書籍 「萌えを立体(フィギュア)に!」 紹介
「萌えを立体(フィギュア)に!」
著者:ミカタン 発行所:星海社 販売元:講談社
この本は主にこのような構成になっています。
・過去10年間業界に勤務してきた体験と、業界全体の成長、クオリティとコストの変化。
・1つの商品が企画され版権元や社内と工場との打ち合わせの流れ。
・原型師に求められるもの。原型師の収入。原型師はどこで募集しているか。
・原型作りにチャレンジ(体験記)。
・原型師になりたい、フィギュア業界で働きたい人へのメッセージ。
・原型師3名へのインタビューコラム。
ということをおおまかに書かれています。『おおまかに』とあえて言ったのは、企業秘密のため具体的な数字は伏せられていることと、すごく詳細なことまで書かれているんじゃないかと過剰に期待する人が出そうだからです。収入については、メーカー専属原型師は「月給◯円~◯十万円」+賞与。フリーランス原型師が原型を「買い取り」される場合は「数十万円~百万円」、もしくは価格×製造数の◯%というように収入が変わるロイヤリティ制の場合がある。どちらもメーカーによってさまざま、ということも少し書かれています。
でも本気でこの世界を目指したいと思っている人は一読の価値はあるでしょう。この数字は2015年現在のものですし、変動が激しい業界なので数年後にはまったく状況が変わっている可能性があります。かつて漫画家も大卒から社会人になるよりずっと実入りが良いおいしい仕事だったと言う話があるくらいですから。本気に考えている人は迷うくらいなら黙って買って読めって感じでしょうか。実際にフィギュア業界に居る人からこうやって同人誌ではなく出版社から出てくるのは初めてかもしれませんので。210ページ程度で自作の経験がある人なら1時間ちょっとで読めます。広報部でブログ記事の担当をしている人ですから文章は読みやすいです。
原型作りのページは「教科書」ではなく、あくまで「体験記」ですので「個人的に挑戦してみました」というものです。ただし「初心者ならば誰もが通るであろう難関」はどの本よりも生々しく書かれているので「自作フィギュアに挑戦を始めたけど正直つらい」という心境に現在ある人は共感できるものが大いにあると思います。「教科書」は既にプロになっている人が書いているので、その辺りのメンタリティな内容は触れられることはありませんから。そこで「あー、わかるわかる」とぼくが感じた名言を抜き出してみました。
「原型制作、あまりにもマゾゲーすぎる!」
「詰みゲーでマゾゲーとか、原型制作って一体何……?」
「(落下で壊して)私が黒魔導士なら天に向けてファイガを放っているところです。」
「もう嫌だああああああああ!!できないよおおおお、という叫びが沸き上がってきます。」
「何かがおかしいのはわかる。でも何をどうしたらいいんだ……。」
「盛っては削り、『あれっ何かおかしいぞ』と思っては、また盛っては削るを繰り返す、無限ループに突入です。」
「三歩進んで五歩下がる」
と、ここで終わったらこの記事を読んだ人がやる気をなくしてしまいそうなので追加。
「(パーツが)折れた分だけチョコを食べてヨシという自分ルールを設けることで、この修羅場をなんとか乗り越えました……。」こういう小さなご褒美って家庭教師とか人材育成の専門家も主張しているので、かなり大事です。
「見れば見るほど心が折れる要素満載ですが、今は半分も出来たことを褒めてあげたいです。」
「(完成間近)作業が進むにつれ『どこをどう修正したら良いのか』ということが、若干わかるよになってきました!」
これら原型制作の記録は現在ミカタン女史が担当中の「ネイティブログ」から全文が読めます。ただこのメーカーは「アダルト商品」が多いのでここから直リンクを貼ると問題かも。それから「エロ系商品はちょっと、」という人はこの過去記事を参考にご覧ください。
関連記事:ネイティブ ログ:原型にチャレンジ!
ちなみにグッドスマイルカンパニーではこんなページがあります。
「フィギュアができるまで」 GOOD SMILE WORKS
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著者:ミカタン 発行所:星海社 販売元:講談社
この本は主にこのような構成になっています。
・過去10年間業界に勤務してきた体験と、業界全体の成長、クオリティとコストの変化。
・1つの商品が企画され版権元や社内と工場との打ち合わせの流れ。
・原型師に求められるもの。原型師の収入。原型師はどこで募集しているか。
・原型作りにチャレンジ(体験記)。
・原型師になりたい、フィギュア業界で働きたい人へのメッセージ。
・原型師3名へのインタビューコラム。
ということをおおまかに書かれています。『おおまかに』とあえて言ったのは、企業秘密のため具体的な数字は伏せられていることと、すごく詳細なことまで書かれているんじゃないかと過剰に期待する人が出そうだからです。収入については、メーカー専属原型師は「月給◯円~◯十万円」+賞与。フリーランス原型師が原型を「買い取り」される場合は「数十万円~百万円」、もしくは価格×製造数の◯%というように収入が変わるロイヤリティ制の場合がある。どちらもメーカーによってさまざま、ということも少し書かれています。
でも本気でこの世界を目指したいと思っている人は一読の価値はあるでしょう。この数字は2015年現在のものですし、変動が激しい業界なので数年後にはまったく状況が変わっている可能性があります。かつて漫画家も大卒から社会人になるよりずっと実入りが良いおいしい仕事だったと言う話があるくらいですから。本気に考えている人は迷うくらいなら黙って買って読めって感じでしょうか。実際にフィギュア業界に居る人からこうやって同人誌ではなく出版社から出てくるのは初めてかもしれませんので。210ページ程度で自作の経験がある人なら1時間ちょっとで読めます。広報部でブログ記事の担当をしている人ですから文章は読みやすいです。
原型作りのページは「教科書」ではなく、あくまで「体験記」ですので「個人的に挑戦してみました」というものです。ただし「初心者ならば誰もが通るであろう難関」はどの本よりも生々しく書かれているので「自作フィギュアに挑戦を始めたけど正直つらい」という心境に現在ある人は共感できるものが大いにあると思います。「教科書」は既にプロになっている人が書いているので、その辺りのメンタリティな内容は触れられることはありませんから。そこで「あー、わかるわかる」とぼくが感じた名言を抜き出してみました。
「原型制作、あまりにもマゾゲーすぎる!」
「詰みゲーでマゾゲーとか、原型制作って一体何……?」
「(落下で壊して)私が黒魔導士なら天に向けてファイガを放っているところです。」
「もう嫌だああああああああ!!できないよおおおお、という叫びが沸き上がってきます。」
「何かがおかしいのはわかる。でも何をどうしたらいいんだ……。」
「盛っては削り、『あれっ何かおかしいぞ』と思っては、また盛っては削るを繰り返す、無限ループに突入です。」
「三歩進んで五歩下がる」
と、ここで終わったらこの記事を読んだ人がやる気をなくしてしまいそうなので追加。
「(パーツが)折れた分だけチョコを食べてヨシという自分ルールを設けることで、この修羅場をなんとか乗り越えました……。」こういう小さなご褒美って家庭教師とか人材育成の専門家も主張しているので、かなり大事です。
「見れば見るほど心が折れる要素満載ですが、今は半分も出来たことを褒めてあげたいです。」
「(完成間近)作業が進むにつれ『どこをどう修正したら良いのか』ということが、若干わかるよになってきました!」
これら原型制作の記録は現在ミカタン女史が担当中の「ネイティブログ」から全文が読めます。ただこのメーカーは「アダルト商品」が多いのでここから直リンクを貼ると問題かも。それから「エロ系商品はちょっと、」という人はこの過去記事を参考にご覧ください。
関連記事:ネイティブ ログ:原型にチャレンジ!
ちなみにグッドスマイルカンパニーではこんなページがあります。
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