「疑問を投げかける」ということ | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

おそらく最後のブログになるでしょう。

国内事業部の中野です。


今回はこれまでのFESTの活動の中で常に大切であったと感じている「疑問を投げかける」ということにテーマを絞って書いていきたいと思います。




皆さんも常日頃から気になるところをを相手にぶつけたりなど、

様々な場面で様々なものに対して疑問を投げかけていると思います。



疑問を投げかけるという場面をFESTの活動に当てはめてみると

➀プロジェクトの内容自体がよく理解できなかった場合

➁団体の目的などの根底部分と合致しているのか不明だと感じた場合

➂目的に対して採用する手段が妥当なのかが不明瞭だと感じた場合


と考えているメンバーが多いのではないかなと感じています。


ただ自分が活動をする中で最も重要度が高いと感じたものは、

この中には含まれていません。

それは

➃自分がFESTの活動に取り組むべき根拠を定めるべきだと感じた場合

に行う、自身への問いかけだと感じています。


この➃が実行できている人は、常にFESTの活動をその枠の外から観察し、

新しい取り組みを生み出すことができます。

これはFEST以外でも全ての物事において大切なことだと言えます。


例えば

「途上国の貧困を解決したいです」というのは

学生で国際協力に携わる人がよくいうフレーズですが、果たしてこれに心を動かされるでしょうか?

国際協力に関心がない人から見れば、

途上国なんて自分とはほとんど関係ないし、それより今日の昼ご飯のほうが数倍大事だよ。

となってしまいますよね。

これでは募金も集まらないし、啓発もできないし、メンバーすら集めるのが大変でしょう。



ただ、なぜやらなければならないのか、なぜ自分はその課題に立ち向かいたいのかを

しっかりと語れる人であったなら、

ちょっと募金するくらいの協力はしてもいいかな、と思う人は確実に増えるはずです。



自身の動機を明確にすることは、

自身の成長にはもちろん、周囲への影響力を増すためにも欠かせない作業になると思います。






常に自分の中で「なぜなのか」を問い続けられる人が、一人でも増えればいいな。




駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

おそらく自分はこれが最後ですが、今後ともこのブログをよろしくお願いいたします。




中野康平