援助者の在り方 | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

お久しぶりです。書いた記事が全部消えてしまい、涙目でTake2です。
海外事業部の野藤夏美です。
このブログ更新も4回目となりました。

すっかり年長者とまってしまい、会内ではおばさん扱いです。世の中つらいです(笑)


今回なにを書こうか悩んだのですが、わたしがFESTに入って3年間、感じて一緒に歩んできた 不安や葛藤を経て得た自分なりの考えを書いてみようかと思います。

「自分がなぜ国際協力に関心をもったか」
行動として一歩踏み出せた人も、まだ漠然と頭の中にある段階の人も、おそらくなにかしら 思い当たる節があるのではないかと思います。

それは一冊の本やテレビ画面の向こう側の世界との出会いだったり、あるいは なんとなく という人も いるのかもしれません。

ただひとつ言いたいのは、「自分の欲求や動機に素直にあってほしい」ということです。

国際協力を外から見ている人のなかには、偽善だ とか、上辺だけだ とかいう人もいるでしょう。
自分でもよくわからなくなって、悩むときもあるでしょう。

でも偽善だっていいんです。誰かのためだけになりきれなくたっていいんです。
重要なのはそういう自分の欲求や動機を自分で理解していること。

なぜなら欲求や動機は、自分が援助したい対象との関係に無意識的に影響を与えることがあるからです。


そしてもうひとつは常に「共感者」であってください。
そして尊重の気持ちを忘れないでください。

支援をする側とされる側であったとしても、関わった時点ですでにひとつの人間関係です。

わたしたちにとってフィリピンは故郷でありマボロは家です。

自分に対応した共感ではなく、その人になって共感してみてください。

それは文化でもあり、言語でもあり、人間性を考えることでもあります。

話をたくさんしてください。
コミュニケーションをたくさんとってください。


それが上質な国際協力をするために必要なことなのではないかと個人的に思ってます。


概念的な話ばかりになってしまいごめんなさい。

実際的な話は行ってみてぶつかって感じてみてください。それが一番早いです笑


ひとりでも多くの人が怖がらずに国際協力への一歩が踏み出せますように。


2013/4/30 野藤夏美



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