えー最近、思考とかバイアスの研究でノーベル賞取った人の
ファスト&スローという本を読んでます。
すごく面白くて、今Kindle版ですが、書籍も買おうかなという勢いなので
少しご紹介。
タイトルのファストは速い思考、スローは遅い思考を表していて
速い思考は、直感とか経験による瞬間的な思考
遅い思考は、論理思考とかのじっくり考える思考です。
この本によると、まず速い思考で決定された判断は
自分にとって”それが真実だろう”ととても思えるので、
人はそれに従って意思が決定されます。
しかし時には、もしかしたら間違ってるかも?と思えることもあります、
このとき初めて遅い思考でじっくり考えます。
もしくは最初から正解を求めてじっくり考えるときとか(テストとか)。
ただその遅い思考でやっと正解を決定したとしても
それが真実っぽくないと
やはり人は元々の、速い思考の真実っぽそうな決定にすがる、らしいですw
それを少し確認できる問題が出てました。
男性と女性が生まれる確率は50%で同じです。
この条件の時、以下の生まれた順パターンで
一番確率が低いのはどれでしょう?
1.男男男女女女
2.女女女女女女
3.男男女男女女
どれが正解かわかりますか?
正解は、上記パターンの確率は”すべて同じ”です。
納得いきますか?
いやいや、2は一番低いだろう!
と思う方はなかなか見込みが有ります。
2なんか滅多に無いですもんね。
それが、真実っぽい決定というやつです。
という感じに、人は真実を語られても、
自分が思う真実っぽい決定が正しく
人が言う真実はなかなか信じられない、らしいのです。
ところで、私は人の言ってることを、素直に聞き入れることはありません。
人は間違ったこと平気で言うからね。
どれほど信頼している人でも、尊敬している人が言ったことでも
遅い思考での熟考なしに受け入れることはありません。
こんな私は、ひねくれ者なんだろうなあ、と思ってたんですが
結構みんなそんな感じなんですかね?w
なんかこの本を読んでいたら、わりかしみんな
人の言うことって聞かないのかな、と思えてきましたw