「一条工務店 床暖房 固定資産税」で本ブログを訪れる人が多いようです。

 

固定資産税の時期ですものね!

 

そう言われると私も気になったので、計算してみました。

 

※ 計算多めな内容です。すみません!!

 

 

なお、以下の固定資産税の話シリーズの続きとなります。

 

 

 

 

全館床暖房

 

一条工務店さんの特長といえば、全館床暖房ですね。

 

文字通り生活スペースのほぼ100%をカバーしていながら、リーズナブルです。

 

 

 

なんと、お風呂もカバーしていますので、徹底ぶりがうかがえますびっくり

 

ただし、階段と土間は対象外です。

※ 寒冷地域は土間もカバーしているようです。

 

他に、お風呂の湯船の下、お手洗いの便器の下、収納や壁の下など、あっても無駄な部分は床暖房なしです。

 

 

 

計算にあたって

 

固定資産税を計算するにあたって、床暖房の施工面積がとても重要となります。

 

しかしながら、我が家は一条工務店さんに建てて頂きながら床暖房なしの異端児なので、残念ながらどのくらいの面積で計算すれば適切なのか不明です・・・泣き笑い

 

 

そこで再び、スナフキンさんのお家を例として採用したいと思います。

 

 

 

本記事の家屋評価調書を拝見させて頂くと、

  • 2階建
  • 登記面積 152.37㎡(46.1坪)
  • 床暖房設備 99.68㎡(30.2坪)

だそうです。

 

床暖房の施工面積は、全体の65.5%みたいですね。

 

 

 

計算してみた

 

固定資産税の計算方法は、以前記載しました。

 

 

 

一応再掲すると、【①再建築費評点数】×【②経過年数に応ずる減点補正率】×【③評点一点当たりの価額】×【④税率】です。

 

 

まず①ですが、令和6年時点の「固定資産税評価基準」を見てみると、

  • 床暖房設備
    15420点
     
  • 施工の程度
    0.8~1.2
    ※ 余程の事が無い限り、1.0で計算してOKです
     
  • 床面発熱方式
    ※ スナフキンさんの時代は、電気式2.0、温水式1.0で計算していましたが、令和6年では本項目はなくなりました。

なので、15420点 × 1.0 × 床面積99.68㎡ = ①1,537,065点です。

 

 

次に②は、多くのご家庭は1年目80%、2年目75%…、25年目以降20%です。

※ 木造住宅の場合。非木造住宅は、およそ40年以降が20%。

 

 

次に③は、令和6年時点の「固定資産税評価基準」より

  • 物価水準による補正率
    0.95
    ※ 大都市は1.00で、一部地域は0.90で、非木造家屋は1.00
     
  • 設計管理費等による補正率
    1.05
    ※ 非木造家屋は1.10

なので、1円 × 0.95 × 1.05 = ③0.99円です。

※ 地域や非木造の違いで、0.94~1.10円と幅がでます。

 

 

最後に④は、都市計画税がない地域であれば1.4%です。

 

 

つまり1年目の固定資産税は、①1,537,065点 × ②80% × ③0.99円 × ④1.4% = 17,042円です。

 

25年目以降なら4,260円ですね。

 

 

床暖房の面積が30坪の場合の計算ですが、結構いいお値段だなぁと思います昇天

 

 

 

 

その他の計算結果

 

せっかくなので、他の面積の場合の固定資産税も、計算してみました。

 

 

ただし、例外が結構ありまして

  • 「都市計画税あり」、は0.3%で計算しています。
    地域により0.1~0.3%と幅がありますので、とりあえず最大値です。
     
  • 【②経過年数に応ずる減点補正率】は、25年で20%になるように計算しています。
    ただし特に、非木造家屋だとおよそ40年で20%になります。
    条件によってかなり税額にズレが出る事に注意が必要です。
     
  • 【③評点一点当たりの価額】は、0.99円で計算しています。
    なのでもし大都市(札幌・特別区・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡)なら、1.06倍してください。
    逆に一部地域(盛岡・福島)は、0.95倍してください。
    もし非木造家屋なら、1.11倍してください。
     
  • 「新築住宅に係る税額の減額措置」は考慮していません。
    本来は築3~7年以下だと固定資産税が半額になる措置がありますので、もう少し安くなります。
     
  • 「物価上昇」は考慮していません。
    極端な話、毎年6%ずつインフレしている状態ですと、固定資産税は1年目の金額のまま一生下がりません。
    まぁ上がる事はありませんので、その点はマシかもしれませんが・・・。
 
ということで上記の様に、変動要因が色々とあります。
 
 
 

我が家の場合

 

おまけ。

 

もしも我が家が床暖房を採用していたとしたら、を計算してみました。

 

 

我が家の1年目の固定資産税は(軽減前で)114,669円です。

※ 固定資産税が誤っていた件、より

 

 

 

一方で、我が家の床面積は約106㎡です。

 

もしも床暖房を採用していたとすると、施工面積が65.5%だとして約21坪です。

 

ということは、1年目の床暖房の固定資産税は、上の表より11,869円ですね。

 

これは9.38%を床暖房の税が占めていることになります。

 

私は結構いいお値段してるなぁと感じたのですが、いかがでしょうか?

 

 

そもそも我が家の建築費用は約2600万円です。

 

床暖房を追加すると、オプション費用は 2万円 × 延床面積32坪 = 64万円です。

※ 2021年契約の場合。別途消費税が必要。

 

つまり、建築費用に占める床暖房の割合は、せいぜい2.40%となります。

 

 

こう考えると、固定資産税の評価において、床暖房については随分と過大評価されていることが分かりますね。

 

もしくは、一条工務店さんの床暖房は、驚くほど安価だと言うことも出来ます。

 

 

最後に結論ですが、床暖房の固定資産税は高い、と個人的には思います。

 

 

終わり。

 

数字ばっかりの内容でしたが最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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