努力が足を引っ張る 大事なのは「気づき」 | 女の子フィギュアの作り方☆超初心者向け講座

努力が足を引っ張る 大事なのは「気づき」

ぼくが尊敬するある人が「現代人は努力することばかり教わって来た。その結果、質を求めず闇雲に回数と時間をかけて、形だけしか学べない月並みな人間ばかりになった。楽をして結果を出すことは悪であるという観念が無意識にすり込まれている」というお話をよくされるんです。

 

ああ、それオレのことだ。とフィギュアを作っててしみじみ感じました。ぼくは全てのパーツを全て手作業、手作りで作ろうとしていました。でも最近そんなことしてるから十年経っても完成しないんだ、ということがわかってきました。

 

たとえば今作っている子たちは背中にハートのマークがあります。ひとり作って複製すればいいんですが、すでに上着の形を作ってしまって、なおかつ武器を握る腕もついているので、仮に作り直してちょっとでも寸法が狂うと非情にめんどうなことになります。そこで気づいたことが「ハートのシールを貼って、そのうえにサーフェイサーを噴けばいいじゃん」ということ。100円ショップでちょうどよさそうなものが見つかったのでこれを使う予定です。

 

それ以外にベースがハート、丸、星の形をしてるのでクッキーの型枠で大まかな形を作ったけど、長い間作り続けたため角が欠けているんですね。「これをいちいち修整するのと表面処理が、超めんどくせえよ」と思ってました。でも、「まてよ、プラ板で囲んで隙間をラッカーパテや瞬間接着剤で埋めてヤスリで整えればいいじゃん。表面処理も省けて一石二鳥じゃねえか」と、きょう気づきました。

 

努力をするなとは言いません。でも「気づき」からよい結果を生み出すことの方が大事なのです。そうじゃないと本気で心が折れます。とくに三人同時に作るというぼくのような無謀な人間は。

 


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