スタンリーのお弁当箱 | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

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いつもFESTのブログをご覧いただきありがとうございます!

第四期事務局長の杉山ゆうです。

このブログは
国際協力NGO FESTのメンバーが
日々思っていることや新たな気づきなどをローテーションで綴っています。
普段の活動では国際協力に関するミーティングを行っていますが、
大学や専攻の違うメンバーの考えを知ることができるこのブログは
過去の記事まで振り返って読んでみるのもとても面白いと思います。
これからも大学生のリアルな声をお届けしていきます!

前置きが長くなりましたが
今日は最近観た映画
「スタンリーのお弁当箱」について
書きたいと思います。

この映画は
インドの小学校を舞台に
繰り広げられる日常が描かれています。

「明るく人気者の小学生スタンリーは、家庭事情によりお昼にお弁当が用意されることはなった。昼食の間は一人で過ごし、水道水で空腹を満たしている彼を見かねたクラスメートたちは、自分のお弁当を少しずつ分けていた。しかし、その様子を見た先生の言葉に傷ついたスタンリーは、学校に行かなくなってしまい……。」 (あらすじ シネマトゥデイ)

この映画はスターが歌って踊る長編が主流のインド映画には珍しい
演技経験のない子どもを集めて
シナリオなしに作られた作品です。
インドの社会背景や問題が生々しく
映し出されるシーンが印象的で
私がこれまで行ったネパールやスリランカの貧困層の生活を思い出させました。(きっとフィリピンのスラムとも通じるところがあるはず!)

これから観る人もいると思うので
あまりネタバレしたくないですが、
苦しい生活のはずなのに
素直で明るい
スタンリーの眼差しや言動が
印象深かったです。

どんな国、地域にもスタンリーのような貧しい生活をおくる人がこの地球上には大勢います。
学校には行けても昼食は食べれない
スタンリー。
私なんて生きることの楽しみの一つが美味しい食事なのに。。。

映画って観る人、場所、時によって
受け取り方が全然違うと私は思うのですが、
今の私にはとてもじーんと考えさせられる
部分がありました。(分かりにくくてごめんなさい!)

この映画は最後はインド映画らしく
歌って踊って楽しいエンディングです。
極端でシュールなシーンも多いインド映画ですが…(笑)
また、途中でたくさん出てくる料理のシーンが最高でした。(見終わったら必ずインドカレー食べたくなりますよ)
私は国ごとに味(特徴)のある映画が大好きなのでとても楽しむことができました。

色々な国に行って文化の違いや様々な社会問題について学ぶのも良いですが
日本にいても似たような体験ができる映画は素敵だと思います。

機会があったらぜひ見てみてください。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。