本日は

アメリカで生活する外国人にとっては地味にイラつく、

アメリカの(ほぼ)独自規格モノについて。

 

 

 

アメリカにお住いの方には基本のキ過ぎる話ですが

日本の知人たちに愚痴を聞いてもらうつもりで書いていきますw

 

 

  ヤード・ポンド法

 

長さと重さとかの、単位の話です。

日本はおなじみメートル法。フランスで作られました。

 

一方アメリカは、ヤード・ポンド法。

 

長さだと

 

1インチ=2.54cm

12インチ=1フィート=30.48cm

3フィート=1ヤード=91.44cm

1760ヤード=1マイル=約1.6km


ハア?意味わからん。

 

しかも1インチより少ない長さは『分数』で示すらしく

最小単位は1/64(インチ)=0.397mmだそうです。

ネイルサロンとかで「うーん、あと1㎜くらい削ってくださいあせる」っていうような場面で

「3/64削ってください」とか言う?言わないよね、どうするのだろう…。

 

あと、重さはポンド(0.453㎏)とか、あと液体の量はオンスとかパイントとかあります。

 

なお、イギリスでも、車の走行速度とかにマイルが使われていますし

ビールの量をパイントで言ったりするので

私勝手に「ヤード・ポンド法はイギリスとか、もしかしたらヨーロッパの他の国でもいまだに使われてるんだろうな」って思いこんでいたのですけど、

イギリスで一部に残ってるだけで、基本的にはみんなメートル法だった…汗

(イギリスでは家具付き物件に住んだし、今ほどネットショッピング使わなかったので、寸法にキリキリする機会があまりなく意識しなかったのかも)

 

ヤード・ポンド法を採用している国は、世界で3つしかないらしいです。

アメリカ、ミャンマー、リベリア。

しかもリベリアではほぼメートル法に移行し、ミャンマーも移行を準備してるんだとか(Wiki情報)。

 

でもアメリカは変える気ほぼゼロみたい。

「別にウチら、他国に合わせなくたって、困んないし?」ってことでしょうか。くうう。

 

 

  華氏度

 

いわゆる℉、ファーレンハイトってやつです。

ファーレンハイトさんが作ったそうです。

日本は℃、摂氏度、セルシウスさん考案。

 

現在、世界で華氏度を使っている国はアメリカとジャマイカだけだそうです。

イギリスも一部残っているらしいですが(マリア先生はいまだ℉を好む)、

天気予報は℃でしたよ。

 

ちなみに換算式は

 

℃=(℉-32)×5/9

 

…暗算無理です。

 

“ざっくりでいいなら『℃=(℉‐30)÷2』でもだいたい近いよ!”という話もありますが

それにしたって暗算つらい…。

 

ただ、Wikiには体感温度とリンクしている説があり

 

30℉~極寒(-1.1℃)

40℉~寒い(4.4℃~)

50℉~やや寒い(10.0℃~)

60℉~やや暖かい(16℃~)

70℉~暖かい(21.1℃~)

80℉~暑い(26.7℃~)

90℉~猛暑(32.2℃~)

100℉~体温だったら高熱(37.8℃~)

 

覚えられたらいいな~って書いてみたけど、やっぱり覚えられる気がしません!!

 

 

  年月日表記

 

『英語で日時を表記するときイギリスとアメリカで月日の順番が違うよ』と習いますよね。

そうすると、アメリカ式もひとつの流派のように思えますが…

  1. 月・日・年の順(04/21/2023)…アメリカとアメリカ領の島々のみ
  2. 年・月・日の順(2023/04/21)…中国、日本、韓国、北朝鮮、台湾、ハンガリー、モンゴル、リトアニア、ブータン
  3. 日・月・年の順(21/04/2023)…それ以外の国

※カナダや南アフリカなど、地域によって変わる国もあり

 

「…アメリカだけかい!」って思いましたね。

 

まあ日本の方式も世界的には少数派ではあるんですけど、

中国さんが同じグループにいてくれるおかげで人口的にはそこまでマイナーではないのと、

コンピューターの世界的には年・月・日の形式が世界標準みたいです。

 

 

 

  紙のサイズ

 

ビジネスで使うような、コピー用紙の規格。

 

国際的なものは、A4とか、B5というように、A列・B列・C列というものです。

Wikiから図を拝借。

 

 

日本でビジネス文書だと大体A4ですよね。

それはイギリス、中国などでも同じです。

 

ところが、アメリカは、A4のプリンター用紙売ってないんです。

謎の『レターサイズ』なるものがメジャーなのです。

 

(上図はこちらのサイトのものをお借りしました)

 

A4より、縦にちょっと短く、横にちょっと長い。

 

A4用のクリアファイル(A4よりちょっと大きい)にレターサイズの紙入れてみました。

 

 

なんで…A4使えばよくね…汗

 

多国籍企業で働いてる人が、

アメリカで作られた文書ファイルとかを受け取ると

書式がA4じゃないから微妙にプリントアウトしづらいらしいです。

 

 

 

 

…というわけで、

「外国だから単位が違って不便でもしょうがないと思ってたけど、(ほぼ)アメリカだけなんかい!」って意外に思ったのと同時に余計イラっとしたのでw、まとめてみました。

南米ですら違うんだなって。

まあ南米やカナダはヨーロッパの影響強いですもんね。

 

しかしマイペースっていうか、俺様主義(?)な国だなあ、アメリカ。

世界には迎合しないぜ、俺は俺の道を行く、ってイメージ。

 

アメリカの単位等、つれづれでした。