先週土曜日は、師とあおぐ米倉誠一郎教授の

米倉誠一郎先生退官記念シンポジウムでした。

 

教え子にとどまらず、経済界にもファンの多い米倉師匠だけあって、

神保町の一橋会館の大ホール400人満員の大盛況。

 

暗黙知の世界的権威・野中郁次郎教授との対談や

ストーリーとしての競争戦略の楠木健教授による

パネルトークなど、終始笑いに溢れて

知的興奮満載の2時間半でした。

 

ただ、63歳で一橋大学を退官し、

今回70歳で法政大学も定年退職する米倉師匠ですが、

まだまだ未来への野望満載!

 

4月からはデジタルハリウッド大学に移られ、

アニメなどジャバニーズコンテンツによる

ビジネスイノベーション加速に挑戦されるとか。

 

僕も1期生として学びましたが、

SIS(ソーシャル・イノベーションスクール)を

立ち上げ、自らをドンキホーテになぞらえるなど、

いついくつになっても大望を胸にチャレンジし続ける姿勢に

刺激受けくまりです。

 

野中教授いわく

「キミ(米倉師匠)は、まったく論理的じゃないけど、

 歴史をやっているから、物語るので面白いんだ」

 

楠木教授いわく

「米倉さんは、大学教授として研究しているのではなく、

 運動している。いろんな人の心に火をつけている放火魔だ」

と話され、会場爆笑の渦でしたが、まさにそうかも^^。

 

微力ながら、僕も後に続き、

次世代が希望を育める人材育成に邁進し続けます。

 

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米倉誠一郎先生退官記念シンポジウム

 

 

 


■第一部
対談 何のために学問をするのか


  野中 郁次郎氏
  一橋大学 名誉教授

  米倉 誠一郎氏
  法政大学ビジネススクール 教授|一橋大学 名誉教授

経営は楕円だ。円環ではだめだ。

コンセプトクリエイション

Whatは言えても
Whyは難しい

事実を事実としてベラベラ喋っても面白くない
物語がないといけない

コンセプトと現場の対話

回り道なんてない



■第二部
最終講義 幕末発・シリコンバレー経由・ソーシャルへ

    :無駄足・無駄働きなどない

プロセスイノベーションからプロダクトイノベーションを生み出すのは難しい

コネクティッド ドット

1966年 シリコンバレーの衝撃 
分からないことは分かるためには、やってみるしかない
若いほうが若い

数打つゲームの制度設計

エクセレントカンパニー
企業と言うのは結局人間なんだ

社会主義は富の分配には向いているけど、
富の創造は出来ない。資本主義。
ただし、格差が生まれる

利益を目的にしてはいけない
ただし、利益をあげなければいけない

『社会貢献でメシを食う』

66歳のベンチャーおじさん
ドンキホーテ

ムダメシ、ムダな道、ムダバタラキはない

2024年4月から
デジタルハリウッド大学院へ

事実にはロマンはない

処女作に還る

直感に従おう
判断基準は「面白いか、面白くないか」「やるか、やらないか」

Only crazy people can change the world

■第三部 
イノベーション研究の未来と大学の役割


楠木建
一橋ビジネススクール PDS寄付講座競争戦略特任教授


青島矢一
一橋大学 イノベーション研究センター長・教授


ケネス・ペクター
法政大学ビジネススクール 教授


島本実
一橋大学大学院 経営管理研究科 教授


高田朝子
法政大学ビジネススクール 教授


米倉誠一郎
法政大学ビジネススクール 教授|一橋大学 名誉教授


高度成長期の成功体験に引きづられて
→誰も経験してねぇじゃねえか


日本的経営の源流


研究ではなく、運動
いろんな人の心に火をつけている放火魔


法政大学大学院GBS 学生15人
やる気、夢のある人
罪を憎んで人を憎まず


研究する時間よりアドミニの時間がとられる
野依教授 アメリカでは教授1人に8人の助手
      日本では教授8人に1人の助手


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すべては、日本の上司を元気にするために。