基本情報技術者試験 -39ページ目
両方とも PMBOKに載っているスケジュール短縮技法です。

いやどちらかというと、プロジェクトが計画通りに進まなくなった時、実際に取る手法といえるでしょうか・・

クラッシング」は、           によると、「コストとスケジュールのトレードオフ(一方を追求すると他方が犠牲になるような両立しえない経済的関係)を分析し、最少の追加コストで最大の期間短縮を得る方法」とされています。

例えば、本当に単純な例をあげてみましょう。
1つのプロジェクトが3人/月と見積もられました。スケジュールを1人でこなすと3ヶ月かかります。
2ヶ月で工期を終了したい場合、単純に考えると、1人月分の追加コストを投入することで、1ヶ月のスケジュールを短縮させることになります。

「追加コストを投入する」というのは、実務的には、人を追加したり、法に抵触しない程度に残業をしたり、という感じになります。

ただ、「資源を追加することで期間を短縮することができるクリティカルパス上のアクティビティにのみ有効」で、必ずしも、よい結果が保障されるものではありません。


ファスト・トラッキング」は、「本来は順番に進めていくアクティビティなのに、後続アクティビティを先行アクティビティと並行して実行することでスケジュールを短縮する方法」となります。

例えば、システム開発のプロジェクトであれば、すべての設計が完了する前に実装を開始するとか、実装がすべて完了する前にテストを始めたり、といった感じでしょうか。
もちろん、設計に変更が入ってしまうと、実装作業もやりなおす可能性があるというりスクが発生します。
これも、スケジュール短縮の決定版ではなく、逆にスケジュール延長を起こす可能性があるということを、考えて置かねければなりません。

参考引用:PMstyle 

実際のところ、これらの技法名は知らなくても、現場では臨機応変に対応していることだと思います。
情報処理技術者試験では、基本的にPMBOKの用語が基準とされるので、言葉は覚えておくとよいでしょう。
目標の達成するためには、成果物を完成させるまでの必要な作業を過不足なく洗い出す必要があります。
PMBOKではWBS(Work BreakdownStructure)を使用して、作業を細かく分割した構成図を作成しています。
つまり、WBS(Work BreakdownStructure)とは、プロジェクトマネジメントで計画を立てる際に用いられる手法の一つで、プロジェクト全体を細かい作業に分割した構成図になります。

ネットで検索してみると、ツリー形式で書かれたものと、リスト形式で書かれているものがあるので、一応確認してみるのがおススメです。
わかりやすいのは こちらかな?
ITPRO  WBSの作成例
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120214/381670/?SS=imgview&FD=55059667&ST=upper

「作業分割構成」「作業分解図」などとも呼ばれます。

平成25年秋試験 問52の選択肢の説明ではこのWBS(Work BreakdownStructure)を使う目的は、「作業を階層に分解して,管理可能な大きさに細分化する。」こととなっています。

PMBOK Guide to the Project Management Body of Knowledgeの略称
非営利のプロジェクトマネジメントの組織である「プロジェクトマネジメント協会 (Project Management Institute)」(略称PMI)は、国際的にプロジェクトマネジメントの標準策定、資格認定、交流などを行っていますが、そのPMIが「各種プロジェクトマネジメントに関する知識を体系化してまとめたもの」をPMBOKとして発行しています。4年に1度の改定があります。(最新版は2013年1月英語版のみ)
日本でも、プロジェクトマネジメントの専門用語やガイドラインが提供されており、言葉の定義を統一することで、分野や国の違いによるコミュニケーションミスを防ぐということに貢献しています。

このPMIが制定しているPMBOK(第3版)の定義では、
プロジェクトとは、独自の製品、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である。」
と述べられています。

つまり、日常行われている業務や運用、活動は、特に期間の設定がないため、「プロジェクト」とは呼ばれないということです。
ただ、特定の期限までに特定の建築を行う、製品を開発する、システムを構築する、などは個々のプロジェクトとして考えることもできます。

(参考:「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」プロジェクトマネジメント)