「 お前は どこから来たのだい ? 」
王妃は ガリバ~に尋ねました。
「 元々は 大エゲレス帝国出身だよ
オイラ船乗りで あちこち行ったけど
少し前に 小人の国にいたんだ 」
「 お前が 小人じゃないのですか ? 」
「 おいら 小人の国では 大巨人なんだ 」
「 お前が大巨人なら
小人は どんだけ小さいのかしら ? 」
「 う~ん この国の ノミくらいかも 」
「 ほぉお ノミくらいの人間とは 世の中広いのね 」
「 この国だって う~んと広いよ
徒歩での移動は たいへんだよ
” とほ ほ ” ってね 」
「 ふ~ん つまんない
そんなダジャレじゃ 笑いも極小ね
ときに なんの用で お前は
この国に来たのかしら ? 」
「 実は オイラの食事のために 食料不足が起きて
食料確保するため オイラ
小人の国の兵士に任命されたんだ。
他国を武力制圧するように因果を含められ
船に乗り込んで出港したとたんに
巨大な嵐にあって この国に流れ着いたんだ 」
「 あら まぁ お前たちは寸足らずなくせに
生意気に 戦争なんかするのね
きっと 兵士のみならず
民間人も 無差別攻撃したり
女子供にも 酷いことするのね
なん~て 野蛮な生き物なのかしら 」
「 まぁ そうかもね 戦争ってそんなものだよね 」
「 それで兵士はエッチなお姉さんのいる店に行け とか
地方の首長が 暴言を吐いたりするんだわ !
想像だけど 」
「 オイラ エッチなお姉さんを好きなのは否定しないけど
それは また小人の国とは別の国のような気がするよ
平べったい顔の人が多い 東方の国じゃないかな
想像だけど 」
「 そんな国は 三百代言が でっかい顔で
幅をきかして 最高権力者の野望を
暴言虚言売国奴と タッグを組んで
虎視眈々と狙ったりしているんでしょうね
想像だけど
お~っほほほほほ ♪ 」
「 TPOをわきまえず 余計なことを言って
突っ込またり 支持率を下げないように
政治家は 発言に気をつけて
吐いたつば 呑むような事にならないよう
危機管理しなくちゃね 想像だけど 」
「 大掛かりな住民投票で 自分の意見が通らなくて
あっさり やめたりするのかもねぇ
想像だけど 」
「 でも またぞろ税金を掛けて
同じことを繰り返すんだよね 想像だけど 」
「 どこかで税金が中抜きされるのよねぇ 想像だけど 」
「 まぁ 平べったい顔の人たちの国にも
色んな人がいるんだろうけど 想像だけど
でも オイラには 関係ないけどね 」
「 お前の顔も 十二分に 平べったいよ
お~ほっほほほおほ ♪ 」
「 それは 顔の大きさが違うからだよ ~!
じゃぁ この国には 戦争はないの ~? 」
「 ないわよ !
遠い昔に 人口が半減するほどの内戦があったわ
だから もう戦争はやめたのよ
憎しみは 憎しみの 悲しみは 悲しみの
負の連鎖を産むのよ
剣より クワやスキ 軍事訓練より 耕作
人と人が殺し合うより 食糧増産したほうが
健全で 建設的でしょう
飢える国民を出さないことが
国家の、政治の勤めなのよ 」 」
「 そりゃそうなんだけど
人は とかく争い事が好きなんだ 」
「 きっと 脳みそが少ないから
学習能力が無くて いつまでも戦争をするのだわ
ノミの脳みそじゃ 仕方ないかもね 」
「 オイラだって 戦争は嫌いだよ ~ 」
「 ほぅ お前のネズミくらいの脳みそには
シワも少しはあるらしいわね おどろいたぁ~
お~っほっほほほ ♪ 」
続 く