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現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

FESTblogをご覧のみなさんこんにちは、海外事業部の阿部です。
最近は寒い日が多くなってきて忍び寄る冬に怯えています。今回は最近、感動したことについて書こうと思います!


僕は新潟県の柏崎市出身なのですが、電車は一時間に一本あれば多い方でカラオケは知っている限り市内に2店しかありません。僕が中学生の頃には1店舗しかなかった映画館が無くなりました。
住んでいた時は特に不自由を感じることはありませんでしたが、こうして文字に起こしてみると酷いですね…笑

こんな街にも世界に誇れるものがあります、それは原子力発電所です。どういう点か分かりませんが世界最大級らしいです。そんなデカい発電所があるものですから、あの子もあの子もあの子もお父さんは東電勤めという状況でした。
この前の東北の地震の際には、柏崎の原発からも人を派遣することになったらしく僕の友達のお父さんも早い段階から福島に行くことになりました。最近、その友達に話しを聞く機会があったのですが、当時その子はお父さんに「なんでそんな危ないところへ行くの?」と聞いたことがあったそうです。そりゃそうですよね。自分のお父さんが死と隣り合わせのところへ行くのですから…




そのお父さんはこう答えたそうです。


「自分も以前はあの原発で働いていたことがあって、今あそこでは自分の同僚たちが一生懸命闘っている。自分もその人たちの力になりたい。」



言うまでもありませんが、上からの命令で仕方なくといったようなネガティブな動機ではありません。家庭を持っているのできっと色んな思いがあったと思われますが、それでも仲間を想い危険を顧みずに行動するその姿には敬服の念しかありません。

吉田調書問題等で東電末端の社員も非難されることがあったり、世間一般のイメージはプラスなものではないかもしれませんが、確かにあの時あの場所には命懸けで事態の収拾に取り組んでいた人たちがいました。

たしかに当時の東電の対応が適切であったかどうかと言われれば答えはNOかもしれませんが、現場の人たちもひっくるめて非難されるのは何とも悲しいことですね…


自分もいずれはそのお父さんのようなナイスガイになりたいものです!
レポートから逃げ回ってばかりですけどね!

海外事業部 阿部亮太