夜明けのすべて
映画は大好きですが、映画館に足を運ぶのはボヘミアン・ラプソディー以来!!
原作(瀬尾まいこさん)が好きだったのと、主役2人の予告動画がとてもすてきだったので、わくわくしながら館内へ。
119分という、決して短くない上映時間が、本当にあっという間に感じました。
PMS(月経前症候群)・パニック障害という重いテーマを扱っていながら、同志のような2人とそれを包み込む周囲の対応が本当に柔らかく、優しい。
栗田科学で働く人たちはもちろん、一瞬しか登場しない俳優さん(丘みつ子さん、宮川一朗太さんなど)も映画に無くてはならない印象を残していて、演じるってすごいなと感じました。
上白石萌音さんと松村北斗さんの、恋でも友情でもない、絶妙な距離感、きっと監督と何度も何度も話し合いながら作ったものなのでしょう。見事でした。
十人十色なPMS。
私の場合は「掃除魔」になるのが症状でした。
月経直前からとにかく汚れが気になる。
コンロを磨いたり、部屋の断捨離をしたり、掃除×掃除!
ふとそんな話を今は亡き母にしたら、「お母さんもそう!」と言ったので、お互い大笑い。
掃除なら家もきれいになるし、人に迷惑かけないし、良いよね、なんて話したと思います。
もっとそういう話を母としておけばよかったなあ、と今さらながら思います。
年明けから本当に良い映画を観ました。
入場特典のしおりももらったし、パンフも買ったし。
パンフ見ながら、ああ、もう一度観に行こうかなと思っている自分がいます。
まだご覧になっていない方、ぜひ。