ベーカー街の人々 『 冷える朝の考察 』 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい






   「 ふわぁぁ~ おはよう ホ~ムズ 」


   「 おはよう ワトソン 今朝は 寒いねぇ 」


   「 あははっ どうやら 天下のホームズも 

     この 急な寒さには こたえていると見えるね 」


   「 私は 長身で痩身だから 寒さが辛いのだよ 

     基礎代謝熱量に対して 放射量が多いのだ

     脂肪のコートで 全身を覆った 君と違ってね 」


   「 そうそう 

     ボクは 脂肪を たっぷり蓄えて 身体を大きく丸くして

     体積の割に 体表面積を少なくしているからねぇ ~

     ベルクマンの法則だよ

     首も足も短い これは アレンの法則だよねぇ
   
     少しくらいの 寒さでは びくともしないんだよ , , って

     おい ! 失敬な ! 

     自分は らくだのももひきを 履いているくせにぃ 」


   「 ほう 今日は ノリツッコミと 推理力が冴えているではないか 

     さすがに 私の薫陶を受けているだけのことはあるねぇ 」


   「 ふっ お褒めの言葉 いたみいるよ 」


   「 なぜ 私が らくだのももひきを 

     履いていると 分かったのかなぁ ? ワトソン 」


   「 ズボンくらい履けばどうだい ! ホ~ムズ 」


   「 おぅ ! 

     それは 私としたことが うかつだったね 

     でも ワトソン 、、、 」


   「 何かね ホ~ムズ ? 」














   「 君も せめて 下着ぐらい 履いたらどうかね 」