「 ガリバ~や
この頃 何だか ビクビクしているわね
お前は 私たちの庇護のもとにいながら
なぜに そんなに臆病なの ? 」
「 王妃様 ~
この国でも 夏になると
ハエが わんさか出るでしょう
それは オイラの国の 鳩や 鷲のように 大きくて
オイラにしつっこく ちょっかいを出してくるんですよ
まるで 複眼のモンスターみたいで
汚らしいやら 怖いやら たまんないんすよ ~ 」
「 じゃぁ 今度 お前にハエがたかったら
殺虫剤を 吹きつけてあげるわ ブシュ~ とね
お~っほっほほほ ♪ 」
「 それはダメ !
オイラも吸い込んだら死んじゃいますよ ~ ! 」
「 あっそう じゃぁ ハエ取りリボンを吊るすわ
お前が くっつかないように気をつけなさい
お~ほっほほほほほ ♪ 」
< ぺ た っ ! >
「 誰 じ ゃ !
こんなところに ハエ取りリボンを吊るしたのは ?
ワシの顔に くっついたじゃないか~ !
プンプン ! 」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ある朝 王妃は ガリバ~を箱に入れたまま
外気にあてるため 窓べに置きました。
「 いい天気だわ お前も 気持ちいいでしょう 」
「 あぁ 青い空 白い雲 日光浴はいいよね ♪ 」
天気の良い日は いつもそうしていました。
ガリバ~は 箱の窓を開け食卓で
朝食のフレッシュジュースを飲んでいました。
その匂いに誘われて スズメ蜂が
部屋の中に飛び込んで来ると、
大きな 爆音のような唸り音をたてました。
<< ブロロオォォォ~ン !! >>
binameusl
黒黄色の模様で 皆様おなじみの
普通サイズでも とても危険な蜂です。
スズメ蜂は ホバリングして
ガリバ~の手にした ジュースを狙っています。
「 うわぁ ! スズメ蜂だ ~!
普通のサイズでも 危ないのに
こんなに バカでかいサイズじゃ
とっても やばいよ ~!
毒針が 物凄く太いよ ~!
ブスリと刺されると 太い穴が開いて
血がドバドバ出て すっごく やばいよ ~!
オイラの命の危険が危機で
クライシスで デンジャラスだよ ~! 」
<< ブッロロオォ~ォ~ォ~ン !! >>
スズメ蜂が ガリバ~を 襲いました。
「 ぎゃぁぁああ ~!! 」
<< グ サ ッ !! >>
続 く