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equal-pulleyを使ってシマニョーロ化

某SNSでGROWTACのequal-pulley(イコール・プーリー)という製品が紹介されていて一目で魅了されてしまった。


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これは、カンパニョーロのシフトレバーでシマノのドライブシステム(ディレイラーやブレーキ等の
駆動系)を使用可能にするパーツ


今まで、シフトメイトというパーツが存在するのは知っていたけど、

ディレイラーに接続するケーブルに取り付けるため不自然な上に、ワイヤーの引き量を調整するために
無理な取り回しをしているようで、食指がどうも動かなかった。


このequal-pulleyは、カンパニョーロのErgoPowerのシフター内の
パーツを取り替えるだけでワイヤーの引き量をシマノSTIと同等にすることができる。

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カンパニョーロとシマノの
互換性の問題を解決する非常にスマートな方法
だと思う。



GROWTACのウェブサイ
トには、開発経過なんかも掲載されている。


デザインも、見えないところに使うパーツにもかかわらず、
アルミの削り出しを使った贅沢な作りで赤と青の綺麗な色に彩色されていて感動モノ

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うっかり某店で発見してしまい、割高にもかかわらず即座に購入してしまった。
(通販だと3700円程度、定価は4300円くらい)



おまけに、シマニョーロする気もなかったのに、このパーツを使ってみたいがために
カンパニョーロのErgoPowerShifterまで購入してしまった。


シフターの交換に当たっては、お店でやってもらえるような使い方じゃないので、
自分でワイヤーの交換から調整までやってみたけど、あっさりとシマニョーロ化に成功して拍子抜け。
自分で実装して調整までやったにもかかわらず、変速もスパスパと決る完成度


こんなパーツを待っていた人は、他にも沢山いると思う。
個人的には、経済産業省のグッドデザイン賞なんかで表彰したいほど。


開発者の努力に感謝です。

TIAGRA カセットスプロケット 30T CS-4600-10s

ティアグラがついに10速対応になって、しかも超ワイドレシオの最大30Tの
スプロケットが発売されると聞いて、早速情報を探してみた。

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なんだか、MTBみたい。


あちこちで、話題になっているみたいだけど
今の環境で互換性があるのかよくわからない。


私は、フロントがコンパクトクランクの50-34T、リアに、CS-4600を導入すると12-30Tなので、
リアディレイラーに求められるのは、トータルキャパシティーが34Tの性能が必要


今のリアディレイラーは、トータルキャパシティーが29Tなので全く足りない。


噂によると、CS-4600に適合するリアディレイラーはシマノ105シリーズのRD-5700の
マイナーチェンジ版 RD-5700Aというものが30Tに適合するみたいです。


しかも、RD-5700Aならショートケージ(プーリー間の短いやつね)でも大丈夫そう。


そこまで、わかると矢も盾もたまらず欲しくなったので、
昼休みを利用してRDを捕獲してきました。

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普通に売っていたので、結構流通してるのかな。



ところが、化粧箱を見てみると、微妙に探しているものと違います!

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最大30Tは対応しているみたいですが、
トータルキャパシティが33T(?)で一コマ分足りません。

必要なのは、トータルキャパシティー34Tです。




マイナーチェンジ版のさらにマイナーチェンジ版なのか?

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店主もわからないようなので
ものは試しと人柱覚悟で買ってみます。



説明書です。

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「最大30T対応、トータルキャパシティー34T以下」との標記!



探していたものはこれでした!


それにしても、別の意味で「shimanoクォリティー」を初体験です。


商品の基本性能について、化粧箱と説明書で内容が異なるとか、もう。ね


WEBの製品情報にも掲載されていないわけですね!



(6月24日追記)

新TIAGRAの30Tのスプロケットは
10速専用のホイールには装着できません

ソースは私自身です。

スペーサーを外さないとロックリンクを回すことができませんでした。

ご注意ください。

ジュニアスプロケット(CS6600)

少しでも坂が楽に登れるようにロードバイクのスプロケットを交換しました。
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スプロケットとは、自転車の後輪についているギアのこと。
今のロードバイクであれば、10段のギアがついているのが普通です。


デフォルトでは、歯数が11-25までのギアがついていることが多いと思いますが、
中年の私が自転車に乗るのは、健康管理のためで、速度を競うレースに出る訳でも
ありませんので、11歯のトップギアを踏んで走ることはほぼありません。


また、ヒルクライムのレースなんかでは、歯数が多い方がギア比で楽ですし、
坂の勾配に合わせて、細かくギアを使い分けることで、効率的に坂を登ることがで
きることを期待しました。


そんなわけで選んだのが、シマノのジュニアスプロケット
正式には、Shimano製スプロケットの CS-6600シリーズのうち
ジュニアサイズのことです。


正確な情報は未確認なのですが、発育途中の児童の膝に過度な負担がかからない
配慮がされているとか


製品では5種類用意されていて、13-25tから最大16-27tなんていうのもあります。


今回は、最大の16-27tのものを選んでみました。

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歯数は、「16-17-18-19-20-21-22-23-25-27t」ですが、トップの一枚は交換可能
なので、別に14tのギアを買って交換した結果
「14-17-18-19-20-21-22-23-25-27t」というギア構成になりました。

14tのギアは別売で売っています。

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ここで、大問題が発覚です。

このジュニアスプロケットですが、10速専用のハブには装着出来ないのです。
ハブとは、ホイールの車軸についているスプロケットをはめ込む部分のことです。
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自転車のギアは、7速、8速、9速、10速とギア数が増やして進化してきました。
最近では、イタリアのカンパニョーロからは11速が出てきています。

で、何が問題なのかというと、ジュニアスプロケットは通常の10速のスプロケットよりも
厚みがあって、10速専用のハブには厚過ぎて装着できないのので、8速や9速用のハブの
ついたホイールを探す必要があるのです。


ちょっと、よくわかりませんね


この辺りは、シマノの製品情報をよく見てもわからないのです。
(ひょっとすると、マニュアルのどこかに書いてあるのでしょうけれども)


つまり、ギアが8速又は9速から10速に進化するとき、ギア全体の厚さは、逆に薄くなったのです。

そのため、10速専用のハブには、8速又は9速のギアは取り付けられません。

反対に、8速又は9速のハブには、10速のギアを取り付けると、ハブの方が長さがあるので
ガタつくことになります。

したがって、ジュニアスプロケットを取り付けるためには、8速又は9速用のハブがついた
ホイールを用意する必要がある
ということです。


私は、ホイールに10速用に購入したEaston EA90 SLXを愛用しています。
したがって、このままではジュニアスプロケットを取り付けることができません。


仕方が無いので、9速用のホイールが手に入らないかインターネットで探していたところ
思いがけない情報に出会いました。


Easton EA90 SLXの旧年式のものは、8速から10速まで対応できるモデルがあったのです。
もっと簡単に言うとは、8速・9速用のハブに10速用のスプロケットを取り付けるためには、
ガタつきを防ぐために、厚さ1mm程度のスペーサーを噛ませただけのものです。

私のホイールは、まさにこのタイプでした。

さっそく、スプロケットを外してみると、10速用スプロケットのためのスペーサーが
見つけられました。

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ジュニアスプロケットを装着してみます。
やっぱり、大きいですね。

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