イギリス・ケンブリッジ日記 -73ページ目

イギリス・ケンブリッジ日記

2011年8月末より、約2年半ケンブリッジに住んでいました。
2014年3月に帰国しましたが、イギリスに旅行した際などにまだ更新中。

スコットランド旅行の最後は、

ウエスト・ハイランド特急 で行く、にわか鉄ちゃんの旅”

です。

インヴァネスから、ネス湖に沿って車で南下すること約一時間半、
フォートウィリアムという街に移動。

ここからのびるウエストハイランド鉄道で、蒸気機関車に乗ってきました。

10月から5月まで、一日一往復、夏のハイシーズンは、午前と午後、二往復走ってます(土日は夏のみ)。

観光のハイライトは、ハリーポッターの映画で、ホグワーツ特急が進むシーンで登場したグレンフィナン高架橋。
その他にも、大河によって削られてできた、ハイランド地方の雄大な高原の景色を楽しめます。

ま、ほんとの売りは、蒸気機関車と景色を写真におさめられるという、撮り鉄的な楽しみです(笑)

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我々は午前中ネス湖を観光し、午後の便(ていうのかな?)に乗りました。

スケジュールは、

★14:45 フォート・ウィリアム発

↓( 途中グレンフィナンで20分停車)

★16:40マレイグ着

~(マレイグで2時間待ち)~

☆18:40マレイグ発

↓(途中停車なし)

☆20:24 フォートウィリアム着


片道の運転時間は正味1時間40分ほどですね。

座席は、ファーストクラスとスタンダードの二種類。
もう二度とは行かないだろうし、ということで、迷わずファーストクラスにしました。

全部で6両あるうち、ファーストクラスは一両のみ。
行きは先頭車両、帰りは最後列の車両となります。
違いは、
他の車両は横に座席が2列2列の計4列に対し、こちらは2列1列の計3列とゆったりめ。

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そしてお茶またはコーヒーと、お茶菓子つきです。
給仕してくれるおじさん、ポロシャツにキルトスカート。

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なお、我々はホームページから何も考えずに乗車券予約したのですが、運良く一列席だった!
座席は全車両ボックス席のように前後が向かい合わせで、間にテーブルがあります。

なんで座席のことにこだわるかというとそれはまた最後に…


そして、出発。煙い~

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走り出すと流れるせいかそんなに煙くなくなります。
トンネルは辛かったけど。



25分後の15:10ごろ、ハリポタの高架橋を通過します。

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他にも高架橋はいくつも通過しますが、ここのよさはカーブしてること。車窓からよく見えるんです。

ただ行きは先頭車両なので、蒸気機関車を一緒に写すことはできないの。

なお…このカーブの関係上、なんと進行方向向かって左側の窓からしか見えないんです。

反対側の4人ボックス席の皆さん、ちょっとつまんなそう…申し訳なくなります。

まあ、帰りは逆だろうし、とこの時は思っていた…。


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そして、終着駅マレイグへ。

ここでふと気づく。
うーん、帰りも同じ座席になってるし、どうやらこの同じ列車で帰るっぽい。
そうなると、ホームに停まっちゃってるこの列車の向きをわざわざ変えるの大変そう…てか、無理?
もしかして変わらないのかな?と。



わからないものの、二時間もあるので、我々はここでレストランに入り夕食へ。

このレストランで、同じ車両に乗っていた日本人夫婦と偶然居合わせました。
私と同じミラーレス一眼持ってたから絶対日本人だって思ったんだ!

思い切って話しかけてみると、ご主人はS●NYにお勤めで、ロンドンから少し離れた街(確かハンプシャー州だったと思う…)に奥様とともに駐在赴任されてるそう。

なんと、そこから自家用車で出発し、湖水地方を巡ったあと、グラスゴーに滞在、そこから2時間半かけてフォートウィリアムにやってきたのだとか。
その日はまたグラスゴーに戻って泊まり、翌日エディンバラに行く予定とのこと、
車の運転が苦にならないならば、こんな旅行もいいですね~。

で、その方々も、私たちと同じ一列向かい合わせ席、
進行方向に向かって左側の座席だったんで、帰りももしかして同じ方向に座るんですかね?と聞いてみたら、

「そうですよ!だから左側でほんとにラッキーだったんです!」

ええー、じゃああの高架橋、片側の人しか見られないのショック!

まあ、高架橋だけがあの列車の魅力じゃないけど、それでもやっぱり、テンションがかなり変わってくると思うんだが…
ウイスキーで有名なアイラ島を望む湾とかも左側の車窓だし。

ガイドブックにも軽く左側の席がよいとは書いてあったけど、意味がわかってなかったし、Webには座席の指定どころか要望を書くメッセージ欄も何もなかったんです。

そのご夫婦もWebで予約してこちらにくるまでどの席かわからなかったらしく、もし右側だったらなんとか交渉して変えてもらおうと思ってたみたい。

知らなかった…。

そういうわけで、帰りは最後列になります。
ホームに戻ると、不思議なことに、蒸気機関車だけが先頭に移動してた。
でも後ろ向きでした。バックに走るんだ!


帰路、デッキに移動して蒸気機関車を撮り鉄。

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そしてそして、帰りのグレンフィナン。

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19時45分くらいなんで、やっぱりちょっと暗かったのは残念だけど、撮れたからいいのニコニコ

やっぱりここはみんなこぞって窓から手を出して写真撮ってました。
デッキもあるけど、だいぶ前からキープしないとすぐ埋まっちゃいそう。

ただ電車に乗ってるだけだけど、
ハイランドの景色も楽しめるし、車両に入ってくる鉄道の煙や石炭のつぶを体感できるし
なかなかいい経験でした!

そして翌日朝、インヴァネス空港近くでレンタカーを返し、ルートン空港へ飛行機

以上、長くなりましたが、5泊6日スコットランド旅行備忘録でした。


・・・

最後に…この鉄道に乗りたい方がいたら、と想定して書いときます。
確実に左側に座るとしたら、まずは電話予約をした方がいいのかも。
Webだと座席指定するチャンスないからです。

もし電話予約で席はリクエストできないと言われたら、
当日現地での乗車券引き換え順に席が割り振られる可能性もあるので、
早めにフォートウィリアムに着いて乗車券を発券してもらうのがいいでしょうね。

あと、ファーストクラス車両は早めに予約を。
我々は二週間前に予約したけど、前後の日のいくつかの時間帯はもう埋まってました。

午前と午後どちらでもいいなら午前の方がいいのかな…午後の帰りは、ちょっと陰っちゃってたから。

スコットランドにドライブ旅行される方、オススメですよ~。

8月のことがもうずいぶん前に感じます…

スコットランド旅行記。
これとあともう一つ!

エディンバラに三泊したあと翌朝電車で、さらに北にあるインヴァネスへ。

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もううろ覚えだけど確か4時間近くかかりました。

目的は、ネス湖観光と、ハイランド特急に乗ることの二つです。

駅でレンタカーを借りる…はずが、駅に事務所はなく、送迎バンで空港近くまで20分以上かけて連れていかれました。

ネス湖はネッシーで有名だけど


正直こっちにくるまでネス湖がイギリスにあるって知らなかったです!(笑)

縦に長細~い湖で、地図でみると、

ん?太い川?

と感じるくらい。

湖畔をドライブしてみても、その景色はなんだか


「あれ?ここ河口畔??」


と錯覚するような(笑)
普通の湖です。
秋田の田沢湖※ほどの感動はない。

※私のベストオブ湖

一泊して翌日、ジャコバイトクルーズ 社の二時間のツアーに参加。

ネス湖観光のハイライトは、湖畔に佇む古城、アーカート城を見ることに尽きるといっても過言ではないでしょう。
だってネッシーなんていな…モゴモゴ


一応は、います。

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この船に乗って、アーカート城見学にいきます。

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水の色、茶色い!

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これ、ニューカッスルに行ったときに見たタイン川と同じような色です。

スコットランド地方には、ピート(泥炭、若い石炭みたいなの)で覆われてて、その層を通った雨水に色がついてこうなるらしい!
ニューカッスルもピートのせいなのかな?

ちなみにこのピートは、スコッチウイスキーのスモーキーなフレーバーの元となってるそうな。
大麦麦芽を乾燥させるときにこのピートで燻して独特の風味をつけてるんだって。

そしてどうやら私のふるさと札幌のある石狩平野でもピートが取れてニッカウイスキーの余市はそれを使ってるとか(でも今はほんとは使ってないとの情報も)

あとお隣アイルランドで作るアイリッシュウイスキーはピートを使わないんだとか

検索してたらいろいろ豆知識に遭遇しました、ウイスキー飲まないけど!

脱線しましたが、

アーカート城へ。

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13世紀に建てられたお城の跡です。

ガイドブックには13世紀末にイングランド軍に破壊された、と説明されて終わってるけど、
なんかそのあともいろいろあったみたいよ(ざっくり)。

いや、船の帰りのお迎えまで1時間なんだけど、
お土産屋に併設されたアーカート城の歴史展示室は、上映ビデオもその他展示ももちろん英語、
廃墟の個々の場所の説明書きも英語、

素直にいちいち読んでたら時間が足りない。


なので、細かいこと考えずに、

湖畔に佇む廃墟の景色を楽しんで、当時になんとなく思いを馳せるくらいがいい楽しみ方かも。



なお、我々はネス湖エキシビションセンターとかモンスターセンターとかには行きませんでした。

いまでもほんとにネッシーがいるって信じてる学者はいるみたいですけど(今年もニュースになってた)、

実際ネッシーの謎がブームだったのは、1930年代から70年代にかけてのようです。

湖内の餌になりそうなプランクトンや魚の生態とか、レーダー探索など、
科学的な調査が進むに連れ、だんだん熱が冷め、

また一大ブームを巻き起こす元にもなった30年代に発表されたネッシー写真がおもちゃを使った捏造だったと1993年に暴露されたことで、

21世紀のいま、ネッシーブームは去ってしまいました。

私としても「ネッシーが恐竜と同じ爬虫類なら呼吸のために頻繁に湖面に顔を出しているはず、だとするとここまで目撃情報が少ない訳がない」説に同意。

ただ、昔は無邪気に
「もしかしたら…?」
なんて思えたのかなあ、その当時は観光客いっぱいだったろうなあ、と考えると、面白いですよね。



といわけで、ネッシーには会えなかったネス湖でした。

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スコットランドの文化を軽く紹介。

★食べ物

・ハギス
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羊の挽肉と内臓とオーツをまぜて胃袋に詰め、茹でたもの

…と聞いたら、ええー、クセ強そう!

と思ってたけど、意外や意外、めちゃくちゃ美味しかったですよ。
スパイス聞いてて、全然くさみがないし。
挽肉だけだとパサパサしそうだけど、内臓のおかげでパテ的な柔らかさも出て。
オーツもプチプチして食感にアクセントがついてます。

付け合わせは、どこもマッシュポテトとオレンジ色したカブのマッシュだけで、そこは物足りないんだけどね。
こっちにも売ってたらいいのに!

・スコティッシュビーフ

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そんなに肉の味の違いはわからず。ウイスキーソースが美味しかった!

・スコティッシュサーモン
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うーん、これは鮭だね。普通だね。

・タイ料理

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いや、これは関係ないけど(^_^;)
どの街に行ってもタイ料理やさんありますね。
パブに飽きてたので適当に入りましたが、美味しかったです。

★バグパイプ演奏

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ロイヤル・マイルの流行ってそうなレストランで、ショー付きのランチを食べました。

ここでは奏者は女の子。

袋になった空気入れに息を吹き込んで溜めて演奏するんだけど、
肺活量必要りそうでみてるとこっちが苦しくなりそうあせる

この他、このキルトスカートのおじさんがスコットランドにまつわる漫談的なショーをしてくれたけど、

単語がわからず全然理解できなかったですあせる



★キルトスカート

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男性の正装とのことで、チャールズ皇太子もスコットランド訪問のときはキルトスカート履いてます。

折り返しのあるハイソックスと、ポケット代わりのポシェットがマスト。

(ポシェットの位置がシュールと思うのは私だけ?)

男性ですから、ワイルドに足を広げて座ってもいいよね!

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★スコットランド紙幣

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スコットランドは独自の紙幣を発行してるんですって。
他の地域でももちろん使えるけど、
たまに偽札防止で使おうとしても断られたり、
日本で両替しようとしてもできなかったりはするらしい。

★スコッチウイスキー

私、ウイスキー飲めなくて…

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ショー付きレストランに行った際、そこでスコッチウイスキーも飲めるとのことで、一杯だけ試してみましたが、

カーッときますね、これメラメラ

感想、それだけ…。

でも、あとでふと巡り合ったブログに、エディンバラ城近くの「スコッチウイスキーエクスペリエンス」が楽しかったとの記事を見つけて。

「ウイスキー好きじゃないし行かなくていいか~」

と思ってしまったけど、

ヨークのヨーヴィック博物館みたく、ゴンドラに乗って製造過程を見られるアトラクションになっているとか。
種類による香りの違いも試せるとかで、行ってみたかったかも…。



最後は、全然関係ないオマケ。

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右の女性、よくみると顔中ピアスが…!
今回は、Grass Market(グラス・マーケット)にあるホテルに泊まりました。

ちなみにここは処刑場跡地で、ここにあるパブのいくつかは、その頃のエピソードに由来があります。
処刑前に最後に立ち寄るパブLAST DROPとか、絞首刑になったのにあとで息を吹き返した女性マギー・ディクソンの名前のパブとか。LAST DROPに置いてあるリーフレットには、それらの他、死体売人の大量殺人エピソードも書いてありました。

まあ、今はおどろおどろしい感じは全くなく、パブやレストランに囲まれた賑やかな場所。
広場には夜遅くまでテイクアウトのフィッシュアンドチップやピザを片手にビールを飲む若者で溢れてます。

ホテルを予約したときは、お城や駅からさほど離れていない便利なとこにあるな、と思っていたのですが…

地図は、直線距離は読めても、標高の差は読めません。
実際は、駅から歩くと、一山超えたところにあったのです。

城のある丘、そこを登って降りた谷にホテルがある感じ。

というわけで、滞在中、坂の上り下りが大変でした…汗

丘を超える際、道を素直にいくとかなり遠回りになるため、
建物と建物の間にショートカットの階段路地がたくさんありました。

ちょっとそれっぽく加工して(笑)貼ってみます。

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ね、なかなか綺麗な街ですよね。

お天気次第で印象も変わるとは思うけど、これぞヨーロッパ!って感じが味わえる町並みでした。

歩くのはきつかったけどねあせる
エディンバラ三日目、まさかの停電によりコンサートが公演中止になったので、

日中観光してなかったニュータウンの方をみに行きました。

なお、旧市街(オールドタウンは)、中世の歴史的な建造物が多く残されたエリアで、エディンバラ城あたりを含む、線路から南側の一帯、

新市街(ニュータウン)は18世紀以降に計画的に作られた、線路より北側の市街地のことをいうそうな。

ニュータウンっていっても、相当古いけどね…日本で行ったら江戸時代でしょあせる

もうお店も閉まっちゃってたので、ブラブラ歩いただけ。

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一角では野外で飲んだり劇をやってるコーナーも。
混んでて座って飲めなそうだったから断念。

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老舗デパート。行きたかったな~。

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雰囲気ある~。島も見える。

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重厚な建物と、坂と、海と。
なかなか素敵な街並みでした。


そしてホテルのあるグラスマーケットに向かって戻りました。

オリンピックのモニュメントも寂しげ…

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そんなにお腹空いてなかったので、タイレストランで軽くつまんだあと、

グラスマーケットからミリタリー・タトゥを鑑賞…

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谷に反響して、音がよく聞こえました。