初対面で嫌われる | ごめんそれほど好きじゃない

ごめんそれほど好きじゃない

好きだけどそれほど熱中してるわけじゃないんです。

過去2回、初対面で会ったその日に、まだ初めましても言うか言わないかの時点で嫌われた事がある。

はっきりと嫌いだと言われた訳じゃないが、何となく相手の態度が変だなと思ってたら後日、いきなり連絡をブロックされたり無視状態に入ったり。

 

いったい私が何をした、と多少ムカつきもしたが、その2人の動向を見ている内に共通点が次第に分かってきたので合点がいった。

 

一度目の女性(Mさん)は私より10歳ほど上で、フットワークがとても軽い人。思ったら即行動、その人は1日に40時間ぐらいあるんじゃないかと思うほどの動き方をする。

ブログもずっと、4つぐらいの媒体で同時進行させる。そしてそれをずっと、もう10年以上続けている。

本来ならば見習うべき存在で、私はその女性を尊敬していた。共通の知人を介して初めてランチをした時などは、じかに話が聞けて嬉しかったりもしたのだった。

 

いわゆる姉御肌で、面倒見も良い人だった。

私以外には(笑)

 

すっかり嫌われてしまったのでそれ以上Mさんに近づくことはなかったが、共通の知人がいるので話は耳に入る。

そこで何となく分かった事があった。

 

Mさんが仲良くする女性は全て、気が弱い。

か細い声で小食で、いつも何かに悩んでいる。そしてその悩みをMさんに相談して精神的にも依存気味になっている。

 

私は自慢じゃないが悩みを人に相談したことなど一度も無いし、悩もうともしない。大食いだし声もデカいし態度もデカい。愛想も人一倍良いので取引先でも元気が良すぎだと失笑される始末だ。

 

ああ、Mさんは自分が上に立てる相手が好きなんだ、と。

自分のアドバイスのままに動く、支配下に置ける人間を身近に置くことで欲求が満たせるタイプ。

 

そりゃ私のこと、直感で嫌う筈だわ(笑)

 

Mさんは今も、そういう人間を食い物にするお商売をしている。需要と供給バランスが取れていてめでたしってとこか。

 

 

 

 

 

 

 

その経験があったから、2人目の女性(Nさん)に嫌われた時はすぐピンときた。

会うまではとあるSNSでやり取りしていたが、彼女はとても意識が高く、学歴に誇りを持っていた。同じバツイチで似たような年齢の子持ち、同じ大阪、好きな本や映画も同じらしく、よく返信をくれた。

 

だけど一度会いましょうって事になり、食事に行って(複数人で)ほんの1時間ほどの会話の後、帰宅し翌日になると突如SNSを一方的に切られた。思い当たるフシはある。聞かれるままに子供の通う高校や受験する大学、それに私の仕事や再婚こそしていないが付き合いの長い相方がいることなども正直に話をした。

 

その時恐らく彼女のプライドを知らずに傷つけたんだろうと思う。意識高く生きている彼女からしたら、年下のくせに生活も子供の学力も何もかも上(と思われたのだろう)の私が許せなかったのだろうと思う。彼女は何も語らなかったが、うちと違って子供らがSNSで情報を駄々洩れにしているのですぐに分かった。

詳しくは書かないが、かなり辛酸を嘗めてきたようだ。

抒情的な写真や日記の裏には色々な思いがあったのだろう。

 

本来私は聞かれた事しか答えないし、自分から状況を打ち明けることはほぼない。Nさんは本当に根掘り葉掘り聞いてきた。なので答えただけ。私は何も聞かなかった。雑談に収入や子供の学校のことなんて必要ないし興味もないから。

 

彼女は今もSNSで情緒たっぷりの意識高い投稿を続けている。そして仲良くする同年代の女性はやはり、自分よりちょっと格下(と思わしき)の人たち。

1人すっごい高学歴のバリキャリ女性とやり取りしていたが、すぐにフェイドアウトしたみたいだ。だろうな。

知らず知らずのうちにマウントを取って、それで心の安定が保たれるなら、私は喜んで嫌われましょう。

 

彼女たちと仲のいい女性達はきっと、こういう裏の面の存在には気付かないだろう。嫌われた者だけが知るB面。

 

私は全然意識も低いし、無神経だし、利口でもないから、

対面したときも自分から発信することはほぼ無い。でも聞かれた事にありのままを答えて自慢だと思われて勝手に嫌われる、こういう理不尽はどうすりゃいいのかな、とたまに思う。女性ってこういうのしんどいね。

日々オッサンだらけの中で仕事しているから、当時より更に空気がわからなくなっているかもしれない。

 

もう、開き直ってしまおうか(笑)

嫌われた所で私の生活が困る訳でもないし。

私はただ、目の前の仕事をして美味しいご飯をお腹いっぱい食べて、録画したドラマを観て眠くなったら寝る、それだけでじゅうぶん幸せな人間なのだ。