今年は3年に1度の、固定資産税の評価替えの年ですね!

 

でもそもそも、評価替えって何だ?と思って調べてみましたニコニコ

 

 

なお以下の、固定資産税の話シリーズの続きです。

 

 

 

 

我が家の固定資産税

 

我が家の2024年の「固定資産税 課税明細書」は、次のように書かれていました。

  • 価格(評価額) 8,190,664
  • 課税標準額 8,190,664
  • 軽減税額等 57,334
  • 固定資産税額 57,335

 

詳細は省略しますが、価格が決まれば自動的に固定資産税が決まりますので、今回は価格に着目したいと思います。

 

 

そこで家屋の価格を振り返ってみたところ、次の通りでした。

  • 2023年 8,190,664
  • 2024年 8,190,664

 

土地の価格は、次の通りです。

  • 2022年 5,353,705
  • 2023年 5,338,730
  • 2024年 5,321,258

 

土地は1年早く取得したので、2022年は土地のみです。

 

土地の価格は下がっていて、家屋はそのままですね。

 

【年々下がる土地価格】

 

 

 

評価替えとは?

 

次に、評価替えについて。

 

高松市さんから我が家に届いた資料によると、

土地・家屋の価格(評価額)については(中略)固定資産評価基準に基づいて決定します。

土地・家屋の評価替えは、3年度ごとに行われます。

令和6年度は、評価替えの年です。

 

ということで、今年は価格が変わると思っていたのですが・・・

 

 

 

先述の通り、土地の価格は今年だけでなく毎年下がっています。

 

家屋は価格がそのままでした。


 

言ってることと実態が一致しないのはなぜ?昇天と思って調べてみたら、どうやら後述する内容が原因のようでした。

 

 

 

土地の価格

 

以前、土地の価格(というか固定資産税)の計算方法について書きました。

 

 

 

簡単に説明すると、土地の価格(評価額)は地価の70%ぐらいになります。

 

そして土地の価格は原則、3年に1度見直され(評価替えされ)ます。

 

 

ところが我が家は毎年、価格が下がっています。

 

これはどういう事でしょうか?

 

 

 

実は「据置年度の下落修正措置」というものがあって、地価が下がった場合は毎年、価格を見直すという措置があります。

 

※ 地方税法附則第 17 条の2より。総務省さん|固定資産評価のしくみについての資料によると、平成9年以降はこのようになっているようです。

 

この措置のおかげで、我が家は毎年価格が下がっているようですニコニコ

 

 

 

ちなみに余談ですが、地価が上がった場合は3年に1度、価格の見直しを行います。

 

ですが価格が急上昇した場合でも、固定資産税の上昇はゆるやかになるように、負担調整措置というものがあります。

 

三鷹市さん|負担調整措置とはより

 

いつかは本来の税額になるのですが、急には増えませんので、そこはご安心ください笑ううさぎ

 

 

 

 

家屋の価格

 

以前、家屋の価格(というか固定資産税)の計算方法について書きました。

 

 

 

再掲すると【①再建築費評点数】×【②経過年数に応ずる減点補正率】×【③評点一点当たりの価額】です。

 

 

我が家の場合、①は10,341,748点です。

※ 多分。逆算して求めました。

 

②は木造家屋なら一般的に、築1年 80%、築2年 75%…、築25年以降 20%です。

※ 家屋によって築20年で20%だったり、築35年で20%だったりします。

 

③は木造家屋なら一般的に0.99円です。

※ 大都市は1.05円で、一部地域は0.94円です。

 

つまり①×②×③で、家屋の価格(評価額)は8,190,664円となります。

 

 

 

ところで、②が毎年減少するので、本来は毎年価格が下がるはずです。

 

ところが評価替えは3年に1度と決められていますので、価格が下がるのは毎年ではなく、3年毎となります。

 

※ 誤っていたらご指摘お願いします!!!

 

よって固定資産税も3年に1度しか下がりません。

 

・・・ガッカリですよねプンプン

 

 

 

価格下がってないぞ?

 

ところで最初の話に戻ると、2024年に評価替えがあったはずなのに、価格に変化がありません。

 

これはどういう事でしょうか?

 

 

 

実は評価替えの際は、物価変動も考慮されることになっています。

 

すなわち、【①再建築費評点数】×【②経過年数に応ずる減点補正率】×【③評点一点当たりの価額】×【④再建築費評点補正率】です。

 

 

④ですが、2024年は木造家屋が1.11で、非木造家屋は1.07です。

 

八幡市|令和6年度固定資産税等についてのお知らせより。2021年は木造家屋が1.04で非木造家屋が1.07だったのに。ウッドショックが大きく影響したんでしょうか?

 

 

つまり我が家に当てはめて計算すると、価格

  • 2023年
    10,341,748点 × 80% × 0.99円 = 8,190,664円
     
  • 2024年
    10,341,748点 × 75% × 0.99円 × 1.11 = 8,523,410円

 

という事で、2024年の価格の方が大きくなってしまいました。

 

 

このように前年の価格を超える場合、今年の価格は前年の価格に据え置くこととされています。

 

よって我が家の価格は、2023年も2024年も同額になったと思われます。

 

 

 

・・・上記の通りなので、固定資産税も下がりませんでした。

 

ガッカリですムキー

 


 

おわりに

 

実は去年の段階で、土地の価格が下がったことが気になっていました。

 

ずっとなんでだろう?と思っていたので、今回調べてみてスッキリしました笑ううさぎ

 

 

次に家屋の価格ですが、築1年は80%、築2年は75%というように毎年下がっていくものだと思っていたのですが、評価替えは3年に1度しかないのでした。

 

これだと築25年で20%になるのではなく、築26年で20%になる計算ですね不安

 

※ 事務処理の負担軽減のために3年に1度なのだと思いますが、今時手計算もないと思いますので、毎年下げてくれたら良いのにって思います。

 

 

あともう1つ、物価変動を考慮されるのも知りませんでした。

 

これは下手したら一生価格(固定資産税)が下がらない事もあり得ますね。

 

まぁ価格が上がる事もないと知れたので、物価が上がっても損することはないのですが、気持ち的には嫌だなぁと思います・・・。

 

 

終わり。

 

複雑な内容でしたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!