巨人国編 偽作ガリバ~旅行記 2 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい

「 お前は どこから来たのだい ? 」

  王妃は ガリバ~に尋ねました。


「 元々は 大エゲレス帝国出身だよ

  オイラ船乗りで あちこち行ったけど

  少し前に 小人の国にいたんだ 」

「 お前が 小人じゃないのですか ? 」

「 おいら 小人の国では 大巨人なんだ 」

「 お前が大巨人なら 

  小人は どんだけ小さいのかしら ? 」

「 う~ん この国の ノミくらいかも 」

「 ほぉお ノミくらいの人間とは 世の中広いのね 」

「 この国だって う~んと広いよ 

  徒歩での移動は たいへんだよ 

 ” とほ ほ ” ってね 」
 
「 ふ~ん つまんない

  そんなダジャレじゃ 笑いも極小ね

  ときに なんの用で お前は 

  この国に来たのかしら ? 」

「 実は オイラの食事のために 食料不足が起きて

  食料確保するため オイラ

  小人の国の兵士に任命されたんだ。

  他国を武力制圧するように因果を含められ

  船に乗り込んで出港したとたんに

  巨大な嵐にあって この国に流れ着いたんだ 」





「 あら まぁ お前たちは寸足らずなくせに

  生意気に 戦争なんかするのね

  きっと 兵士のみならず 

  民間人も 無差別攻撃したり

  女子供にも 酷いことするのね 

  なん~て 野蛮な生き物なのかしら 」

「 まぁ そうかもね 戦争ってそんなものだよね 」

「 それで兵士はエッチなお姉さんのいる店に行け とか

  地方の首長が 暴言を吐いたりするんだわ ! 

  想像だけど 」

「 オイラ エッチなお姉さんを好きなのは否定しないけど 

  それは また小人の国とは別の国のような気がするよ

  平べったい顔の人が多い 東方の国じゃないかな 

  想像だけど 」


「 そんな国は 三百代言が でっかい顔で

  幅をきかして 最高権力者の野望を 

  暴言虚言売国奴と タッグを組んで

  虎視眈々と狙ったりしているんでしょうね

  想像だけど 

  お~っほほほほほ ♪ 」


「 TPOをわきまえず 余計なことを言って 

  突っ込またり 支持率を下げないように

  政治家は 発言に気をつけて

  吐いたつば 呑むような事にならないよう

  危機管理しなくちゃね 想像だけど 」


「 大掛かりな住民投票で 自分の意見が通らなくて
   
  あっさり やめたりするのかもねぇ

  想像だけど 」

「 でも またぞろ税金を掛けて

  同じことを繰り返すんだよね 想像だけど 」


「 どこかで税金が中抜きされるのよねぇ 想像だけど 」
   

「 まぁ 平べったい顔の人たちの国にも

  色んな人がいるんだろうけど 想像だけど

  でも オイラには 関係ないけどね 」


「 お前の顔も 十二分に 平べったいよ

  お~ほっほほほおほ ♪ 」


「 それは 顔の大きさが違うからだよ ~!

  じゃぁ この国には 戦争はないの ~? 」


「 ないわよ !

  遠い昔に 人口が半減するほどの内戦があったわ 

  だから もう戦争はやめたのよ

  憎しみは 憎しみの 悲しみは 悲しみの

  負の連鎖を産むのよ

  剣より クワやスキ 軍事訓練より 耕作
  
  人と人が殺し合うより 食糧増産したほうが 

  健全で 建設的でしょう

  飢える国民を出さないことが

  国家の、政治の勤めなのよ 」 」


「 そりゃそうなんだけど

  人は とかく争い事が好きなんだ 」





「 きっと 脳みそが少ないから

  学習能力が無くて いつまでも戦争をするのだわ

  ノミの脳みそじゃ 仕方ないかもね 」


「 オイラだって 戦争は嫌いだよ ~ 」


「 ほぅ お前のネズミくらいの脳みそには 

  シワも少しはあるらしいわね おどろいたぁ~

  お~っほっほほほ ♪ 」

 
        続 く