本日付け2017年1月17日の読売新聞にて、

好評連載「前川孝雄のはたらく心得」第35回を書きました。

 

 

約3年続けてきたこの連載も、今回が最終回になりました。

 

本業の合間をぬって、渾身の原稿を書き続けるのは

毎回苦行のようでしたが、でも最後と思うと、

なんだか寂しく、最終回の原稿には気合いが入りすぎ、

原稿やゲラのやりとりでは何度も手直ししてしまい、

ご担当のIさんにはご心配をおかけしました(汗)。

 

将来の可能性にあふれる、この国の若者の皆さんに

最後に何をメッセージしようかと考えに考えぬいた結果、

決めたテーマは

「価値を生み出せる人になろう」

にしました。

 

世は働き方改革真っ盛り。

生産性向上や同一労働同一賃金が叫ばれるなかで、

一見、労働時間が短くなり、給与も上がるのではと

勘違いしている人もいますが、

実はそうではありません。

 

これまで、日本の雇用はメンバーシップ型で、

正社員は年功序列で、後払いで給料が上がり

職務範囲などもゆるやかでした。

 

日本が右肩上がりの時代は

このプラスの面が活きたのですが、

成熟の時代で多様化が進む現代においては、

無限定の働き方となり、うまく機能しなくなってきています。

 

 

そのため、欧米のジョブ型になびきはじめ、

職務や勤務地や勤務時間がきっちり決められ、

その分だけ働き、その分だけ報酬を得る

という雇用になりつつあります。

 

僕個人的には、ジョブ型がすべて是で

メンバーシップ型が古いという考えは行き過ぎだと感じています。

 

ジョブ型のよいところを取り入れた

ハイブリッドメンバーシップ型になるべきだと考えていますが、

昨今は振れ幅が極端な時代です。

 

そう考えると、

若手の人たちは、ちゃんと価値を発揮できる人材に

成長していけなければ、未来は開けないということに

一層なっていくでしよう。

 

育ててもらって当たり前という気持ちを戒め、

日々、仕事の目的に照らして自律的に創意工夫しながら、

世のため人のために役立てる人になっていってほしいと強く思います。

 

 

 

 

 

すべては、この国に「人が育つ現場」を取り戻すために。

 

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