テレワークしながら、僕たちの血税(国債)の使い道を決める

コロナ禍の世界大恐慌再来に対峙する

補正予算を決定する国会審議に耳を傾け

要所要所で凝視し続けています。

 

僕は、共に働く仲間たちには、

FeelWorksの経営方針は「命>生活>仕事」で、

みんなを一日でも長く守る!

一人ひとりも自分と家族の命を第一にSTAY HOMEし、

そのうえで会社が吹き飛んでしまう将来リスクにも備えてほしい、

とメッセージ続けています。

 

これは、国家の議論になっても同じだと思います。

 

何よりまず、命を守るため自粛を徹底。

新型コロナウィルス感染症の

治療薬やワクチンの開発への投資。

 

次に生活を守るため、

社会インフラの保持とキーワーカーの皆さんへの支援

さらには雇用調整助成金の徹底拡充。

 

仕事を創る投資は最後だと思います。

 

こう考えると、3番目より1番目の予算が配分が少ない

補正予算の比率を見ると、

優先順位が明らかにおかしい。

 

1番の新型コロナウィルス感染症の

治療薬やワクチンの開発への投資が少なすぎる。

 

また、2番、僕の専門である雇用やキャリアにおいては、

現場で働く人たちの雇用を守る

雇用調整助成金の仕組みが複雑すぎる。

そもそも"雇用調整"という名前がヘンです。

「雇用を守る助成金」というのが正しいコンセプトのはずです。

 

なんといっても欠陥は

この雇用調整助成金の申請・受給手続きは

あまりにも煩雑・複雑すぎて、企業経営者や人事が

担うのはほぼ無理なことです。

 

必定、専門家の社会保険労務士さんに頼ることになるのですが、

その専門家の皆さんからも悲鳴が上がっています。

私の知り合いの社労士さんたちからはこんな声も。

 

「雇用調整助成金につきまして社会保険労務士にお願いしましょう、
ということで、いとも簡単におっしゃるが、
これって連帯保証付き、しかも、

名前公表、5年間の助成金申請停止と、実に厳しい。


おまけに、政治家の口からは、
8330円の上限は厳し過ぎるからあげましょう、とか、
90パーセント支給でなく、100パーセントにしましょう、
とか心地よいことを言われる。
 
ところが、出てきた案は上限は8330円でそのまま、
そして、60パーセントまでは90パーセント支給で、
60パーセント超えた部分は100パーセントにしましょう、
しかも、4月8日からということで、またまた、ややこしくなっている。
しかも、正式には、5月上旬に発表します、となる。
 
ところが、企業は4月給与を休業手当も含め払わないといけないから、

そんな悠長なことを言ってられない。いったい、休業手当をいくら払うか、

見切り発射しないといけない。
 
さらには、助成金が支給されるもととなる計算式と、

実際に従業員に払う計算式が違うから、一般の人には実にわかりにくい。
しかも、計画届、申請書は月の給与締めごとということで、各月ごとに作成する。
 
よくわかってない助成金センターやハローワークの窓口は大混乱。
郵送はダメということで、3密どころではない」

 

「怖くて、顧問先以外は、お手伝い出来ません。
いま、助けて欲しい企業のお手伝いをしたいですが、
従業員を巻き添えにするには、あまりものリスクです。
緊急事態にあまりにもコロコロ変わる制度、
 
もう疲れました。
 
行政の現場は非常勤職員が、感染リスクを背負って頑張っていますが、
ほとんどなにも答えられない。
今日行ったら、相談は予約で、1か月後と言われたようだ。

私達も戦場ですね」

 

「私も顧問先以外はお断りしているのが現実です。

大変申し訳ないのですが。コロコロ変わる制度に

現場の皆さんが振り回されています。

 

医療現場に比べたらと思いますが、

事業主の皆さん、行政の担当者、

皆さん本当に頑張っていらっしゃいます。早

 

くおさまってほしいと願いながら、

淡々と自分のできることをやるだけかなと感じてます。

このあとに来るHappyは

きっと大きいものに違いないと信じて。​​​​​​」

 

現場を知らない政治家に振り回されて、

社労士の皆さん、窓口の非常勤職員の皆さん、

企業で働く皆さんに痛みが広がり続けています(涙)。

 

平時と非常時の役所の手続きは全く異なるものにしなければ

いけませんが、全くそうなっていません。

 

性悪説に立って不正を防ぐという常識は今は捨てるべきです。

真面目に事業をして収益を出し雇用を守ってきた企業、

真面目に働いて給与を得て来た会社員を

性悪説で見るのはやめるべきです。

 

性善説に立ちスピードを上げて支援すべきです。

 

危機管理のスピードが上がらず

国中が大混乱するすべての原因は、この未曽有の危機時に

トップのリーダーシップ不全だからだ思います。

なんだか、9年前のフクシマの悲劇を彷彿してしまいます。

 

何より、リーダーが現場をわかっていない、かつ

現場をグリップできていないことが致命的です。

 

僕も一経営者として憤りを感じることしばしばですが、

とはいえ、経営者は100%自責でなければいけません。

文句言ってる暇があったら、

大切な仲間たちとその家族を守るために戦わなければいけません。

 

いまは、まさに多くの人たちに

ウィルスと収入面のダブルパンチで

命の危機が押し寄せてきています。まさに戦時下です。

 

救えるはずの命が人災で救えなかったと後悔しないよう、

一人ひとりが情報戦を戦わなければいけません。

みんなで支え合って生き残りましょう!

 

すべては、日本の上司を元気にするために。

-----------------------------------------------------------

上司力・キャリア・人材育成・働き方・雇用のヒントを動画で発信中♪

FeelWorks前川孝雄のYouTubeチャンネル

▼よろしかったらチャンネル登録してください▼

-----------------------------------------------------------

■最新刊 新書1位 4刷決定!☆

 

 

 

■『採れない』『辞める』『育たない』から抜け出す、中小企業のための『働きがい経営』

 

 

 

■人生100年! 自分のための働き方改革を! 好評発売中!

 

 

■アマゾンリーダーシップ1位

 

 

 

 

■アマゾン企業経営1位、書店でも売行き1位続々♪

 

 

 

■ありそうでなかった実務入門書、好評発売中♪■

 

 

■逆年功マネジメント時代の到来を先取りしたマネジメント本

 

 

 

■見開き完結1テーマで図解解説!新任管理職研修の教科書

 

 

■リアルなケーススタディで上司力アップ!

 

 

 

 

 

■新入社員研修 働く心構えを学べる教科書決定版

 

 

■いちばん実践的な報連相の教科書

 

 

■韓国・台湾でも使われる、前川孝雄 衝撃のデビュー作

 

 

※(株)FeelWorksの活動は、以下でもチェックください
◆FeelWorksのホームページ ◆