糖尿病で本当に怖いのは合併症!?〜Part2〜 | 齋藤涼太のブログ

どうも、齋藤です!

 

前回は糖尿病の病気そのものよりも糖尿病になった先の「合併症」が本当に怖いと話しました!

その中でも罹患率が高い「三大合併症」を話したので、今日は違う合併症について話していくね!

 

簡単なおさらいとして三大合併症はこんな感じだったね!

 

■三大合併症(通称:しめじ)

し:神経障害  め:網膜症  じ:腎症

 

(詳しくはこちら👇)

 

 

今日は通称「えのき」と無理矢理きのこ繋がりにしたようなネーミングの部分を見ていくよ!

 

■通称:えのき

え:壊疽(足の壊疽)

の:脳梗塞

き:虚血性心疾患(心筋梗塞)

 

これ考えた人まぁまぁ無理矢理当てはめたなぁ笑

 

上図を見てもわかるようにこれらは全て「動脈硬化」が原因で発症してしまうからまずは「動脈硬化」から見ていくよ!

 

人間の身体には「動脈」と「静脈」がある。

簡単に伝えると

動脈:心臓から身体の末端へ向かっていく

→心臓から血液と一緒に身体中に酸素や栄養素を運んでくれる。

 

静脈:身体の末端から心臓へ向かっていく

→二酸化炭素や老廃物を酸化した血液と一緒に運んでくれる。

 

■動脈硬化

動脈の血管が硬くなって弾力性が失われた状態のこと。

肥満・喫煙・運動不足・飲酒などの生活習慣が原因で血管の内側にプラークがついたり血栓が生じたりして血管が詰まりやすくなってしまう。

 

動脈硬化を発症してしまうと下記のような流れで「通称:えのき」と呼ばれるような症状が起きてしまう。

 

動脈硬化が起こる→血液が流れにくくなる→血液が詰まってしまう→その先の臓器や細胞に血液や酸素が行き渡らなくなり障害を引き起こしてしまう

 

動脈硬化とその先の流れがわかったのでここから「えのき」を簡単に話していくね!

 

【足の壊疽】

足への血管が動脈硬化になり血管が硬く狭くなることで足への血流が悪くなってしまった場合に起こってしまう。

最悪の場合、足の切断の可能性もあるという恐ろしさ、、、

 

【脳梗塞】

動脈硬化もしくはその他の原因で脳の動脈が詰まってしまい、血液がいかなくなって脳が壊死してしまう病気。

片方の手足の麻痺やしびれ、呂律が回らない、言葉が出てこない、視野が欠ける、めまい、意識障害など様々な症状が”突然”現れ、重症度は人それぞれだけど多くの場合後遺症が残ってしまう。

 

【虚血性心疾患(心筋梗塞)】

心臓(心筋)が酸素不足になり壊死する病気。

心臓の筋肉を取り巻いている「冠動脈」は心臓に血液と酸素を送っていて、これが動脈硬化によって血液を送ることができなくなることで心筋は酸素不足となり、心筋細胞が壊死してしまう。

 

 

今回話した「えのき」のうちの「脳梗塞」と「虚血性心疾患(心筋梗塞)は日本の死因第2位と第4位になっているくらい割合が多い病気。

 

これらは「糖尿病」からくる「動脈硬化」が原因で発症している場合が多い。

そして「糖尿病」「動脈硬化」のどちらも「生活習慣」を変えることで予防できる病気でもある。

 

普段の生活習慣を変えるだけでこのようなリスクを減らせるならぜひ早いうちから今の生活習慣を変えてみて!

遅すぎるってことはないけど、早いに越したこともない!