エピソード・別離 その弐 | 徒然とわ日記

徒然とわ日記

日々の暮らしの中、心に留まった事を綴ります(^-^)
雑記帳みたいなものです。
見てくださったら嬉しいです(^_^)/

ギルドに送ってもらい、氷海にたどり着く。

この地に降り立つのは、エルクを討伐して以来だ。
美しい白銀の世界。
彫刻のように氷の岩がそびえ立つ。
ハンターのみならず、寒さに耐性を持たない生命を拒絶する、厳しい世界でもある。


ホットドリンクを一気飲みし、わたしは地図を広げた。
「2番あたりだよね。」
「おそらくは。」

爺やと2人、雪の中、歩を進める。

「爺や…」

先を行くジョウジに、ワグナーは何故かふと感謝を漏らした。

「いつもありがとう。」

ジョウジはちらりとこちらを見、歩みを止めずにに返す。

「突然何ですか。」

ワグナーははにかむように微笑んだ。
「いや…小さい頃から一緒に居てくれてさ…。」

「若のおむつがとれない頃からお仕えしておりますからな。
流れ者だった拙者に、色々与えて下さったのも、若ですぞ。」

ジョウジは続ける。

「流れていたら、きっと手に入らなかったものを、たくさんいただきました。感謝するのは拙者の方ですぞ。」

ワグナーはまた、嬉しそうに笑い、そうだといいな、とつぶやいた。


エリア1のポポが騒いでいる。
2人は顔を見合わせた。

――いる。

それぞれの武器に手をかけながら、2人はエリア2へ突入した。



――氷海のザボアザギル討伐。

「集会所5のクエストだったので、わたしはそれほど難しいものとは考えていなかった。
ところが。後に知ったことだが、2%の確率で、奴が乱入してくるそうだ。

ワグナーはいったん言葉を切った。
下を向いて、少し黙り込む。