巨人国編 偽作ガリバ~旅行記 7 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい


 
「 ガリバ~や

  この頃 何だか ビクビクしているわね

  お前は 私たちの庇護のもとにいながら 

  なぜに そんなに臆病なの ? 」 
 

「 王妃様 ~  

  この国でも 夏になると

  ハエが わんさか出るでしょう

  それは オイラの国の 鳩や 鷲のように 大きくて

  オイラにしつっこく ちょっかいを出してくるんですよ 

  まるで 複眼のモンスターみたいで 

  汚らしいやら 怖いやら たまんないんすよ ~ 」





「 じゃぁ 今度 お前にハエがたかったら

  殺虫剤を 吹きつけてあげるわ ブシュ~ とね 

  お~っほっほほほ ♪ 」


「 それはダメ !

  オイラも吸い込んだら死んじゃいますよ ~ ! 」


「 あっそう じゃぁ ハエ取りリボンを吊るすわ  

  お前が くっつかないように気をつけなさい
 
  お~ほっほほほほほ ♪ 」


<  ぺ た っ !  >


「 誰 じ ゃ !

  こんなところに ハエ取りリボンを吊るしたのは ?

  ワシの顔に くっついたじゃないか~ ! 

  プンプン ! 」


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 
  ある朝 王妃は ガリバ~を箱に入れたまま

  外気にあてるため 窓べに置きました。


「 いい天気だわ お前も 気持ちいいでしょう 」

「 あぁ 青い空 白い雲 日光浴はいいよね ♪ 」


  天気の良い日は いつもそうしていました。

  ガリバ~は 箱の窓を開け食卓で 

  朝食のフレッシュジュースを飲んでいました。

  その匂いに誘われて スズメ蜂が

  部屋の中に飛び込んで来ると、

  大きな 爆音のような唸り音をたてました。


<<  ブロロオォォォ~ン !! >>


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  黒黄色の模様で 皆様おなじみの 

  普通サイズでも とても危険な蜂です。

  スズメ蜂は ホバリングして

  ガリバ~の手にした ジュースを狙っています。


「 うわぁ ! スズメ蜂だ ~! 

  普通のサイズでも 危ないのに

  こんなに バカでかいサイズじゃ 
  
  とっても やばいよ ~! 

  毒針が 物凄く太いよ ~!

  ブスリと刺されると 太い穴が開いて

  血がドバドバ出て すっごく やばいよ ~!

  オイラの命の危険が危機で

  クライシスで デンジャラスだよ ~! 」


<<  ブッロロオォ~ォ~ォ~ン !! >>

 
  スズメ蜂が ガリバ~を 襲いました。


「  ぎゃぁぁああ ~!!  」


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