雑記2 | ごめんそれほど好きじゃない

ごめんそれほど好きじゃない

好きだけどそれほど熱中してるわけじゃないんです。

芦原妃名子さんが自殺して、

いろんな作家さんからたくさんコメントが出た。

その殆どが、彼女と同じような経験談があると

書いていた。驚きはしない。

有名なのは海猿の作者さんかな。

今回のことにも言及している。

趣深い作品をパリピ御用達みたいなドラマに

仕立てられたもんな。そりゃ怒るわ。

 

皆、怒りながらもなんとか乗り切って

創作を続けておられるので、テレビ局もまさか

「この程度」で自殺するとは想像もしてなかった、

日テレのコメントを見る限りはそんな感じ。

 

人によって自分の産みだしたものに対する

思い入れは違うんだから、ちょっと考えれば

わかりそうなもんだけど、テレビ局の人間なんて

だいたいが思いあがったクズだからな。

 

本屋に平積みで「映画化!ドラマ化!」と

帯がついているものは全部スルーする。

絶対違うから(笑)

 

脚本家の相沢友子は、インスタを見ると

かなり自己顕示欲がお強いように思える。

容姿もご自慢のようだし、お取り巻きも同類項か。

原作クラッシャーの異名をお持ちだ。

 

お取り巻きと一緒になって、まるで原作者が

要らん口出しをしてきた事が悪いとばかりに

ディスりまくってる。あれが自殺の引き金で

間違いないと思っている。

誰が悪い?脚本家でしょうよ。

芦原先生と違って、気が強いんだろうなあと

察する。あんな業界で生き残る為には

それぐらいじゃないとダメなんだろうけどね。

 

私が分からないのは、脚本家の「くせに」、

人の書いた、描いた作品なのに、それに便乗して

脚本を書いただけなのに、まるで自分の作品

みたいに、自己紹介の欄に題名を書く図々しさ。

相沢友子だとインスタのプロフィール欄に、

 

『ミステリと言う勿れ』

『セクシー田中さん』←この期に及んでまだ消さない

『恋ノチカラ』

『鹿男あをによし』

『鍵のかかった部屋』

『僕だけが17歳の世界で』

『重力ピエロ』

『プリンセス・トヨトミ』

『脳内ポイズンベリー』

『本能寺ホテル』

 

とまあ、これだけの「人の原作本」を

つらつらと並べ立てている。

この中で唯一、原作が見当たらないのが『僕だけが…』

だが、これは韓国ドラマにソックリなのがあるらしい。

私が原作者なら、脚本家のこの羅列は許さない。

『本能寺ホテル』に関しては、原作者の万城目先生と

ひと悶着あってご本人が告発されているのに、

それでも平気で羅列する不遜さ。

 

もともとあるものをいじくり回して作品を作るのは

比較的容易な作業なのに対して、無から作品を

創り出す苦労は並大抵ではない。

脚本家は原作に対して最大限の敬意を払うべき。

だがあのインスタの悪口を見る限りは、一ミリの

リスペクトも感じられなかった。

 

人の褌で相撲を取ってる仕事のくせに。

怒りがこみ上げる。

 

勿論、テキトーに原作を扱った日テレの制作陣と

テレビ化で疲弊していく作家をフォローもしないで

休載にまで追い込んだ小学館の責任も重い。

調査委員会を立ち上げるなり何なりして

もっと原因究明をしっかりすべきだ。

 

余談になるが、少し前に米津玄師さんが

「KICK BACK」という曲を作った際、

モーニング娘。の「そうだ!We're ALIVE」の

ワンフレーズを使用させていただきたい、と

曲を作ったつんく♂さんに許諾を求めてきたと。

少し韻を変えてしまえば許可なんて必要ないし

そもそも誰かが気付いたところでさほど問題にも

ならない程度なのだが、そんな些細な

ワンフレーズですら相手に敬意を払う、

これがホンモノのクリエイターだなと感心した。

 

これまた余談だが、「となりのナースエイド」は

知念先生が最初っからテレビドラマが原作を逸脱

するのを想定済みで、制作陣を皆巻き込んで

まるっとテレビ向けにプロットを書き下ろし、

そのうえで違う原作を準備して出版した、とのこと。

いやー大人の対応、というか仕事っぷり。

先日原作殺しと書いたが(笑)、こっちは全員

ハッピーな流れらしい。安心した。

結構面白いよ。なんか設定が奇妙だけど(笑)

 

普通に考えたら原作者がいちばん偉い筈なんだけど。

 

前にも書いたけど、私は最初にモノを作り出す

仕事人・製造業を一番尊敬している。

それをこねくり回すうちみたいな卸や商社などは

ぜんぜん偉くない。

なのになんか、商社のヤツって何も作れない癖に

威張ってるよね。構図はそれと同じかな。

私は相手へのリスペクトありきで仕事してるから、

こっちのピンチの時は助けてくれる。

 

全国の作家さんにはこの際、もっともっと

声をたくさんあげてもらって、この流れを変えて

いってもらえたらいいなと思う。