いってきます! | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

みなさん、こんにちは。
二回目のブログ更新、海外事業部の小林です。
バレンタインが終わってしまいましたね。
昨日はFESTの活動日だったのですが、休憩時間には男女問わずみんなでわいわいお菓子の交換会をしていてとても楽しかったです。
とはいっても渡航までの活動はあとわずか。プロジェクト時間中はぴりっとした空気感の中で最終調整が行われています。



3月1日から始まるフィリピン渡航。
今、私が一番楽しみにしているのは夏に出会った子どもたちに再会することです。
そして前回夏の渡航前と大きく異なることは、会議をしながら資料を作りながら企画書を英訳しながら、脳裏に彼らの顔が浮かぶこと。
果たして今やっていることは本当に彼らのためになっているのか、自分たちのジコマンになっていないか、いつもそこに関しての話し合いはとことん気が済むまで終わりません。それがFESTの掲げる現地目線です。


個人的なお話になりますが・・・
なんで国際協力やってるの?昔からよく聞かれる質問です。
今まで私もなかなか明確な答えが見つかりませんでした。
最近気づいたのはその理由は“好奇心”の一言に尽きるということです。
不謹慎に聞こえてしまうでしょうか。


私たちと支援地、フィリピンのスラムに住む人々との間には二つの壁があります。
一つ目は文化や言葉の壁、二つ目は貧困という壁です。
私は自分の好奇心故にどうしてもこの二枚の壁を越えてみたいと思ってやみません。
同じ地球上に住んでいる彼らは宇宙人でもなんでもなくて同じ人間で、もしかしたら私もそこに生まれていたかもしれない、だからどうしても知りたい、知る権利があるし知る義務があると思います。
ただ本で読んでいるだけでは、ニュースを聞いているだけでは、はたまた目の前で見たとしてもたったの2、3時間だけでは分からないです。
あれこれしてはみたけれど本当に自分の中には染み込んでこなかった。
昨年夏の渡航では2週間スラムの人々と関わり続け、やっと1ミリくらいだけど近づけた気がしました。
私は彼らじゃないし彼らは私じゃないから、きっと本当に分かることはできないけれどでも少しでも寄り添えたらと思っています。
今回の渡航ではあと何ミリ、何センチ近づけるか、挑戦だと思っています。



FESTの”現地目線”と私の”好奇心”を追求する有意義な渡航にしてきます。
いってきまーす!


海外事業部 小林愛鐘