私の瞬間 | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

こんにちは。

絶景100選を見てとても感動しています。

山と滝はいいですね、フォトワーク事業部3年山内瞳です。




突然ですが、みなさんは写真が好きですか?
私は自分が好きだと思った瞬間を撮ることが出来る写真が好きです。


写真は暴力的に思われることが多いです、特に悲観的な画を撮るときには。
でも、それは人それぞれがどのようにその写真を捉えるかだと思います。

写真は何らかのメッセージが必ずある。
その人がシャッターを切りたいと思った理由がある。
その理由がメッセージであり、見る方はそれを感じ取ることで
初めてその写真を本当の意味で見たと言えると思います。
ただ同情で見るのか、そのメッセージを伝えることで被写体となる
モノにプラスになると信じるのか。

捉え方で写真の見方は180度違います。



FESTに入ってから写真がもっと好きになりました。
元から写真を撮ることは好きだったけど、ただシャッターを切るだけ。
今思うとつまらない撮り方をしていたなぁ、と思います(笑)

自分が撮りたいと思ったモノ・瞬間をどのタイミングやアングルで
撮ったら、よりそのものをわかりやすく且つストレートに伝えられるのか。
同じモノを撮るとしても人によって写真の印象は変わります。


例えば、道端に咲く花を撮るとします。
上から撮るのか、下から撮るのか、少し離れたところから撮るのか、
花を中心に撮るのか、左右にずらして撮るのか…。
「花を撮る」ひとつでもたくさんの表現の仕方があります。
撮る人が花をどう見せたいのか、花をどのように見ているのか

によって変わってくる。
力強さを伝えたいのか、ぽつんと咲く美しさを伝えたいのか…。
同じ花でも写真によってはメッセージも印象も変わる。


ほら、面白くないですか(^-^)?



また、写真からその人の性格が感じられたりするんです。
シャッターを切りたいと思った瞬間が人によって異なるから、
写真からその人らしさが出る。
「この人の写真好きだなぁ」と思うのは、撮りたいと思う
瞬間の感性が似ているからですねきっと。


ほら、面白いですね!!



すべて私の持論に過ぎませんが、なんとなく写真の楽しみ方を見つけてきました。
でも、写真の難しさも痛感したのも事実です。


特に被写体となるモノが「人」だった場合です。
被写体となる人が写真を暴力的なモノだと感じていたら、写真は暴力になる。
最初と言っていることが矛盾してる!と思われるかもしれません。


紛争地などで撮られてる悲観的な写真によっては、
「撮るな!」と訴えてくる人もいます。

この場合、写真は暴力だと思われていますね。

しかし、当人たちに許可なく撮られたモノばかりではありません。
「撮ってくれ!世界に伝えてくれ!」と訴えてくる人もいれば、
コミュニケーションを取った上で写真を撮っている場合もある。
「よくこんな写真撮れたなぁ」と思うものは、被写体となる人々が
撮影者がいることを受け入れているので自然なありのままの姿を撮れるからですね。
どちらにせよ、快諾の上で撮影を行っているということです。

考え方によってはどちらも暴力に感じられるかもしれませんが、

後者は写真に何らかの可能性を感じ、マイナスには感じていないでしょう。
すべての写真がそうだとは言い切れませんが…。



写真にメッセージがあればいいというわけではない。
撮影者にも被写体にもプラスになることが一番です。


このことに気付くまで時間はすごくかかりました。
これを気付かせてくれたのもフィリピンの人々ですし、
楽しさを教えてくれたのもフィリピンの人々です。
もちろん、共に活動しているフォトメンバーにも。

素敵なご縁に導いていただいたなぁと心から思います。



去年の夏、今年の春と2度の渡航に行っていますが、

写真の撮り方が変わりました。
「活動のために撮る」のではなく「撮りたいから撮る」。
現地の人と接しているうちに好きなモノが増えたからかもしれません。


「はい、チーズ」と言ってポーズをとった写真を撮るよりも、
その1~2秒前にシャッターを切ったりします。
その方がとっても良い顔をしていることが多いんです。
自然の笑顔のままというか、その人の一番最高の笑顔が見れる瞬間。

その人らしさが感じられてとっても好きです。



私はまったくの素人だし、ただの趣味程度だけど、
これからも大切な人たちの大切な瞬間を撮りたいと思います。

そして、そこから何かを感じて頂ければ嬉しいです。
メンバーのみんなも撮らせてね!



最後に…

私たち事ですが、今日はメンバーである

遼の22回目の誕生日!

おめでとーうっ(^-^)




駄文にお付き合い頂きありがとうございました。

今後ともFESTをよろしくお願いします。






フォトワーク事業部
山内 瞳