今回の旅行で絶対に訪問したかった場所がトレゴスナン茶園です。
「紅茶の国」イギリスは殆ど輸入に頼っており、気候条件から自国での栽培、製造は行われてこなかったのですが、英国展でイギリスにも茶園が存在すると知った時から、ずっとずっと訪問してみたいと憧れていた場所です。
トレゴスナン エステートは今回訪問したコーンウォール地方にあり、茶園のある場所はその一部です。
朝ホテルからタクシーで指定の場所に降り立ったところが、絵にかいたような空間。
水面にはボートが浮かんでおり、ぼんやり眺めているだけで浄化されそうな雰囲気でした。
写真で十分伝えきれない気がします。
白鳥が…!🦢
夜露が青草にベールをかけたようで何とも言えない
美しさ。
ロゴ入りの一輪車もかわいい
待っていると、スタッフの方が来て温かく迎えてくださいました。
いよいよガーデンツアーです。
30年前、ここで茶の栽培を開始した時から関わっているスタッフの1人、ロブさんが案内してくれました。
トレゴスナンは14世紀頃からボスコウェン一族の領地。その広さはウィリアム王子の領地よりも広いそう。茶園のあるあたりは地形の関係で茶樹栽培に適しているそうです。
夏は涼しく、冬は温かく、霜が降りない一帯があり、茶の栽培を始めるずっと前から実は茶樹が育っていて、南向き斜面で日当たりも良いそう。
湖みたいに見えるのですが、それは実は川でした。
しばらく歩いたところに、栽培を始めるにあたり試験的に植えた茶樹が並んでいました。
芽が出ていたら摘み取りができますが、奇跡的にいくつか出ていたので摘ませてもらいました!
ロブさん曰く、ここの樹はコロナ禍で手入れができなかった時に伸び過ぎてしまったから今年の冬には刈り込みたいとのことです。そろそろ刈り込みしている頃でしょうか。私たちの身長ほどもある茶樹に分け入って摘んでくれました。
これは日本の樹で、見学に来た人が日本と聞くとこぞって摘むんだよ、と説明してくれた木もありました。
トレゴスナンの茶園に来ることができただけでなく、茶葉を摘むという感動体験。
その後、テイスティングをして茶葉を購入、お茶を飲みながらロブさんと色々なお話をして本当に本当に幸せのひと時でした。
そして私はここで、さすが産業革命の起きたイギリスだなという感動と衝撃を受けました。
栽培に向けて、世界の茶園を2年かけてリサーチ、本格的な開始後もチャレンジを続け、伝統も守りつつAIを導入した機械の独自開発など。
来てくれる人がいたら嬉しいとの事でしたので、チャンスがあればぜひおでかけください✈️
最後までお読みくださいましてありがとうございました。