青函連絡船船長編集・発行の手作り「連絡船と函館観光ガイドブック」その1 | スプーンの気まぐれ日記

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海峡は本日も「ねんどろ」でしょう。健康のために多少の鉄分も摂ります。

ご訪問の皆様、おはこん(おはようございます&こんにちは)です。

久しぶりの青函連絡船ネタでございます。

 

今回は乗組員(船長)編集・発行の青函連絡船と函館の観光ガイドブックです。

昨年のテレビドラマ「おいしい給食」第3期や絶賛上映中の「名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)」の舞台で注目度高めの街ですが、今からおよそ半世紀前の昭和50年代にこの様な手作りのガイドブックが作られました。発行部数や配布の方法などは調査していませんが、実物とのご縁がありましたので、その詳細を2回に分けてご覧いただこうと思います。

 

とても丁寧に作られており、本書を眠らせておくのは勿体無く感じました。懐かしい湿式ジアゾの青焼きコピーとその紙質のまま手書きの文字や地図、イラストに至るまで愛情込めて作られたのだと思います。製本の状態を見るとどこかの印刷所が関わっているのかもしれません。

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一部色鉛筆と思われる彩色が施してありますが、所有されていた方も大切にされていたことが伝わってくる・・・そんなガイドブックです。

掲載ページの中央から山折りにし、9枚を重ねれば冊子が再現出来ます。国鉄(船員区)の発行物ですので内容そのまま、ページの順番のみ追記した状態で(つまりオリジナル状態ではございません)を掲載しますが、営利目的には使用しないでください。本ブログからの無断転載はご遠慮願います。

 

最初に表紙と1ページです。

渡島半島と津軽/下北半島そして津軽海峡に航路と鉄道、主な観光地などが描かれており、右上の「函館」の文字が函館中心の案内であることを示しています。

隣の1ページは津軽丸型連絡船の船内設備を表にしていますが、サロン海峡の文字が見えることから昭和53年以降の発行であることがわかります。檜山丸と石狩丸の客室に触れている点に注目すると昭和57年以降とも考えられますが、後付け情報の可能性もありますね。

 

あ・・・表紙をよく見たら「函館」の下に'82.7.14と日付が!(恥)

これが発行日と考察出来ますね(^ ^)。

表紙1

 

続いて2枚目(3ページと4ページ)は味覚とお土産案内です。

右ページ下の「ヒトコト」が(^^)。

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3枚目(5ページと6ページ)は当時の函館駅前からバスと市電への乗り換え案内。

ドライバーへの交差点情報もあります。乗用車の航送を行なっている上での配慮でしょう。

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4枚目(7ページと8ページ)から6枚目までは函館主要観光地の詳細案内図となっています。左ページには地図上に①〜④の番号が付き、5枚目と6枚目での案内場所を示しています。右ページはその①で下の方向に函館駅、右手に桟橋があります。1岸・2岸へ船尾が収まる様に線引きされているのが微笑ましいですね。駅前の地図は現在でも残る建造物が少し(拓銀のビルやニューオーテなど)見られます。

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5枚目以降(後半)は次回に載せたいと思います。

ご覧くださいましてありがとうございます。