経営資源を手にいれ、それを利用することは第一歩に過ぎない
それらの経営資源を生産的なものにすることが課題である。
あらゆる企業が、物的資源、人材、資金という三つの経営資源について生産性の目標を設定しなければならない
同時に、生産性全体についての目標を設定しなければならない
企業の各部門のマネジメントや、企業間のマネジメントを比較するうえで、最良の尺度が生産性である。
入手する経営資源は、ほぼ同じである。
独占というまれな状況を別にすれば、いかなる分野においても、企業間に差をつけるものはマネジメントの質の違いである。
このマネジメントの質という致命的に重要な要因を測定する一つの尺度が、生産性すなわち経営資源の活用の程度とその成果である。
生産性の向上こそ、マネジメントにとって重要な仕事の一つである。
困難な仕事の一つである。
なぜならば、生産性とは各種の要因のバランスを取ることだからである。
しかもそれらの要因のうち、定義しやすいものや測定できるものは少ない
例えば、人材は三つの生産要素の一つに過ぎない
人材の生産性の向上が他の経営資源の低下によってもたらされたものであれば、全体の生産性は低下しているかもしれない
生産性とは難しいコンセプトである。
だが、それは中心となるコンセプトである。
生産性の目標がなければ方向性を失う。
コントロールもできなくなる。