血圧・血流の変化 | 齋藤涼太のブログ

どうも、齋藤です!

 

前回から「血圧」の話をし始めて、今日は「血圧ってどうなったら変化するのか?」「血流って一定なのか?」「血圧ってどうやって決まるの?」っていう部分を話していくよ!

 

(前回までの記事はこちら👇)

 

 

まずはおさらいみたいな感じで。

「血圧」は血液が血管の内側の壁(内壁)に加える力のことでした!

 

血流が勢いよければ血圧は高くなるし

血流が緩やかなら血圧は低くなる

 

血流って血液の量にも関係してくるけど、心臓から血液ってどのくらい送り出されているのか?

 

1分間におおよそ4.9ℓ!!

(※成人の心拍数を70回/分とした場合)

 

約5ℓってものすごい量よね。

これは安静時の数字で寝ている時やリラックスしているときはもう少し少なくなって、スポーツや運動をしている時にはもっと増えるよ!

運動している時はそれだけ必要酸素量も増加してくるからね!

 

送り出される血液量が違うのはもちろんだけど、おもしろいのは安静時と運動時でその血液の体内での分配比率が変わってくるってこと!

ちなみに運動時の血液量は安静時の5倍!笑

 

分配比率を見てみると

安静時は肝臓や消化器官、腎臓というように「内臓系」と「脳」への分配比率が高い。

 

運動時の分配比率は一気に変わり、骨格筋や皮膚への分配が全体の80〜85%と大部分を占めるようになってる。

逆に「内臓系」への分配比率はガクッと下がっている。

 

これは運動時にたくさん使われる筋肉に酸素を送らないと動けなくなってしまうのでこのような分配比率になってる。

運動時は消化器関係を活発にする必要があまりないため比率をガクッと下げても問題ない。

 

こんなのが人間の身体の中で自動的に切り替わってるのってものすごいよね(笑)

 

運動時の血液量の増加で勘違いしやすいのは1回心臓がギュッてなった時に押し出される血液の量が多くなってるのではなくて

「心拍数の増加」によって1分間に送り出される量が多くなってるの!

 

だから運動すると時には心拍数が上がってより多くの血液を心蔵から送り出すことによって各器官(主に筋肉)に酸素を運んでいっている。

 

さっき血液の量が血圧に影響するって話したけど、それ以外にも血圧に関わる要素がある。

 

それは主に3つ!

 

・血管壁の弾性:血管の硬さ

・血管の内腔径:血管内の広さ

・血液の粘性:血液の粘りけ

 

この3つの要素がどうなったら血圧が高くなるのか低くなるのかをまとめたのがこちら!

 

・血管の壁が柔らかいのか硬いのか

・血管が広いのか狭いのか

・血液がサラサラなのかドロドロなのか

 

これらを「抹消血管抵抗」と呼ぶらしい!

 

つまり血圧は

 

「1分間の血液量」×「抹消血管抵抗」

 

で求められる!

 

でもそれは覚えなくていいと思う(笑)

 

どちらかと言うと抹消血管抵抗の3つの要素を覚えておいた方がいいかな!