奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ -307ページ目

伊勢神宮紀行(5)・外宮参拝 -1-

もともとは、内宮だけ参拝し、おかげ横丁で赤福食べて帰るつもりだった。
YE氏の申し出に、特にに反対する理由もなかったので、外宮へと車を走らせた。
そうこうしているうちに、雨が降り始めた。
期待させたと思いきや、なんとも気まぐれな天候である。

外宮の駐車場に車をとめ、砂利の道を傘をさして進む。
他にもおとずれるものがいる。
2、3人の少人数のかたまりで、老若男女、まばらだった。

手水舎を後にし、最初に正殿をおとずれる。
木立がとぎれ、板垣がうかがえる。
鳥居を正面にし、YE氏、足をとめる。
お辞儀をする。


ほぉ・・・。

敷石をまたごうとしたが、戻り、あわせる。
他のひとたちも、お辞儀をしていた。
若いカップルは、さっさとくぐる。
鳥居ををくぐり、一同、豊受大神宮を正面にして、静かに圧倒される。

雲は、くらい乳白色。外宮の中は、薄絹をかけたように靄(もや)がかっていた。

静寂の中に、粛然とした空気が漂う。

いつものように手をあわせる。
傍らでYE氏が二礼。小さく、二拍手。そして手をあわせる。
しまった・・・
他の人々も、二礼、二拍手、一礼する。
まれにみうけられる正道が、正常たる光景であった。
かのカップルも、佇まいをただしていた。
わたしは、一人、はずれた行為をしてしまったことに恥じいる。

手をあわせる。

これが、ここへ訪れた目的である。

願う・・・

願う・・・

・・・なにを・・・

考えが、まとまっていなかった。

・・・しまった・・・

フラッシュバックのように、頭の中を想いがかけめぐる。
なんとか、最後には思いを願いという言語に変換し、祈りへと昇華させる。

思いのほか長い深い祈りとなった。
顔を上げ、横にEM氏がいない。
ふりかえると、きょとんとした顔で立ち尽くしていた。

鳥居を抜け、YE氏は再び正面に向き直り、礼をする。
あわせて礼をする。

砂利道をあるきながら、YE氏が「なにをお願いしたのですか」と聞いてきた。
「・・・ナイショッ!」


(つづく)

伊勢神宮紀行(4)・諸説「伊勢神宮」

伊勢神宮。

祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)。

五十鈴川(いすずがわ)のほとりに伊勢の社を建てた経緯は諸説あって定まっていません。

一説では、
鎮まるべき地をもとめ、天照大神が、倭姫命(やまとひめのみこと)を御杖代(みつえしろ)とし、
遍歴をつづけ、大和、近江、美濃を経て伊勢に入った。

そのときに、
  「この神風(かむかぜ)の伊勢の国は、
   常世の浪の重浪帰する国なり。
   (とこよのなみのしきなみよするくになり)
   傍国はうまし国なり」

と告げられ、磯の宮(いそのみや:内宮の前身)を建て、鎮座されたとのこと。



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・・・現代人は信心をわすれてしまった。
・・・神も仏もない。

世間ではそんな言葉が踊る。

・・・日本人は、信仰心がうすい民族だ。

また、強固な一神教の国から来た外国人からすれば、そのようにうつるのでしょう。

しかし、ここに来れば、それが嘘であることが分かります。

  「何事も おはしますをば 知らねども

     かたじけなさの

           涙 こぼるる」

                    ― 西行
 
西行の歌には、故知らぬものへの深い畏敬の情念がこめられています。

古くから日本人はとかく、自分たちの神を信じるのに、
必ずしも起源や本質を明らかにせず、
ことさら教義を立てて説くことをしない傾向があります。
ただ感ずるがままに、西行のこめられた歌のように、畏れ、敬う。
それが人々の共感となっているのでしょう。

伊勢神宮をおとずれ、すがすがしく、しっとりとした森に包まれると、そう思えてきます。





(つづく)

伊勢神宮紀行(3)・おかげ横丁・赤福

伊勢西ICを降りるころ、またYE氏が眠っていた。
雨の中、伊勢神宮の内宮へと向かう。

先ず目指したのは、内宮のおかげ横丁。
伊勢の名物「赤福餅」の「朔日餅(3月・よもぎ餅)」が目当てだった。
賞味期限不正表示問題から1年自粛し、いよいよ販売再開される。

市営の駐車場に車をとめ、路地をとおり、おかげ横丁へ。
朝の8時前の早い時間だというのに、バラバラと観光客がいました。
また、そんな時間だというのに、ところどころでお土産屋がひらいていました。

広場では朝市が開催されていました。
台にならべられた新鮮な野菜。
売り子のほがらかなオバチャンたち。
壺焼の焼き芋。
佃煮売り。

それらを横眼に、ひたすら赤福の本店へ向かう。

そして、到着。


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既にお店の前では10名足らずの観光客が並んでいました。
そして、お目当ての朔日餅・よもぎ餅もありました。


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店内奥でいただきます。

できたてのよもぎ餅です。
YE氏のおごりで、御馳走になりました。


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弾力がすごく、やわらかそうで、押し付けると、ぐにゅ~となりますが、なかなか切れないのです。
しかたがないので、手づかみでいただきます。
厚みのある餅をかみしめると、よもぎの香りが鼻へぬけます。
餅の中には、漉し餡です。さらりとした上品な舌ざわりです。

ひとつの目的は達成しました。

お店を出ると、雨がやんでいました。
青空がのぞき始めていましたが、まだまだ曇は多いです。
早朝のおかげ横丁を散策します。
かまぼこ・はんぺんのお店、若松屋で揚げたてのタコ棒と、エビ団子を買います。
歩き持って食べながら、ざっと見て回ります。

内宮へは行かず、車に戻る。
そして次は、伊勢神宮・外宮へと向かいます。




(つづく)