咀嚼 | ごめんそれほど好きじゃない

ごめんそれほど好きじゃない

好きだけどそれほど熱中してるわけじゃないんです。

ちょっと前、夜に小腹が空いてしまい何かつまむ

ものはないかと冷蔵庫を探ったら前日漬けた大根の

浅漬けを見つけた。

これならいいだろ、とパクリと口に入れたら、

どう言う訳かつるりを喉を滑り落ち、

丸のみしてしまったんだった。

 

別に気管に落ちたわけでもない。

むせたわけでもない。

でも、そこそこの塊状態で食道に落ちたら

そこで詰まりはしないんだろうか。

食道の直径は2.5㎝。

大根の浅漬けは薄切りにはしていたが、多分それを

超えてたと思う。

苦しくは無いが、喉の奥に違和感は残る。

 

慌てて水を飲んだりしてみたが後の祭り。

意地汚く夜中に何かを食べようとした罰だと反省。

一旦食道に落ちたら感覚は無いと聞く。

ただ詰まりはそのままだと。

そして食道に消化機能はない。

唾液で消化できるのはでんぷんのみ。

 

いろいろ気になりすぎて眠れなかった…事は無い。

いや、飲み込んだ、と言う事実意外には何も

自覚症状はないのに気にし過ぎかも、とか。

 

しばらく食事をとるのが怖かった。

もし食道で大根が詰まっていてその後に食物を流し

入れたら逆流するかも、救急車呼ぶのか?とか。

 

でもお腹は空くので、いつもの食事の3倍の時間を

かけて咀嚼して流し込んだ。

あれから1週間、いまのところ詰まっていない(笑)

 

咀嚼を3倍にするようになったら、逆流性食道炎

っぽいものが皆無になった。たまに起こってたの。

一番酷い時は寝てる時に鼻から胃液が飛び出た。

胃酸のキツさってこの時の痛みで思い知る。

こむら返り程度の痛みじゃ起きない私が、鼻の

痛みで飛び起きるんだから…。

 

とはいえこの咀嚼と言う作業、私はあまり好きじゃない。

小学校の理科の実験で皆やったと思うが、

唾液に含まれるアミラーゼがでんぷんを消化して云々、

というあのくだりを「気持ち悪い」と認識してしまった。

「唾」を汚いものと考えているのでどうしても

頭の中でうまく処理出来ない。

片栗粉でとろみをつけた八宝菜などが、食べている

うちにサラサラになるあの現象もとにかく嫌い。

「口噛み酒」を気持ち悪いと思う、分かりやすく

言えばそんな感じ。

 

咀嚼中に、上記の事が頭をよぎる。

唾液はたくさん分泌した方がいい。

歯周病の治療でも、唾液腺を刺激するように促される。

唾液は割と万能なんだとほうぼうで聞く。

 

咀嚼回数を増やすという作業にはやっぱり

「昔ながらの食事」が向いているんだと気づいた。

ご飯とお漬物、お味噌汁。

お米を噛むとやっぱり甘い。なんか色々良い。

 

良いんだけど、分かってるんだけど、それでも

まだまだ私にとってはきもちわるい作業になる。

噛む習慣はしっかり意識した方がいい、というのは

間違いないんだけど。

 

 

3食プリンでもいいですか(笑)