タリバンとアマゾンから考えてみた。 | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

FESTブログをご覧の皆様
こんにちは。
海外事業部3年大関ひかりです。
最後のブログだと思うと、
迷いすぎていやになったので(笑)、
最近興味のあることを書きたいと思います。


先日、ふとfacebookで次のブログが流れてきたので
読んでみました。

タリバーン幹部からマララへの手紙、全訳
(TokyoSceneryさんより)
http://tyoscenery.exblog.jp/20345239/

私たちがよしとして行っていることが、
違う視点から見るとこう見えているのかと
はっとさせられます。
主張が正しいかはわかりませんが、
グローバル化が進むことで失うものもあり、
そして、それがすべての人に
恩恵を平等に与えているとは思えません。


もう一つ、
パチャママアライアンスという団体があります。
これは、アマゾンのアチュア族が、
自分たちが長く守ってきた文化と自然を
土地と石油の開発のためにうばわれそうになり、
それを守るべくいわゆる現代文明社会に
呼びかけたところから始まりました。
“土地を追われているから助けて”、ではなく、
大量消費の文化である
“現代文明の夢(目指すもの)を変える”ことを求め、
いつまでもこんな消費社会でいいの?
と、アマゾンから問いかけてきたのです。
(参考 http://www.pachamama.org/about/origin)


おお、違うところから見るとこう思うのか!
ってもはや驚きですよね。
グローバル化でひとつの価値観がどんどん広がる中、
それにあらがおう、疑問を示そうとしているのが
立場は違えど、上の二つの例だと思います。


もちろん、経済や社会の発展が世界的に進み
私もたくさんの恩恵を受けています。
しかし、私の生活を支えるべく、
多くの人や自然が犠牲になっています。
また、これをグローバルに進めることで、
すべての人の幸せにつながって入ればまだしも、
格差は先進国でも拡大しています。


今、私は、とある海外の国で生活しています。
いわゆる途上国が目指している社会かもしれません。
しかし、私のまわりには、
年間300万以上を払って大学にいる人がごろごろいる一方
同じ地域にホームレスもいて、
数百個の食料配布をしてもまたたくまになくなるところです。
この国の人たちと同じ消費を全世界がしたら
地球が2つ以上必要だそうです。


今、このままの世界でいいのか、
振り返る必要があるのかなと思います。
もちろん、これからも続けるべきことも多くあるはずです。
でも、本当にそれでみんなが幸せになれているのか、
やり方は間違っていないか、
立ち止まって考えることも必要だと思います。


FESTに入ってなかったら、
こんなこと考えなかったと思います。
これも、支援地住民はなんでもっと自尊心を持って
生きていけないのだろう!!!
という疑問から考えだしたことです。
もっと考えているFESTメンバーに追いつきたくて、
考えていたらこんなこと考えだしたのです。
これからのFESTを応援していますヾ(*´∀`*)ノ
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。


大関ひかり