タペストリー 喜びを 縦糸に 悲しみを 横糸に 組み合わせ 織り上げていく それが 生きるってことなのだろう 横糸を包み込み 縦糸だけが 見えていたとしても 悲しみを 心の奥深く 包み隠し 他人から 見えなくしても どちらかだけでは 織物ができないように きっと 人も 成り立たないのだろう 横糸の多い人 縦糸の多い人 今は それぞれ 違っていても でも やがて 誰もが それそれに等しく 自分だけの 自分模様の ヒストリーを 織り上げるのだろう