ヤマちゃん達が教えてくれた、継母としての生き方 | 我慢も離婚もしない!DV問題解決には第三の選択肢があります。

我慢も離婚もしない!DV問題解決には第三の選択肢があります。

夫の暴言暴力に長年悩んでいた私。夫は、私の家出をきっかけに自分がDV加害者であることに気づき、DV加害者更生プログラムを受講。八か月半の別居を経て、同居再開し、今は夫婦でDV加害者予防・更生プログラムがメインの一般社団法人エフエフピーを運営しています。

こんにちは!

一般社団法人エフエフピーの中川亜衣子です。

 

え。

もう2月も終わりですか?

この間新年が明けた気がするのですが。

 

光陰矢の如し。

 

矢どころか

光の速さで時が過ぎて行っている気が…。

 

 

キレイな香箱座りのこんぶさん↑

 

 

続いていりこさん↑

 

安定の可愛さですラブラブ

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

さて本題。

 

2021年2月に

15歳で虹の橋を渡った

黒ラブ・ヤマちゃん。

 

 

早いもので、

もう2年が経ちました。

 

でも私は、

彼が赤ちゃんの頃から

一緒に暮らしていたわけでは

ありません。

 

夫に離婚歴があることは

女性自身の記事でも

公開済みですが、

ヤマちゃんはもともと、

夫と元奥様が一緒に育てていました。

 

ヤマちゃんだけじゃなく

ニャンジェリーナもですし、

ヤマちゃんの5歳上の

黒ラブ「ちゅぴ」もです。

 

私は夫と同居を始めると同時に、

夫だけではなく

8歳の黒ラブ

13歳の黒ラブ

4歳の猫

との暮らしが

突然始まったのです。

 

もちろん、

私は動物が大・大・大好きなので、

意図せずではありましたが、

大型犬との、

しかも家の中で一緒に、という生活は

とても嬉しいものでした。

 

それまでの私は、

小型犬はともかく、

「犬は外で飼うもの」

と思い込んでいたので、

初めて家にお邪魔した時、

大型犬が家の中を

自由に闊歩しているのを見た時は

「おぉ。。。

家の中に大きい犬がいる。。。」

と不思議な感覚になったのを

よく覚えています。

 

同居後は

散歩は夫も一緒に行っていましたが、

犬・猫の食事の支度

ご飯の在庫管理や、

猫のトイレ掃除など、

動物たちのお世話をするのは

基本、私の仕事になりました。

 

夫はちゅぴとヤマちゃんを

しっかりしつけていました。

 

彼らはコマンドも

しっかり覚えていて、

お手やお座りはもちろん、

待て、伏せ、横について歩く、

などなど…、

実にたくさんの言葉を

理解していました。

 

ただ、夫が言うとちゃんと動くけど、

私が言うと動かない、

ということが度々あり、

私が彼らをコントロール出来ないことに

夫はイライラしたり、

やっぱりお前はダメなんだな、とか

責める材料にされていたように思います。

 

そう言われることで、

私もだんだん焦ったり

落ち込んだり、

最終的には

なんとか彼らをコントロールしなければ

という気持ちが大きくなっていきました。

 

それが出来ることが、

私が「中川家」に受け入れられ、

元奥様を超えられたことの証になる、

という「幻想」に憑りつかれてしまったのです。

 

彼らの母親になりたい

 

ならなければいけない

 

中川家の方々や

夫の友人たちに、

「再婚して選んだのが『コレ』ですか?」

と思われたくない

 

そんな「亡霊」にも憑りつかれ、

私は自分で自分を追い詰めていきます。

 

でも。

私をその「幻想」「亡霊」から

解き放ってくれたのは、

ちゅぴであり

ヤマちゃんであり、

ニャンジェリーナでした。

 

彼らをコントロールしようと

必死になっていた私ですが、

ある時ふと、

「もうやめよう」と

思った瞬間がありました。

 

もう無理だ

私は彼らの母親にはなれない

 

でも

彼らの理解者にはなれるかもしれない

 

そう思ってからは、

彼らを「中川家の先輩」として見るようになり

呼び方も、

呼び捨てから

「ちゅぴさん」

「ヤマトくん」

「ニャンジェリーナさん」

に変えました。

 

だからといって彼らがすぐに私の言うことを

聞くようになったわけではありませんが、

少しずつ心を許してくれるようになったかな、

と感じています。

 

離婚や再婚が珍しくなくなった昨今、

「ステップファミリー」という言葉も

認知度を上げてきたように感じます。

 

※ステップファミリー

結婚・再婚・事実婚によって、

血縁関係のない親子関係が生まれた家族のこと。

 



「本当の母親(父親)じゃないくせに」

 

これはもしかしたら、

ステップファミリーの方が

一番恐れる言葉なのかもしれません。

 

では、なぜ恐れるか?

 

それは、

「本当の母親(父親)になりたい、ならねば」

と思っているから、

…ではないですか?

 

もし、これを読んでいるあなたがその当事者で、

本当の父親

本当の母親

本当の子ども

になろう、なりたい、ならねば、

ともがいているのであれば、

その荷物は

そっとおろしてみてはいかがでしょうか。

 

私は、荷物をおろして

ものすごく楽になれました。

その時から彼らとの関係が

少しずつ変わっていったことを

実感しています。

 

犬や猫と一緒にするな、

と一蹴されてしまうかもしれません。

 

確かに、思春期など

複雑な思いが葛藤する時期もありますので、

そう簡単にはいかないでしょう。

 

言葉を交わせてしまう分、

心と裏腹のことを言ってしまうことも

あるでしょう。

 

でも、あなたが本当に大切にしたいことは

何ですか?

 

母親(父親)というポジションでしょうか。

 

多分そうではないはずです。

 

目の前にいる大切な人と

良い関係を築くこと

ではないでしょうか。

 

それが達成できれば、

母親や父親という肩書や

血縁関係があるかないか

どれだけの時間を一緒に過ごしたかは

それほど重要視しなくても

いいのでは、と思うのです。

 

また、以前の血縁関係にある人

(実の父母、実の子ども)を忘れる必要もないし、

忘れないこと=今の家族への不義理

になるわけではない、とも思います。

 

母親(父親)になることを手放した時、

初めて、

母親(父親)になれるのかもしれない

 

皆さんはどう思いますか?

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

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