ふだんは企業内での

経営層・管理職層の皆さん向け講演が多いため、

昨日は、今年初の、僕自身が登壇する公開セミナーでした。

 

テーマは、部長の「部下を育て・活かす」上司力
 
「上司力」というコンセプトにこだわって
10年以上、様々な企業現場を伴走しながら、
真理を探究し続けていますが、
課長の上司力「課長力」と、部長の上司力「部長力」は
異なるということ。
 
課長層であれば、直接、非管理職層のメンバーと接し
育て活かすことが求められますが、
部長層以上になると、直接接するのは
課長層以上の管理職層です。
 
そのため、直接接して育て活かすのは
課長層となり、非管理職層の現場メンバーには
直接接しない場合が多いはずです。
 
もちろん日常的な労いや声かけはあってしかるべきですが、
仕事を任せ、指導し、相談の乗るなどの上司としての行為を
してしまうと、課長層の仕事を奪うことになり、
現場メンバーからしても誰に指導を乞いながら
仕事をすればよいのか混乱してしまいます。
 
でも、課長から部長に昇格して間もない頃は、
課長層の指導力にイライラしたり、
現場の士気をどうあげればよいのかなども気をもむばかりでしょう。
 
部長は直接現場メンバーに働きかけることなく、
でも、部長の意図以上に現場が自律的に動き、
組織力が最大化していくために
何をすればよいのかを考え実行し続けけなければいけません。
 
社会に出て会社で働くようになると、
人は3つのステージをステップアップしていくことになると僕は考えています。
 
まず第一段階。
入社し若手から中堅になるまでの非管理職のステージは
「自分」を動かす仕事
でプロフェッショナルになっていきます。
 
やる気を持ち、知識・技能を身に付け
任された仕事を自分自身で成し遂げていくのです。
 
第二段階。
課長に昇格し部下を持つステージです。
「人」を動かす仕事
でプロフェッショナルになるのです。
 
そして第三段階。
これが部長以上経営層の仕事も根っこは同じです。
「組織」を動かす仕事
でプロフェッショナルになっていくのです。
 
もちろん、第一段階を極めて
プロフェッショナルになることは可能です。
研究者や技術者などで専門性を極めてスペシャリストの道はあります。
 
ただ、僕は思うに、
その道は相当狭い関門になる一方です。
AIやロボットが進化していくと、
知識や技能の蓄積は人間より分があります。
 
なので、そこに不安が残る人はやはり、
「人」を動かす仕事、「組織」を動かす仕事の
能力を鍛える方を意識したほうがよいのではないでしようか。
 
部長層以上になると
現場メンバーに直接働きかけないため、
組織が動く仕組みや仕掛けを戦略的に考え実行していかなければならないのです。
 
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東京タワーが見渡せる天空のセミナールームにて。

 

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すべては、この国に「人が育つ現場」を取り戻すために。

 

 

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