百聞は一見に如かず | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

今週からようやく後期の授業が始まりました。

まだまだ夏休み気分が抜けません。


ブログをご覧の皆様こんばんは。そしてお久しぶりです。

海外事業部教育班3年の久保麻里奈です。



FESTに入会してから、すぐに月日は経ち、あっという間に引退という時期が迫ってきてしまいました。



小学生の頃の私は、新聞やテレビなどで流れてくるニュースを見て、小学生ながらに先進国と貧困国の格差に疑問を抱いていました。

なぜこの子たちは満足に食べることが出来ないのか?

なぜ学校に通うことが出来ないのか?

この格差を縮めることは出来ないのだろうか?

途上国の人たちに私たちが何か出来ることはないのだろうか?

今思えば、この頃の想いがずっと心に残っていたのだと思います。

大学1年生になり、私は積極的に開発経済学の授業やゼミを受けて、途上国について学びました。


そして、どのようにしたら途上国の人が豊かに暮らせるようになるのだろうと日々考えてきました。


そんな中で学生国際協力団体NGO FESTに出会いました。

私は団体の理念やVision , Mission , Valueに惹かれて、FESTへの入会を決意しました。



FESTに入会して、感じたことや学んだことは数多くありました。

その中でも最後にどうしても、このブログを読んでくださっている皆様にお伝えしたいことがあります。

それは、「途上国への支援に少しでも関心があるのであれば、実際に途上国に足を運んでみてもらいたい」ということです。


私は今まで、途上国について興味・関心はあったものの、実際に行くことが出来ず、文字と写真と映像でしか途上国の姿を知りませんでした。

そのため本や雑誌などの筆者の思いや考えを、そのまま鵜呑みにしてしまうことも多々ありました。

もちろんそこに書いてあることが、間違っているという訳ではありません。

しかし、その考えはあくまでも筆者個人の意見や感想であり、自分も同じ風景を見て、同じことを感じるかといったらそうではありません。見方・感じ方は人それぞれです。



私は、今年の夏に初めて途上国を訪れました。

今まで写真では何度も見ていた風景のはずなのに、実際に自分の目で見てみると、見え方も感じることも違うことに気が付きました。

もっと早く現地を訪れることが出来ていたら、自分の今携わっているプロジェクトの関わり方も変わっていただろうなと感じました。


そんな自分自身の体験から、このブログを読んでくださっている、途上国支援に少しでも関心のある方々に、私の想いが少しでも届くことを望んでいます。

最後になりましたが、このブログを読んでくださった方々、マボロ住民の方々、FESTの活動に協力していただいた方々、そしてFESTのメンバー、

今まで本当にありがとうございました。

引退するまであと残り1か月を切ってしまいましたが、最後まで自分に出来ることを精一杯努めたいと思います。

海外事業部 久保麻里奈