『孫子の兵法』を読み直しました。

 

紀元前770年以上といわれる春秋時代に活躍したとされる

兵法家孫武が著したとされるそうです。

 

一貫しているのは、

戦争はやむにやまれる状況で致し方なくするもの。

しょせん、だましあいであり、

戦うからには、正攻法ではなく奇襲で勝て。

勝てない相手とは戦わずに逃げよ、という主張。

 

新渡戸稲造が日本人の精神として

世界に訴えた「武士道」とは真逆ですね。

 

■義、勇、仁、誠、名誉、忠義。僕たちは

「武士道ス」ピリットに立ち返るべきだと思う。

 

 

第三次世界大戦の足音が近づく現代。

子供たちの未来を思うと、心がザワザワします。

声をあげること含め、一人ひとりができる

アクションをしていきましょう。


****************************


・兵は詭道なり

  戦争は、しょせん、だまし合いである


・逃げるのは積極戦略

  撤退とは反転攻撃に出るための準備である


・敵を知り己れを知れば、百戦して殆うからず


  敵を知り、己れを知るならば、絶対に敗れる気づかいはない。
  己れを知って敵を知らなければ、勝敗の確率は五分五分である。
  敵を知らず、己れをも知らなければ、必ず敗れる


・戦いは奇を以って勝つ

  敵と対峙するときは、「正」すなわち正規の作戦を採用し、
  敵を破るときは、「奇」すなわち奇襲作戦を採用する。


・利を以って動かし、卒を以って待つ

  乱戦、混戦のなかでは、治はたやすく乱に変わり、
  勇はたやすく怯に変わり、強はたやすく弱に変わりうる。

  治乱を左右するのは統制力のいかんであり、
  勇怯を左右するのは勢いのいかんであり、
  強弱を左右するのは態勢のいかんである


・勢に求めて人の責(もと)めず
 
  戦上手は、何よりもまず勢いに乗ることを重視し、
  一人ひとりに過度の期待をかけない。それ故、
  全軍の力を一つにまとめて勢いに乗ることができるのである。
  勢いに乗れば、兵士は、坂道を転がる丸太や石のように、
  思いがけない力を発揮する。

  丸太や石は、平坦な場所では静止しているが、
  坂道におけば自然に動き出す。
  また、四角なものは静止しているが、
  丸いものは転がる。
  

・上善は水のごとし

  水は入れ物に応じて自由自在に形をかえる。
  「兵の形は観ずに象る」


・兵は詐を以って立つ


・疾(はや)きこと風のこどし

  疾風のように行動するかと思えば、早しのように静まりかえる。
  燃えさかる火のように襲撃するかと思えば、
  山のごとく微動だにしない。
  暗闇に身をひそめたかと思えば、万雷のようにどとろきわたる


  風林火山

  武田流軍学の特徴は、正と奇、静と動の組み合わせにあった


・死地に陥れて然るに後に生く

  兵士に任務を与えるさいは、説明は不必要である。
  有利な面だけを告げて、不利な面は伏せておかなければならない。
 
  絶体絶命の窮地に追い込み、死地に投入してこそ、
  はじめて活路が開ける。

  兵士というのは、危険な状態におかれてこそ、
  はじめて死力を尽くして戦うものだ


・韓信
  
  漢の高祖に仕え、用兵の転載とうたわれた武将

  町のならず者にからまれて「股くぐり」をさせられ、
  "ならぬ堪忍するが堪忍"の好例


・「始めは処女のごとく、終わりは脱兎のごとし」


・「史記」の作者司馬遷
  
  「戦争というのは、正攻法で相対し、奇策をもって勝ちを収めるごしものだ」


・五種類の間者

 郷間 - 敵国の領民を使って情報を集める
 内間 - 敵国の役人を買収して情報を集める
 反間 - 敵の間者を手なずけて逆用する
 死間 - 死を覚悟のうえで敵国に潜入し、ニセの情報を流す
 生間 - 敵国から生還して情報をもたらす

*********************************************************

 

すべては、日本の上司を元気にするために。