以前述べたように、このカテゴリーに着手する時は既に簡単なエリアを幾つかこなし、そしてとうとう手を付けなければいけないというエリアにたどり着いたという方だと思われます。そのような経験を経てきた方は、既に多く残すもの、処分するものという判断をたくさんしてきたので、その判断能力はかなり鍛えられてきているはずです。ですので、あまり心配なさらずに取り組んでいきましょう。

さて家族の思い出の品を処分するには、ワタクシはデータ化するのが一番だと考えております。
全て画像にしてしまえば収納場所はPCの中で済みます。もしデータ量が多いようでしたら、外付けHDDでも良いですしクラウドに保管しても良いでしょう。そうすればスライドショーなどの機能によって、いつでも様々な思い出とともに過ごすことが可能になるからでございます。


・写真・映像
50代はギリギリフィルムで写真を撮っていた時期がある世代です。
そういった写真やネガがある場合は、スキャン専門店でスキャンしてもらいデータ化して取っておきましょう。
スキャン専門店は検索すれば様々なお店がヒットしますので、皆様のご都合にあったお店を選ばれるとよろしいかと思います。
そういった専門店では卒業アルバムもデータ化してくれますので、一緒に検討してみて下さい。あの大きくて重い卒アルを処分すると、とてもスッキリしますよ。

もちろんご自身でスキャナーやスマホアプリでデータ化する方法もありますので、時間がかかっても一つ一つ楽しみながらデータ化したい方は是非チャレンジしてみて下さい。

 

因みにワタクシはアナログ写真と卒業アルバムは専門店に頼み、2~3か月の納期でデータにして頂きました。費用は8000円ほどだったと思います。それとビデオカメラ(SONY Handycam)で撮った映像でminiDVというタイプのテープで保存されている映像は専門店でMpegに変換していただきました。それも7000円ほどだったと思います。こちらは3週間ほどの納期でございました。

そして、それらデータになったファイルは複数のクラウドにアップし保管しております。

・子どもの作品・賞状
1個1個、スマホで写真に撮っていきましょう。
そのうち、写真に残すもの残さないものも判断できるようになっていきますよ。こういった作品や賞状は実は子ども本人はこだわりが無いことが多いようですが、一応一声かけてから処分してください。

・親族の形見や自分の思い出の物など
祖父母や親・兄弟などから思い出として引き取った形見も捨てられないものですが、これも画像で残しておくのも一つの手です。実物を取っておいても箱の中でどこかにしまわれているだけよりも、気軽にPCから画像を見ることができますので、より思い出を身近に感じることができるようになると思います。自分の思い出の品も同じですね。

そして画像に残したものの実物はどんどん処分していきましょう。

他にも様々な家族の思い出の品があると思いますが、基本は全て画像に残すという方法にチャレンジしてみて下さい。
実物ではなく画像であったとしても、心の中にある思い出はよみがえります。

ここまでどんどん処分を進めてきたことと思いますが、もちろん捨てられないものがある方もいらっしゃるでしょう。
何回でも書きますが、すべてを処分する必要はありません。


ですので、そういった方には少し心が軽くなるようなルールで進めていくことをお勧めいたします。

そのルールは、

特に思い入れのある物ベスト3まで取っておく

というルールです。
尚且つ、そのベスト3はいつも目に届くところに置いておけるものが更にベストです。
そうすれば、普段から思い出とともに暮らすことができ、尚且つ受け継がれていくこととなるでしょう。

もちろん画像に残さずに処分することも、選択肢としてはございます。
画像として残しても、結果そのデータの処分という作業は後々発生してしまいます。思い出は自分の心の中だけで十分という方は、ぜひそのままのスタンスで続けていってください。

いかがでしょうか。
人それぞれに方法はあると思いますのでご自分に合ったやり方を色々試してみて下さい。そんなトライ&エラーの中から自分が望む生活にフィットした方法が見つかると思いますので、諦めずまた一歩一歩進んでいってみて下さい。

 

今回はひとつの方法として書かせて頂きましたが、なにかしら皆様のお役に立てば幸いでございます。