。壊れたときの予備。