目玉はゴッホの「ひまわり」のようだが、私はフェルメールとカナレットが好きなのでそれを観たくて行ってきた。
事前予約制で人数制限しているという割に、相当数の人が入場待ちの列をなしている。
当然絵の前は大混雑の密状態。
順路無しにしたのは密を避けるための対策だったのだろうが、
逆に団子状態を生み出す原因になっている。
いやだから、時間制限の割に人入れ過ぎなんだってば。
採算取れないと困るのはわかるが、もうちょっと考えろって。
入場前に検温と消毒はもちろん、マスクを鼻まで覆って下さいと珍しく係員の注意喚起もあり、おお、ちゃんとしてるやん、と
感心したのもつかの間、中の係員は客が密になろうが絵に
近づこうがノーチェック、普通は客側がマナー守ってあまり絵に近づかないで鑑賞するのだが、どうもマナーの悪い客が多く、
絵のド真ん前でべちゃくちゃ喋りながら長居するオバハンやら、
あれだけマスクは鼻まで覆えと言われているにもかかわらず、
鼻丸出しのバカおやじ、そういうのに限って鼻水ズルズルすすって咳してるという、非常に腹立たしい存在が2人いた。
本来なら布マスクも入場を断るべきなんじゃないだろうか。
手作り布マスクはパンツと同じであって衛生用品ではない。
これだけコロナが蔓延しつつある状態でこの程度の対策で
お茶を濁そうとしている主催者にも疑問を感じる。
本当に感染を防ぐ気があるんだろうか。
とはいえ、私の観たかった絵は競争率が低く(笑)、比較的じっくり鑑賞することが出来てその点は良かった。
帰りに、御堂筋のイルミネーションを通りすがりに眺めつつ、
ああもうそんな季節なんだ、とコロナ禍の特異な1年を振り返る。
御堂筋のイルミは、最初は笑うぐらいダサかったんだけど、
年々改善され、今年はとても上品な色合いで構成されていて
綺麗だった。
あとどのぐらい世界中が我慢を強いられるんだろう。
思慮深い人ほどストレスが多くなる矛盾。
なんとかならないかしらね、と。